松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

マンガを読んで小説家になろう! のレビュー

2007-07-18 18:28:54 | 一般書籍で思うこと
松浦の「表紙買い」の法則に則ったならば、絶対に手を出さないはずの本でした。
まあ、結果的には買ったのですが、レビューは書かないだろうなと思っていましたし、実際今日までほったらかしにしてありました。

この本は、いわゆる文章の書き方云々というものではありません。
まず、「文章を書けるけど、書くべき内容がない人」と「読むことは出来るけど、書けない人」と「両方出来る人」に分類しています。
そして、「文章を書けるけど、書くべき内容がない人」がターゲットです。
ヒット作、それもマンガや映画に的を絞って、そこから売れるストーリーのエッセンスを分析し、書くべき内容をぶちあげよう、という本です。

だから、「自分はこのテーマを世間に伝えたいから書いているのだ!」という学者さんタイプの人には向きません。あくまでも、人を楽しませるためならば(裏返せば、自分が人気作家になるためならば)、「全ての物語は、パターンとバリエーションだ」と割り切れる人のためにある本です。
コメント
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