昨晩、神奈川の方や、東京都八王子市の方で道路が水に浸かっていた映像をみました。それで、昨日書いた東京(江戸)の治水の話の続きというか、補足をしておこうと思います。八王子市はもちろん東京都ですし、神奈川は首都圏、東京圏というやつですが、東京都の多摩地域にも、武蔵野にも、都区内にも住んだことがある経験からして、武蔵の以西って3代前くらいまでは人が家を建てて密集して住む場所ではなかったりするので、治水も絶対に水につけない、という方向では無かったんじゃないかなと感じています。
そういう意味で、区のほとんどが0m地帯でいつも災害が起これば沈むと言われ続ける江戸川区などが本当に沈んだり、長期間水浸しになったのは見ていません。江戸の昔から、人が密集して暮らせるように、治水を続けているからでしょう。実際、江戸幕府は河川のかけかえをしているし、今も首都圏外郭放水路などが用意されて運用され続けていますから。