2万1千年前の全身骨格など十数体分とみられる約千点の人骨が発見された石垣市の白保竿根田原(さおねたばる)洞穴遺跡で、県埋蔵文化財センターは2日午前、一般向け現地説明会を開き、最後の発掘作業を公開した。30人が参加した。
同遺跡は新石垣空港の敷地内にあり、空港建設に伴う調査で2007年に発見された。その後始まった発掘調査で、数多くの人骨が見付かり、旧石器時代の全身骨格発見は八重瀬町の港川人(約1万8千年前)以来で、東アジアで最古となる。この時代の遺跡で十数体分に及ぶ規模としてはアジアで最大という。
見学した市民らは「驚いた。ロマンを感じる」「住んでいる場所にこれほど貴重はものがあったなんて」と感動していた。【琉球新報電子版】
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