松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

ぼやくこと野村克也のごとし

2010-12-20 13:47:00 | なんでもない日々
天皇誕生日を前に、インテルの例の企画が終了します。
そうです。さんざんここでも宣伝した、あの作品を掲載していたサイトです。

実は、あの作品にはいろいろと複雑な気持ちが入っていました。
書き上げたのは、ちょうど二年前の冬です。松浦は新宿にあったカルチャーセンターで小説講座を受講していました。

で。

同時期に、同じ講座に通っていたSさんはテレビショッピングを題材にした小説を書いていました。
そして奇しくも春に同じ新人賞に投稿したのです。

結果。
松浦は相変わらず松浦のままで。Sさんは見事、賞を射止めて有馬さんとなったのでした。


そのとき、松浦はわかってしまったのです。
好き嫌いのはっきり分かれるタイプの作品と、人を選ばずに(評価は別にして)最後まで読んでもらえる作品の場合、その舞台が公募であっても後者のほうが有利なんだな、と。
もちろん、賞を取るからには+アルファが必要ですが、それはうんちくであったり職業上知り得る特殊な環境であったりと、努力次第では誰でも書くことが可能なものです。

しかしまあ。
人には向き不向きというものもあるから。
万人受けするものを書きなさい、といわれても無理だしその気もなくなりました。
一人静に、マイノリティとして物語を書き続けますよ。
コメント
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