こんにちは、秋田・地ビール 湖畔の杜レストランORAEのミミです
2度目の大船渡市。
何をどうお伝えすればよろしいか、心の整理がつかず、わがままを言いましてアップが遅れました。
誠に申し訳ありません。
でも伝えなければいけないのだと強く想い、PCに向かっておりますが、その場に身を置いた時の事を思い出すと、涙で文字が見えなくなります。
前回、参りました時は、アメリカなど海外のレスキューの方たちが入っていらっしゃるという事で立ち入りが出来なかった場所に、今回は足を踏み入れました。
車を止めて、瓦礫の山を歩いて、お世話になっている方のお宅があったところに足を進めました。
風景が全くかわり手探りでお宅を探すような状態だったのですが、「あそこだ!」とわかったら、それまで心臓がドキドキしていたのに、ひきつけられるようにその場に一気に駆け出しておりました。
「あー、あー、あー」
という言葉を何度も何度も繰り返すだけでした。
これまでの試練やご苦労や喜びを積み重ねて出来た家も何もかも、無きものになっていました。
自分が今こうしてある事自体がまるで罪のように思える光景を目にし、自分を責める想い、満足に何も出来ない事を責める想い、そしてこの状態をどのような気持ちで受けとめているのか・・・その方の事を想い、この日から心のモヤモヤに捕らえられどうしようもありません。
このモヤモヤを取り除くには、やはりこの地に向かうしかないのだと思います。
国道45号線を走ると海側はこのような光景が・・・
数々の思いが詰まった建物の様々な部分が
未だ波のように打ち寄せたままです
車や重機が通る道の確保が第一だったのでしょう。
埋まった道路がようやくきれいになったという感じです。
車から見る光景。この道も塞がれていたに違いありません。
何をどうしていいのか・・・
見ているだけで、住んでいた方のため息が聴こえてきそうです
これでも大きなものは取り払われ、大分片付いた
のだと思われます
門はわかるものの建物は認められません
とにかくこのような惨劇がとめどもなく広がっているのです
建物の前に、立ち尽くす人。
話しはしなくても、この方の背中から
様々な想いが伝わってきます。