個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

授業は子どもたちのために

2017-05-03 10:08:07 | 教室から
こんにちは。
堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

最近では、中学生になる頃には子どもたちの間の学力差が以前より大きくなりすぎていて、全員が同じ問題集を使って、同じ授業を受けるというのは、ほとんどの子どもたちにとって、より勉強を面白くないものにしてしまっています。授業が理解できない生徒はもちろんですが、学力が高い生徒にとっても授業が退屈になっています。自分の学力にあっていない授業を受けて、学力にあっていない問題集を強制的に提出物とさせられて、いったいどうやって勉強に興味を持たそうというのでしょうか。
学力によるクラス分けなどを公立でするのは難しいかもしれませんが、せめて子どもたちが選択できるようなシステムにできないのかなあ。同じ科目でも1~5段階に分かれていて、自分に一番合った授業を選択でき、提出物の問題集も自分の学力に合った問題集を選べる。それが自然な形であるように思います。小学校や中学校は勉強だけを学びに行くところではないということは理解できます。ただ勉強を学ぶことが中心であることは事実です。その勉強を学ぶシステムが、これほど非効率的であるようになってきているのですから、根本的なところから変えていく必要があるように思います。クラス分けなどをすることは、子どもを必要以上に競争させててしまい、いじめにもつながる、などといった意見もあり、それはそれでわかるのですが、今の時代に合わないシステムによって結局一番困るのは子どもたちです。勉強がわからないまま、中学校を卒業させていいのでしょうか。勉強に興味を持てないままでいいのでしょうか。

ONE-Sでは、できるだけ学校の授業が無駄にならないように、学校の課題をする時間が無駄にならないように指導しています。具体的には、学校の授業でわからないところがあるときは、そのノートを塾に持ってきてもらって、わからなかった部分の説明をします。その部分が理解できると、また次の授業がわかりやすくなりますし、授業で一度つまずいてしまうと、その後の話が全部わからなくなってしまいますので、とにかく授業でわからないところがあれば、すぐに持ってきてもらうようにしています。また、提出物に関しては、効率を第一に考えています。学力に合わせて、解く必要がある問題と、そうではない問題を判断して、必要ある問題はじっくり時間をかけて解説し、必要のない問題は解答を写させます。解答を写す作業は、私が代わりにしてあげたいくらいです。それほど、これに関しては無意味な作業です。

塾と学校がうまく連携をとって、生徒1人1人に対しての情報交換などができるようになれば、もっともっと子どもたちにとって勉強しやすい環境になるのでしょうが、まだまだ道のりは遠いですね。ですが、教育というのはなによりも大切なものであり、今の子どもたちが将来この国を背負ってくれるのです。そこだけは手を抜かずに、あきらめずに、よりよい環境になるように個人としても活動していきたいと思っています。

ONE-SのHP
コメント
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