前帯に馬の首型を挟み「ユイユイ」とはやし立てながら踊る女性たち=31日、那覇市辻(ジャン松元撮影)
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旧暦1月20日に繁栄や五穀豊(ほう)穣(じょう)を祈る「旧二十日正月(はちかそーがち) じゅり馬祭り」(主催・辻新思会)が31日、那覇市辻の拝所前で開かれた。
壮麗な衣装に身を包んだ女性たちが踊る「ジュリ馬」を一目見ようと、県内外から約600人の観客が駆け付けた。
女性たちは、木の板で馬の頭をかたどったものを衣装から下げ、曲の合間に「ユイユイユイ」と掛け声を入れながら、ジュリ馬を披露した。
奉納舞踊の前には、商売繁盛と豊作を願い、神人(カミンチュ)らが集落の拝所を巡り、米などを供えた。
実行委員長を務めた辻新思会の上江洲安明理事長は「県内外の人に見てもらい、ジュリが存在した歴史についても認識してもらえたと思う」と語った。
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