深度計予備回路

どこまで行けるか模型生活!
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分解と復元

2008-10-21 08:51:35 | キャラドール
「ちょっとやってしまった殿様」は、切腹を免れる為に、事態の収拾にあたるのです。

えーーっと?んーーーーーーー?
よぉわからんが、この俄然細かく練りつけた、髪の毛パーツを、バラシテ、仕上げるのか???
都合30本くらいになってるぞ???

実際こんだけ細かい分割になってるばあい、
「いっぺんにばらすと、流石に元の形に復元できません」

だもんで、5本一束くらいにばらしつつ、「松平 健」の、時代劇スペシャルを横目に黙々と、削るーん

えーっと、うちの作り物の仕掛けを知らない人には、何を言ってるのか解らないので、
ゆーるく、解説しますのだ。

人形首作りで、先ず真っ先に取り掛かるのは、「顔」
更にソレを、首の形に成型してから、髪の盛り付けするわけなのだ。

ケースバイケースで、前髪から取り掛かる事もあれば、うしろから形にしたりするのですが、
うちの基本は、細かい髪のパーツとか、遊んでも折れたり欠けたりしないTOY仕様なので、
ワンオフ物の髪の毛パーツは、「セメンダイン社 プラスチック用エポキシパテ」を使います。
これは、やらかく固まって、壊れにくいし、切削性も程ほどにイイカンジ。
生硬化させてから練りつければ、適度な「腰」が出るので、髪の毛パーツの練りつけに上手いのです。

作業は単純、資料を眺めながら、左手に首を持ち、右手でパテをシラスジャコのように伸ばして、
「なるべく絵の通りに」くっつけて、ヘラで練りつけてゆきます。

こんなもんじゃろーって具合に成ったら、いったん置いて寝ます。

翌日には硬化してますから、練りつけた前髪を、顔から注意深く剥がします<剥がれます。

その後、今度は、その前髪を、「練りつけたシラスジャコ単位」に、引き剥がして分解していきます。

なんとこのパテは、生硬化後に練りつけたパーツ単位に綺麗に剥がれてくれるのだ!

それを、組むとき間違えないように、順番にならべて、一個一個削って成型して、
今度は、古代土器の復元のごとくに、また組み付けてゆくのです。

聞くと邪魔臭そうですが、ポリパテの削りだしとかより、「無計画且直感的」に、
形が出せるし、谷になった部分の仕上げとか、複雑な形状のパーツも、成型しやすいのだーーーーー

「ちょっと粋な、成型具合」とかで、遊びながら、作業してると、わりとイメージどうりのパーツが出来上がるのだ。


「俺も人形作りたいけど、人形の髪の毛パーツって、上手く削りだせないよーー」って人は、
いっぺんためしてみてください、けっこう「あっけなく」出来ますから!<失敗したらまたやればええのです

まぁ、それはええとして、髪パーツが出来たついでに、いっそ顔も新EDにあわせて、改良してみるのでござる。

これは、どこがどうってもんでもないのですが、なんとなく気になってるとこを、素敵に成型。

まぁ、猫娘「塗る前は、可愛くないどころか、いっそ怖い」ので、いまは何も言えないのですが・・・・

たぶんどうにか成るでしょう・・・・・・・たぶんだけどーーーー

 <<<でも 切腹は嫌だーーーーーーーーーーー!>>>