石垣島でリゾート開発などを手掛ける石垣島白保ホテル&リゾーツ(石垣市、識名安信社長)が同市白保に高級リゾートホテルの建設を計画していることが13日までに分かった。客室は、ホテルとヴィラ合わせて計201室。現在、開発許可を申請中といい、地元の理解を得た上で2018年春ごろ着工し、19年内の開業を目指す。
場所は白保集落の北側に位置する東海岸沿いの自社有地で、敷地面積は約3万9600平方メートル。延べ床面積1万5501平方メートルの計画で、鉄筋コンクリート造4階建てのホテル棟165室とヴィラ棟36室の建設を予定している。
計画を進めるに当たり、同社は2月に住民説明会の開催を予定。昨年8月には白保集落の役員らと意見交換会を開き、自然環境や周辺の景観に配慮するなどと説明した。開業後は地元雇用を優先、地元生産農家の農水産物を活用した地産地消に努めるという。
一方、建設予定地の東側海域には世界有数のアオサンゴ群落が広がっていることなどから、開発による環境への影響を懸念する声もある。
識名社長は地元合意とともに環境保全を最大限考慮すると強調。「地元の意見と真摯しんしに向き合い計画を進めたい。石垣で生まれ育ち、地元を愛する人間の一人として環境を守りたい思いは一緒。保全も一緒に考えながら共存共栄を図りたい」と話している。
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