こんにちは。
堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾 ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
こういう仕事をしていると、生徒や保護者の方などから「先生は頭が良くていいですね」「勉強が楽しかったでしょう」と言われることがありますが、とんでもないです。謙遜ではなく、決して特別頭がよかったわけではありません。
今までの人生の中で、おそらく中学3年生のときが一番勉強しました。それまでも、母が教育熱心で小学生の頃から勉強時間を決められ、学校の宿題以外の勉強をさせられていたおかげで、学校でもそこそこ勉強はできる方でした。しかし中学生になってからは学年のトップ集団にいけるほどではなく、勉強してるわりにはそれほど成績が良くなかったのです。そこで中学2年の終わりからクラブをやめて、勉強時間を増やすようにしました。友達と遊ぶ時間もほとんどなくしていき、夏休み頃からは毎日10時間ほどの勉強をするようになりました。その結果ようやく学年のトップ集団に加わることができました。勉強時間ではだれにも負けない自信があるほど勉強した結果としては嬉しかったですが、これほど勉強しても同学年で勝てない子がたくさんいることが悲しくもありました。それでもなんとか第一志望の高校に合格することができたので、勉強してよかったなと今でも思いますし、勉強すればある程度までは結果がついてくるということも実感できました。
ただ、勉強している頃から勉強が楽しいと思えたことはありませんでした。ですから、生徒たちがなかなか勉強時間が増えずに、勉強に対してやる気がでないと言う気持ちはよくわかります。このおもしろくない勉強をするには、なにかきっかけや目標が必要となってっくるのです。
私の場合は、中2の終わりから勉強しようと思ったのは、明確な目標があったのです。私の通っていた中学校は、ヤンチャな子が多い学校でした。暴力が支配するところで(クローズの鈴蘭ほどではありませんが)、ケンカ強く悪いことをすることがステータスで、私のようなケンカもできないような子にとっては、すっごく居心地の悪いところでした。教師も、そういったヤンチャな生徒に対しては何も怒ることもできず、ただヘラヘラしているだけ、それどころか私のような普通の生徒に対しては平気で怒り、また殴ることもありました。今こうして書いているうちに当時のことを思い出してまた腹が立ってきました(笑) 暴れている生徒も教師も私は大嫌いでしたので、高校はヤンキーのいない学校にいきたいと思うようになりました。それが私の勉強を始めたきっかけなんです。勉強が楽しくなくてもヤンキーのいない平和な学校に行けると信じることで、苦痛な勉強を続けることができました。だからもし、私の通っていた中学校が平和な学校だったら、おそらくそれほどの勉強をしていなかったでしょう。その証拠に、無事高校に合格できた後は、まったく勉強をしなくなってしまい、学年でも最下位争いをするほどになってしまいました。私にとっての目標は、平和な高校に合格する事でありそのために勉強をしていたのですから、それが達成されるともう勉強する必要性がなくなってしまったんです。次に勉強を始めたのは高校3年生の夏、将来したい仕事ができ、その目標を達成するためにはまた勉強しなければならなかったので、したかなく勉強を始めました(結果は2年浪人しましたが、志望校には合格できず)。
私はこれまで約300人の子どもを指導してきました。そのほとんどは私と同じく、勉強することが嫌いです。ただ、親からも言われるし、テストでいい点数をとらないといけないという雰囲気があるため、なんとなく勉強しているだけです。でもそれは異常ではなく、ごくごく普通だと思います。何の目標もないのに、勉強なんてなかなかできないです。私の家があの中学校の校区内だったのは幸運だったと今なら思えます。
「将来〇〇になりたい」などと大きな目標は持てなくていいんです。ちょっとしたことがきっかけで勉強をすることができるようになるかもしれません。「〇〇点以上とりなさい」「〇〇高校に合格しなさい」とだけ言われても、子どもたちには響きません。勉強することで、どんないいことがあり、しないとどうなるのかを可能性の問題としてきちんと子どもたちに伝えることも、ときには必要かと思います。たとえば、大卒と高卒の平均年収の差がどれくらいかだとか、そういうデータは調べればすぐにわかります。それだったら僕は大学に行きたいなと思う子もいるかもしれません。あるいは、何か趣味や好きなことがって、それを高校でもしてみたいと思っているなら、それができる高校を探してあげるとその高校に行きたいと思うかもしれません。勉強は何か目標を持ってすることによって、必ずその効果は現れます。ですから、そのきっかけを作ってあげることがなにより大切なのです。子どもたちといろいろな話をしながら、そういったきっかけを広く与えることができる場となりたいと思います。
ONE-SのHP
堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾 ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
こういう仕事をしていると、生徒や保護者の方などから「先生は頭が良くていいですね」「勉強が楽しかったでしょう」と言われることがありますが、とんでもないです。謙遜ではなく、決して特別頭がよかったわけではありません。
今までの人生の中で、おそらく中学3年生のときが一番勉強しました。それまでも、母が教育熱心で小学生の頃から勉強時間を決められ、学校の宿題以外の勉強をさせられていたおかげで、学校でもそこそこ勉強はできる方でした。しかし中学生になってからは学年のトップ集団にいけるほどではなく、勉強してるわりにはそれほど成績が良くなかったのです。そこで中学2年の終わりからクラブをやめて、勉強時間を増やすようにしました。友達と遊ぶ時間もほとんどなくしていき、夏休み頃からは毎日10時間ほどの勉強をするようになりました。その結果ようやく学年のトップ集団に加わることができました。勉強時間ではだれにも負けない自信があるほど勉強した結果としては嬉しかったですが、これほど勉強しても同学年で勝てない子がたくさんいることが悲しくもありました。それでもなんとか第一志望の高校に合格することができたので、勉強してよかったなと今でも思いますし、勉強すればある程度までは結果がついてくるということも実感できました。
ただ、勉強している頃から勉強が楽しいと思えたことはありませんでした。ですから、生徒たちがなかなか勉強時間が増えずに、勉強に対してやる気がでないと言う気持ちはよくわかります。このおもしろくない勉強をするには、なにかきっかけや目標が必要となってっくるのです。
私の場合は、中2の終わりから勉強しようと思ったのは、明確な目標があったのです。私の通っていた中学校は、ヤンチャな子が多い学校でした。暴力が支配するところで(クローズの鈴蘭ほどではありませんが)、ケンカ強く悪いことをすることがステータスで、私のようなケンカもできないような子にとっては、すっごく居心地の悪いところでした。教師も、そういったヤンチャな生徒に対しては何も怒ることもできず、ただヘラヘラしているだけ、それどころか私のような普通の生徒に対しては平気で怒り、また殴ることもありました。今こうして書いているうちに当時のことを思い出してまた腹が立ってきました(笑) 暴れている生徒も教師も私は大嫌いでしたので、高校はヤンキーのいない学校にいきたいと思うようになりました。それが私の勉強を始めたきっかけなんです。勉強が楽しくなくてもヤンキーのいない平和な学校に行けると信じることで、苦痛な勉強を続けることができました。だからもし、私の通っていた中学校が平和な学校だったら、おそらくそれほどの勉強をしていなかったでしょう。その証拠に、無事高校に合格できた後は、まったく勉強をしなくなってしまい、学年でも最下位争いをするほどになってしまいました。私にとっての目標は、平和な高校に合格する事でありそのために勉強をしていたのですから、それが達成されるともう勉強する必要性がなくなってしまったんです。次に勉強を始めたのは高校3年生の夏、将来したい仕事ができ、その目標を達成するためにはまた勉強しなければならなかったので、したかなく勉強を始めました(結果は2年浪人しましたが、志望校には合格できず)。
私はこれまで約300人の子どもを指導してきました。そのほとんどは私と同じく、勉強することが嫌いです。ただ、親からも言われるし、テストでいい点数をとらないといけないという雰囲気があるため、なんとなく勉強しているだけです。でもそれは異常ではなく、ごくごく普通だと思います。何の目標もないのに、勉強なんてなかなかできないです。私の家があの中学校の校区内だったのは幸運だったと今なら思えます。
「将来〇〇になりたい」などと大きな目標は持てなくていいんです。ちょっとしたことがきっかけで勉強をすることができるようになるかもしれません。「〇〇点以上とりなさい」「〇〇高校に合格しなさい」とだけ言われても、子どもたちには響きません。勉強することで、どんないいことがあり、しないとどうなるのかを可能性の問題としてきちんと子どもたちに伝えることも、ときには必要かと思います。たとえば、大卒と高卒の平均年収の差がどれくらいかだとか、そういうデータは調べればすぐにわかります。それだったら僕は大学に行きたいなと思う子もいるかもしれません。あるいは、何か趣味や好きなことがって、それを高校でもしてみたいと思っているなら、それができる高校を探してあげるとその高校に行きたいと思うかもしれません。勉強は何か目標を持ってすることによって、必ずその効果は現れます。ですから、そのきっかけを作ってあげることがなにより大切なのです。子どもたちといろいろな話をしながら、そういったきっかけを広く与えることができる場となりたいと思います。
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