ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

ロックアレンジの一般常識

2010-11-15 19:01:36 | Weblog
よくあるアレンジの中で、ちょっとかっこいい
知的なロックアレンジの出所を案外,
誰も知らない。

バンプ オブチキンのこのYouTube
http://www.youtube.com/watch?v=g2WpG1e2V9s

こういうスタイルの元を探ると。
************

これの元になるアレンジを生み出したのは、U2
http://www.youtube.com/watch?v=ZdpwvVBXdfQ&feature=related

ギタリストの『エッジ』は、グルーブするリズム隊に
空間系のエフェクトとシンプルなリフを複雑に繰り返すことで
独特の世界を作った。

空間系をしっかりとりいれたグループの初代といえば、U2の前に
ポリスのギタリスト『アンディー=サマーズ』だろう。
police の「walking on the moon」
http://www.youtube.com/watch?v=zPwMdZOlPo8

『Message In A Bottle』も代表的なスタイル
http://www.youtube.com/watch?v=vLFF2P8fInI&feature=related

アンサンブルにレゲエのドラミングを入れ、革新的なロックドラムだったのだ。

*********
つまり、今の世の中、コード進行があれば、
『U2風に』『ポリス風に』というぐらいは、基礎知識の一部だと思う。
テクニック的にはシンプル。
しかし、音楽のこういうこまかい部分に目を向けなければ、
こういう発想に至らないと思う。

*********
ちなみにこのスタイルの『シンプルイズベスト」と言ったムーブメントは
パンクロックというものが流行った時代にリンクしていると思う。

有名なのはセックス=ピストルズ
http://www.youtube.com/watch?v=JQkActP-isE

しかし、本人たちがテクニックが無く、
「音楽」というよりカルチャーだったと思う。
*********

こういういわゆる「シンプルでストレート」&「高いメッセージ性」の元になっているのは、
ジョン=レノンだと思う。
ジョン=レノンこそ、ロックのロックたるものを始めた人なのだ。
と僕は思う。アルバム『ジョンの魂』を聞いて欲しい。

http://www.youtube.com/watch?v=vTkc1aKAVYY

*********
ロックの精神があるとすれば、こうところだと思うのです。

*********
僕は、同様に アンディー=パートリッジ(バンドはXTC)も同一線にいると思う。
アルバム「オレンジ&レモンズ」を必ず聞いて欲しい。

http://www.youtube.com/watch?v=depsFULhqV8&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=5Da9sc6YDBo&feature=related










この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さじ加減を大事にする | トップ | 消費と音楽 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事