こんにちは、秋田・地ビール 湖畔の杜レストランORAEのミミです
大船渡の下平地区を後にし、反対側の湾の綾里地区へ車を進めました。
綾里地区へ向かうところには川があるのですが、この川沿いには民家が多数あります。
民家のガラスこそ割れていませんでしたが、道路には沢山の泥が溜まっていて、あの川の土手をこえてここまで水がきたのかと唖然とするばかりでした。
更に車を走らせると、山峰に建っている民家でさえ破壊されているのを目にし、こんなところまで津波がきたのかと、ただただ口を開け荒涼とした光景を見ておりました。
生コンの大きな会社がありましたが、建物自体は残っているものの割れたガラス窓から瓦礫が覘いているところを見ると、機能できる状態ではない事がわかりました。
その会社を過ぎて間もなく、まるで焼け地のように真っ黒な世界が広がっていました。
最初、燃えたのかと思いましたが、建物は残っているのに黒くなっているのに気付き、「あっ、これは重油だ」とまかりました。
海に目を移すとやはり黒いのです。
養殖の地も壊滅です。
この先、炊き出しに行く綾里公民館には、ここで住宅を奪われた方たちがいらっしゃるのだ、と涙で一杯になりつつも、この惨劇をしっかり目に焼き付けていかなければと思いました。
きっと積まれた材木自体が津波の力によって
破壊機のようになっていたに違いありません
とにかく一面、真っ黒なのです
道路を塞ぐように乗り上げた漁船。
もう少しで目の前の民家に激突していたであろう
様を想像し、恐ろしさで身体が震えました。
船の下をくぐるように して車を走らせました。
一部焼けたようなお宅もありました