4月2日、パリ市内でパリ三線会の発表会が行われた。
会場はフランス国立東洋文化研究所で、日本語学科学生のサークル「でじま」の芸能発表会内。
三線会は2009年から始まった。
1年半ほど前に同研究所の教室で練習会ができるようになってからは、一気にフランス人学生の会員が増えた。
発表会当日は18人が参加、そのうち16人のフランス人唄者が舞台に立った。
会を率いるフロリアン・ブリカールさん(31)は日本大使館勤務の三線の熟練者。
三線が手に入りにくいフランスでは常に三線不足のようだ。
それでもブリカールさんの積極的な働き掛けと、沖縄県三線製作事業協同組合から多くの三線の寄付を受け、入会希望者は増え続けている。
安里屋ユンタに始まりカチャーシーまで全8曲を演奏したメンバー全員ははつらつとした表情で、公演後には泡盛で乾杯。
「今後も機会があればどこでも演奏したい」「沖縄に行って三線をもっと勉強したい」などと語った。
ブリカールさんは「やはり沖縄音楽は歌だけでなく、踊りも必要だと感じている。何らかの機会があれば踊りやエイサーも勉強してみたい」と語った。/(大城洋子通信員)
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三線が世界中でどんどん拡大して欲しいものです。