個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

深刻な学力低下(対策)①

2017-05-09 16:12:11 | 教育問題
こんにちは。
堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾 ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

学力の低下はこの数年間で加速度的に進んでいます。危機感をもってこの問題に取り組まなくてはなりません。子どもを育てること、子どもが成長しやすい環境を整えていくこと、それが私たち大人の役目であり、国の未来のためでもあります。

学力が特に低い子どもの多くに共通していることは、家族との関わりが少ないことです。というのは、子どもが中学生になるまで学力がそこまで低いと気づかない保護者の方が多くいます。中学校での定期テストでのあまりにも低い点数や、懇談で学校の先生に言われてようやく気付かれるのです。小学校の勉強が半分以上理解できていない状態で、中学生になってから塾に通いだしても、たくさんのことをやり直さなければならないので効果が現れるのに時間がかかります。小学校の宿題を3年生頃まででも見てあげていたらどれほど勉強がわかっていないか気づけるはずです。そうすれば、子どもに直接勉強を教えてあげることで早い段階で解決することができます。

私は幼児教育などの幼い時期からの教育を否定はしませんが、どちらかというとそこまでしなくてもいいかなと消極的な立場です。ですが、子どもとは積極的にかかわるべきだと思っています。先ほど小学3年生頃までは宿題を見てあげたらいいと書きましたが、学力の低い子どもは、小学校に入学する頃からすでに遅れてしまっているのです。これは、小学生になる前からドリルなどで勉強して、たとえば計算ができるとか漢字が書けるとかそういったものではなく、基本的な能力が成長していないのです。小さいときから、子どもとたくさん話をしたり、一緒に遊んであげたりすることで十分に身につくものが足りていないのです。様々な問題があり、子どもと一緒に過ごせる時間がとれないこともあるでしょうが、それほど多くの時間でなくてもいいのです。毎日少しの時間でいいから一緒に遊んで、いろんな話をしてあげる、それだけでもいいのです。問題は、子どもの育て方についてだれからも教えてもらう場所がないことです。定期的に専門家の方のお話を聞けるような場をつくったり(ある程度強制力があった方がいいかもしれません)、学校教育の中でも子育てについて学ぶ時間を増やしたりする必要があるのではないでしょうか。必要以上に危機感をあおることはしてはいけませんが、真実を伝えたり教えなくては意味がありません。こういうことをしなければ、子どもの成長にこんな影響が出てしまい、こうなる可能性が高いですということを知ることが大切なのです。

コメント
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