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【三線講座】【初心者向け】赤田首里殿内を弾いてみよう! by いーどぅし かーなー

2020-10-03 23:25:42 | 三線

【三線講座】【初心者向け】赤田首里殿内を弾いてみよう!

一.
あかたすんどぅんち くがにどぅーるーさぎてぃ
赤田首里殿内 黄金灯籠提ぎてぃ
〈首里赤田村の首里殿内に 黄金に輝く灯籠を提げて〉

うりがあかがりば みるくうんけー
うりが灯がりば 弥勒御迎
〈それが明るく灯ったらば 弥勒菩薩をお迎えしよう〉

(囃子)しーやーぷー しーやーぷー みーみんめー みーみんめー
    ひーじんとー ひーじんとー いーゆぬみー いーゆぬみー
二.
あがりあかがりば しみなれーがいちゅん
東明がりば 墨習が行ちゅん
〈日が昇ったら 学校に参ります〉

かしらゆてぃたぼり わうやがなし
頭結てぃ給り 我親加那志
〈髪を結って下さいませ 私の親御様〉

     (囃子)

三.
だいくくぬみるく わがしまにいもち
だいくくぬ弥勒 我が島に往もち
〈だいこくの弥勒 私の島にもおいで下さい〉

うかきぶせみそーり みるくゆがふ
御拡きぼせみそーり 弥勒世果報
〈そして広めて下さい 弥勒の太平の世「ゆがふ」を〉

     (囃子)

四.
みちみちぬちまた うたうたてぃあしぶ
道々ぬ巷 唄歌てぃ遊ぶ
〈道々のそこかしこ みんなが唄を口ずさむ―平和な世の中〉

みるくゆぬゆがふ ちかくなたさ
弥勒世ぬ世果報 近くなたさ
〈弥勒の「ゆがふ」が近くなったようだよ〉

     (囃子)

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赤田首里殿内(あかたすんどぅんち)は、現在の沖縄県那覇市首里赤田町において、琉球王朝時代から石川家を中心に行われてきた祭礼「弥勒御迎(みるくうんけー)」で唄われていたワラビ童歌。

昭和初期に途絶えていたが、1994年(平成6年)に復興された。

現在では沖縄民謡曲として三線と一緒に歌われたり、沖縄都市モノレール(ゆいレール)の首里駅の案内音声にオルゴール音に編曲されたものが用いられたりと、今なお沖縄県で親しまれている。

八重山で歌い継がれている弥勒節の一つ。

 

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