徳島県における広域化計画の「白紙撤回」のニュースについては、3日前までまったく知りませんでした。ネットで検索をしてみると村長選挙の前にも新聞社の報道が行われていました。広域化計画には徳島市も参加しているので、地元では11月1日の村長選挙の行方に注目が集まっていたようです。
そこで、記事の中から広域化計画の「白紙撤回」に至るまでの新村長のコメントを備忘録に残しておくことにします。
ちなみに、前村長(63歳)は村の元職員、新村長(58歳)は農業協同組合の元職員とのことです。
◆徳島新聞 2015.10.20
10月7日の「励ます会」には約200人を集め、「村民の声を十分に聞いて(計画への)賛否を決める」と、対話を重視する姿勢を強調。支援する村議4人が応援弁士を務めた。
◆徳島新聞 2015.10.27
「村民が知らないうちに(ごみ処理施設建設計画を)勝手に進め、村が真っ二つになってしまった」と計画の進め方を批判。「計画を白紙撤回し、村民と情報共有しながら議論を尽くして結論を出す。皆さんの手で計画を止めましょう」と、住民の意向を尊重する姿勢をアピールし支持を呼び掛けた。
◆毎日新聞 2015.10.28
佐那河内村長選 告示 ごみ処理施設の是非争点 前職と新人一騎打ち
「対抗馬がいない」と見込んで、辞職して出直し選挙に臨もうとしたのだろうが、そうはいかない。何とか悪政を断ち切らなければならない。
◆徳島新聞 2015.10.31
佐那河内出直し村長選 2候補最後の訴え、11月1日投開票村内奔走
「(広域ごみ処理建設)計画は前村長が独断で決めたことで、なかったことにする。村民を第一に考えた村づくりに取り組みたい」と訴えた。
※前村長の敗因を考えると、やはり広域化計画に対する行政と地元住民や地元議会との「対話」が足りなかったようです。なお、このブログの管理者は市町村が議会や住民との「対話」を軽視して行政マターでごみ処理計画を策定するのは「行政の自殺行為」になると考えています。