ピーチアビエーション(大阪府、森健明最高経営責任者)は25日から、新規路線の那覇―新千歳(北海道)、那覇―仙台(宮城県)の運航を始めた。
新千歳路線の初便に合わせて、同社のスタッフや沖縄観光PR大使・花笠マハエちゃんらが搭乗客を那覇空港で出迎えた。
新千歳発の初便は、定員180人中166人と約9割の搭乗率だった。仙台発路線にも166人が搭乗するなど人気となっている。那覇―新千歳は同社国内線の最長距離路線で、約2400キロを3~4時間で運航する。那覇―仙台は、格安航空会社(LCC)として那覇空港から東北地方に就航する初めての路線となる。
新千歳発の初便に搭乗した男性(81)=札幌市=は「これまで飛行機を乗り換えて沖縄に来ていたが、これからは便利になる。初便に搭乗できて良かった」と話した。
同社が沖縄に就航する路線は全5路線となった。政府の観光支援事業「GoToトラベル」の効果もあり、沖縄関係路線の全体の搭乗率は10月が6割、11月は7割と回復基調にあるという。