550人以上が参加したブラジル沖縄県人会創立90周年記念祝典で大会アピールの横断幕を広げる訪問団=ブラジルのサンパウロ市内(県提供)
ブラジル沖縄県人会創立90周年記念祝典並びに祝賀芸能祭が4日午前10時(日本時間4日午後10時)からブラジル沖縄文化センターで開かれた。県内から新里米吉県議会議長や城間幹子那覇市長、宜保晴毅豊見城市長ら訪問団が出席したほか、ブラジルの県系連邦下院議員ケイコ・オータさん、在サンパウロ日本総領事中前隆博氏らをはじめ、ブラジル県系人関係者ら550人以上が参加した。
県文化スポーツ統括監の照喜名一さんは翁長雄志知事の祝辞を代読し「先人たちはさまざまな困難を乗り越え団結し、互いに助け合い、今日のブラジル沖縄県人会の礎を築かれた」と功績を振り返り「2世、3世と次世代が先人たちの築いた生活基盤を守り発展させ、ブラジルの良き市民として政治・経済・教育・文化などで活躍されていることは、県民にとっても大きな誇りである」と次世代の努力をたたえた。第6回世界のウチナーンチュ大会への参加も呼び掛けた。
照喜名統括監から県系人の功労者を代表して、現ブラジル日本文化福祉協会会長の呉屋春美さん(63)=西原町出身、90歳以上を代表して比嘉良一さん(92)=国頭村出身、100歳以上を代表して新城トシさん(103)=名護市出身=らに感謝状が贈呈された。
最後はサンバからのカチャーシーというブラジルならではのコラボレーションで会場は盛り上がった。/【琉球新報電子版】