個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

間違った勉強法を教えてはいけない

2017-05-02 10:28:57 | 教室から
こんにちは。堺市西区上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

昨日の続きですが、授業の内容をほとんど理解できずに、ただ黒板に書いてあることをノートに写すという作業を毎日続けるというのはとても苦しいものです。こういった子どもは、真面目にノートを写していることを一生懸命勉強していると考え、それにもかかわらず、テストで良い点数がとれないので、自信をなくし勉強嫌いになっていきます。努力の方向が間違っているだけで、方向を修正してあげるだけで必ず良い結果につながるのに、とてももったいないです。
授業もそうですが、テスト前にはどの学校も提出物があります。ほとんどは、学校から配られた問題集を決められたページを解いて、さらに自分で丸つけをして提出させるというものです。授業の内容をあまり理解できていない子どもにとっては、これもまた無駄な努力になってしまいます。なぜなら、ほとんどは解答を写すだけになってしまっているからです。社会の語句などであれば、覚えようとして解答を写すだけでも、暗記できますので悪いことではないのですが、数学を途中式もすべてそのまま解答を写すことになんの意味があるでしょうか? 生徒に「解答のとおり途中式も全部写してきなさい」と指導している学校もあります。学力の低い生徒に対して、テストの点数だけでは成績が悪くなってしまうので、提出物を出すことで成績を上げてあげようという先生の優しさかもしれませんが、私はやはりこういった指導法は間違っていると思います。効果がほとんどないだけでなく、先ほど述べたように子どもが自信をなくす大きな原因になってしまいます。

明日に続きます。
コメント
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