アポたんと僕

サラリーマンをやめた後、一時期とある各種学校に通っていたのですが、そこに『アポたん』と呼ばれていたクラスメイトがいました。
ここで言う『アポ』は、アポイントメントのアポではなく、アポクリン腺のアポです。
まあ、平たくいえば体臭のきついお方だったのですよ。
そのせいで、人が寄りつかないという不憫な人でした。

さて。
なんで彼の話を持ち出したのかというとですね、『人が寄りつかない』という点において、松浦にも共通するものがあるのではないか？　と思ったからなんです。

脱サラしている。
物書きである。
家電大好き。

自覚症状はこれくらいしかないのですが、他にもあるのでしょう。
特に女性は敏感ですから。値踏みして、見抜いた瞬間に連絡が途絶します。
異性の間に友情が成立するかどうか、という話は別にして。
「この人とは距離を置きたい」
「この人に恋愛感情を持たれたくない」
という意味での拒絶は、イコール人格否定ですから。これは相当なダメージですよ。

最近、「婚活疲れ外来」なんてものが出来たそうですが、まあ心が病んでしまうのもわかる気がします。