こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
先日、塾の卒業生と食事する機会がありました。彼は卒業してもう10年近くになって大学院生となっていますが、今でも年に数回連絡をくれて、ちょくちょく話をします。中学生の頃から勉強はとても優秀で、特に数学に関してはすばらしい才能があったと思います。どんな問題に対しても解けるまであきらめない粘り強さと、独特の方法で解を見つける発想力やひらめき。中学3年生の受験期には、もう私など抜かされていたのではないでしょうか。
高校に入学してからも、数学や物理の成績は良いことは聞いていましたので、大学進学は理系の工学部か医学部かそのあたりに進むものだと思っていましたが、彼は文系の学部を選びました。かなり意外なことでしたが、話を聞いてみるとなるほどと思いました。彼は小学生の頃からの将来の夢があり、それを実現するには他の学部では難しいとのことでした。受験には得意な数学や物理ではなく、どちらかといえば苦手な科目で勝負しなければならない道を選択しました。当然受験勉強は苦労しましたが、努力と根性で突破し、今は夢の実現にもう1歩のところまできています。大好きだった数学は、学校の授業で習うことはありませんが、趣味というか気分転換として今でも問題を解いたりしているようです。私と会うときにもよく数学のクイズやパズルのような問題を持ってきてくれます。ほとんど解くことはできませんが(笑)。
自分の得意なものや好きなものが、自分のしたい仕事になるのが理想ですが、なかなか現実にはそうなっている人は少ないでしょう。ただ、得意だからといって好きでもない仕事を選ぶよりは、不得意なことであっても自分が本当にしたい仕事や人生をかけれる仕事を選ぶことは素晴らしいことなんだと彼と会うといつも感じます。情熱はいといろなものを乗り越えることができる原動力になりますし、大学まで進んだとしても、そこまでわずが20年です。卒業後、定年の時期まで40年もあります。40年という時間を有効に生きていくためには、楽しく仕事ができるというのは大きなカギとなりますね。
高校生などからよく理系か文系かどちらに進んだ方がいいのか、また大学の学部をどれにすればいいのかの相談をされます。そのときにはいつも「将来何したいんや? 具体的じゃなくてもいいから言ってみ?」という話からします。そうやって進むべき道がだんだんと決まってくる子もいますが、なかなか決まらないことの方が多いです。将来のことなんてわからない、どんな仕事があるのかわからない、そういった返事が多いですね。確かに学校で授業を受けているだけでは、世の中にはどんな職業があって、どんな仕事をするのか教えてもらえる機会はほとんどないですもんね。将来したい仕事を見つけるきっかけがないのですから、高校生や大学生になっていきなり職業見つけろと言われても困ってしまいます。やりたいことが見つからないまま適当に就職して、「これは自分のしたい仕事じゃない」と気づいても、なかなかやり直すことが難しいのが日本の社会です。ですから、日本ではなおさら、したい仕事が見つけることができるようなきっかけを多く与えてあげる場を作っていかなければいけないように感じます。そして、私たちのように子どもと関わっている人間も、自分の価値観だけを子どもに押し付けるのではなく、いろんな可能性を考え、一緒に寄り添って見つけていくというサポートをしなければいけないと思います。
ONE-SのHP
先日、塾の卒業生と食事する機会がありました。彼は卒業してもう10年近くになって大学院生となっていますが、今でも年に数回連絡をくれて、ちょくちょく話をします。中学生の頃から勉強はとても優秀で、特に数学に関してはすばらしい才能があったと思います。どんな問題に対しても解けるまであきらめない粘り強さと、独特の方法で解を見つける発想力やひらめき。中学3年生の受験期には、もう私など抜かされていたのではないでしょうか。
高校に入学してからも、数学や物理の成績は良いことは聞いていましたので、大学進学は理系の工学部か医学部かそのあたりに進むものだと思っていましたが、彼は文系の学部を選びました。かなり意外なことでしたが、話を聞いてみるとなるほどと思いました。彼は小学生の頃からの将来の夢があり、それを実現するには他の学部では難しいとのことでした。受験には得意な数学や物理ではなく、どちらかといえば苦手な科目で勝負しなければならない道を選択しました。当然受験勉強は苦労しましたが、努力と根性で突破し、今は夢の実現にもう1歩のところまできています。大好きだった数学は、学校の授業で習うことはありませんが、趣味というか気分転換として今でも問題を解いたりしているようです。私と会うときにもよく数学のクイズやパズルのような問題を持ってきてくれます。ほとんど解くことはできませんが(笑)。
自分の得意なものや好きなものが、自分のしたい仕事になるのが理想ですが、なかなか現実にはそうなっている人は少ないでしょう。ただ、得意だからといって好きでもない仕事を選ぶよりは、不得意なことであっても自分が本当にしたい仕事や人生をかけれる仕事を選ぶことは素晴らしいことなんだと彼と会うといつも感じます。情熱はいといろなものを乗り越えることができる原動力になりますし、大学まで進んだとしても、そこまでわずが20年です。卒業後、定年の時期まで40年もあります。40年という時間を有効に生きていくためには、楽しく仕事ができるというのは大きなカギとなりますね。
高校生などからよく理系か文系かどちらに進んだ方がいいのか、また大学の学部をどれにすればいいのかの相談をされます。そのときにはいつも「将来何したいんや? 具体的じゃなくてもいいから言ってみ?」という話からします。そうやって進むべき道がだんだんと決まってくる子もいますが、なかなか決まらないことの方が多いです。将来のことなんてわからない、どんな仕事があるのかわからない、そういった返事が多いですね。確かに学校で授業を受けているだけでは、世の中にはどんな職業があって、どんな仕事をするのか教えてもらえる機会はほとんどないですもんね。将来したい仕事を見つけるきっかけがないのですから、高校生や大学生になっていきなり職業見つけろと言われても困ってしまいます。やりたいことが見つからないまま適当に就職して、「これは自分のしたい仕事じゃない」と気づいても、なかなかやり直すことが難しいのが日本の社会です。ですから、日本ではなおさら、したい仕事が見つけることができるようなきっかけを多く与えてあげる場を作っていかなければいけないように感じます。そして、私たちのように子どもと関わっている人間も、自分の価値観だけを子どもに押し付けるのではなく、いろんな可能性を考え、一緒に寄り添って見つけていくというサポートをしなければいけないと思います。
ONE-SのHP