先日受けた検査の結果を聞くために、お昼前に病院へ行ってきました。
待っている間、処置室に突撃してわめいているお年寄りがいて、何事かと様子をうかがっていたところ、どうやら内科医に進められるがままに食事指導を申し込んだものの、待合室に戻って気が変わったのか、待たされるならいやだ、どうせ独り者で栄養など聞いたところで実現できない、ということのようでした。
それで「まあなんとも迷惑な」と思うと同時に、気持ちはわからなくもない、と考えている自分がおりました。
自分も脱サラ後、仕事がうまく行かないうちは、同じようなメンタルだった気がします。なんかもう、自分の生活の質は、世間が当然と見なしているレベルから遙かに落ちてるし、それをどうこうできる気もしない。そして、世間はおおよそそんな自分を食い物にすることはあっても、対等な関係にはない、という認識です。今風にいうと、無敵の人のメンタルに近いですよね。
幸い、自分はその後仕事が軌道に乗って、人並みに稼ぐことも出来で現在に至るわけですが、今後こういうタイプの人が大量に出てくる可能性が高いことは頭の片隅に入れておいた方がよさそうだし、かつて自分がどういう風に世間を認識していたのかを時々思い出して分析しておくことも、有用かもしれないと考えた次第です。