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風光明媚、海岸線に50室 一蔵(埼玉)が名護市幸喜にホテル、結婚式場

2019-02-07 12:44:49 | ニュース

ウエディングや貸衣装事業を営む一蔵(埼玉県)が沖縄県名護市幸喜でホテルを建設することが6日、分かった。50室200人の宿泊施設のほか結婚式場を併設し、リゾートウエディングの需要を取り込む方針だ。客室は海岸に面し、全室から夕日が見える間取り。敷地面積は2万5千平方メートルで、建築面積は6千平方メートルとなっている。県環境部が設置する県環境審議会で河端義彦社長らが計画を説明した。

名護市幸喜の海岸線一帯は自然公園法で定める国定公園内のため、ホテルなどを建設する場合は県環境審議会での審議と答申が必要になる。事業者が県から公園事業の認可を得た後、工事を進めることができる。河端社長は「風光明媚(めいび)な自然環境を生かし、クオリティーの高いリゾートを建設したい」と語った。着工や開業時期などは今後、決定する。

審議会の委員からは「一般の人が立ち入れた海岸なので、制限されないよう配慮してほしい」などの意見が上がった。一蔵側は「海岸に道を用意し、一般の人が入れるようにする。施設エントランスで催事を開き、一般の人も利用できるよう計画している」などと回答した。

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「家宝の三線展」始まる

2019-02-06 21:00:12 | イベント

 

「家宝の三線展」始まる

約600年の伝統を誇り沖縄を代表する楽器、三線。「家宝」として受け継がれてきた三線の展示会が始まりました。

2月5日から県立博物館・美術館で始まった「沖縄が誇る家宝の三線展」。家々で「家宝」として受け継がれてきた三線をはじめ、関連資料など136点が展示されています。

この中には琉球王国時代に製作されたものもあり、胴の部分が1825年に作られた三線や「志堅原比屋」という三線は棹の部分が作られたのがなんと330年前。現存する最古の三線と言われています。

初日の5日は学芸員らによる解説会も行われ、朝から多くの人が訪れ、沖縄の歴史や文化を象徴する三線一つひとつに見入っていました。

この展示会は3月10日まで開かれています。

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329年前の三線 志堅原比屋(しけんばるひや) 年代が確認できる最古の三線

まず、『球陽』(きゅうよう)は、1743年から1745年にかけて琉球王国の正史として編纂された歴史書である。

その歴史書「球陽」が記録する人物「志堅原比屋(しけんばるひや)」が使ったとされる329年前の三線を沖縄コレクター友の会の翁長良明さん(69)=那覇市=がこのほど入手した。

県立博物館・美術館の学芸員らが23日に現物を確認し、棹(さお)の部分は当時のものと判断した。

来年2月開かれる同館の企画展でも展示する予定だ。

棹の部分には西暦で1689年に相当する「康熙28年」や作り手の名前とみられる「真壁里之子ウチ」「志堅原比屋求之」などが刻まれている。

胴などその他の部分は張り替えなど手が加えられているとみられる。

「球陽」などの資料によると、志堅原比屋は南風原間切宮平村へ行って三線を弾いたとある。

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南風原町(はえばる)の宮平(みやひら)は、私の自宅から10分程度で行けるところに、今もちゃんとある。

数日前に「ぬちとぅい三線 ハナンダ三線」の話を掲載しましたが、

まさか、この志堅原比屋三線もハナンダ三線も同じ玉城(たまぐすく)と関係があることが判り、びっくりしました。

当初、「しけんばるひや」?と聞いたとき、なんじゃ? この読み方は! と思いました。

そこで調べたら、志堅原 比屋 であり、姓+名、あるいは、地名+名前だろうということが判りました。

沖縄県民の名前は地名に由来するのが多いので、志堅原もそうだと思い調べたら、なんと玉城だったのです。

※玉城志堅原はこちらを参照  備考:ハナンダ三線は玉城糸数村の青年に寸借された。

さて、その志堅原比屋の三線ですが、以下のエピソードが残されています。

面白いので、こちらでも紹介したいと思います。

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昔、志堅原の比屋という三線弾きの遊女がいて、南風原(はえばる)の宮平(みやひら)の少年と三線を弾いて一日中遊んだ。

村の照屋という者が比屋の持っている三線が欲しくなって売ってくれと頼んだが比屋にとっても愛用のものであったので断った。

しかし、照屋がしつこく頼むのだから比屋はしかたなく安くで売った。

その後比屋は病気になり偶然、宮平で死んでしまったが、幽霊となってたびたび姿を現した。

3年ばかり経って、ある夜、照屋と比屋は道で逢った。

比屋は照屋に三線を見せてくれと頼んだので、照屋は比屋を自分の家に連れて行ったら、門まで来ると比屋は急に風になって飛んで行ってしまった。

照屋は比屋の遺念が残るのを恐れて三線を弾いて聞かせたら、その後比屋は2度と現れなかったという。

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この三線は、その後どういう経緯をたどったのかは不明ですが、
昭和62年8月24日の三線鑑賞会に突然出品され、その存在が確認され、現在に至っております。

以上 

宜保榮治郎 著 「三線のはなし」より

 

 

三線は沖縄三線.comでどうぞ。

 

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三線(沖縄三味線)ができるまで

2019-02-05 16:20:47 | 三線

三線(沖縄三味線)ができるまで

三線の棹づくり

カラクイができるまで

 

 

 

 

 

 

 

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琉球三線楽器保存・育成会創立30周年記念 沖縄が誇る 家宝の三線展

2019-02-03 17:24:45 | イベント

2月5日から3月10日まで、沖縄県立博物館・美術館で開催されます。

詳しくはこちら☆

「琉球三線楽器保存・育成会」(昭和61[1986]年発足)創立30周年を記念して、同会の主たる活動である三線鑑定会と文化財としての三線の普及啓発を図ってきた当館(前身の沖縄県立博物館)の足跡をたどります。
当館の支援により30年にわたり開催してきた三線鑑定会の中で見出され、ウチナーンチュが大切にしてきた「家宝三線」の紹介を中心に展覧会を開催します。

プロローグ:展覧会の概要
第 1 章 :三線とは? 
       三線の歴史や型等について説明

第 2 章 :琉球王国時代の三線文化
        県指定文化財の三線をはじめ、箏や工工四等を展示

第 3 章 :三線鑑定会の中から発見された家宝三線
        琉球三線楽器保存・育成会の30年のあゆみと家宝三線60挺の展示

第 4 章 :戦後復興から現代の三線まで
        戦後復興の中で製作された珍しい三線と現代職人達の三線を展示

エピローグ:三線が奏でるウチナーンチュの心
        三線演奏の映像上映と未来へつながる三線文化の取り組み等の紹介

■三線ゆんたく会
内   容:三線についていろいろな質問にお答えします。
      ※ただし、修理や調整はいたしません
日   時:2月10日(日)、2月17日(日)、2月24日(日) 各日ともに14:00~16:00
場   所:3F ホワイエ(展示会場前)

相談員:琉球三線楽器保存・育成会員等
 

 

 

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中城城壁 謎の刻印 築城過程解明 糸口に 作業の目印? 意思表示?

2019-02-03 10:07:10 | ニュース

中城城跡の城壁に用いられている石材の中に「F」や「L」といった文字に似た印やかぎ十字などの記号のような印が刻み込まれたものがあることが中城村教育委員会の調査で2日までに分かった。

城壁を築く際に刻み込まれた「刻印石」とみられる。県内では首里城で同様な刻印石が見つかっており、今回が2例目。刻印石に関する文献や伝承はなく、印の意味は分かっていない。専門家はグスクの築城過程を解明する糸口になると指摘する。沖縄の城郭研究に影響を与える発見と言えそうだ。

「刻印石」は城壁の補修のため、15世紀前半の石積みを解体する中で発見された。これまでに約30個が確認されているが、さらに増える可能性がある。石積み作業の際の何かの目印、もしくは石工など作業にかかわった人たちの何らかの意思表示とも考えられる。

県外では江戸城や大阪城で確認され、築造を普請した大名が家紋などを刻み込んだ例や作業上の目印とみられるものがある。

首里城では久慶門東側の城壁などで「H」に見えるものや「+」などの刻印が発見されているが、その意味や彫り込んだ目的は分かっていない。

中城村教委は解体した石材の一つ一つの寸法や特徴を記したカルテを作成しており、今後、刻印のバリエーションを細かく分析する考え。

城壁をレーザー測量でデータ化し、刻印石が組まれていた配置の規則性なども調べることにしている。 (新垣和也)

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