TONALITY OF LIFE

作曲家デビュー間近のR. I. が出会った
お気に入りの時間、空間、モノ・・・
その余韻を楽しむためのブログ

清流が空を知った場所

2016-05-29 01:44:49 | 旅行
通り過ぎた春にまた会える。
連休明け、札幌での仕事を前に富良野を訪ねることにした。
ようやく芽吹き始めた北の大地。
道東自動車道に乗って、まず目指したのは占冠(しむかっぷ)。
森の神様が作った冠を、知恵を働かせたリスが手に入れましたとさ…
あるいは見とれるほど立派な角をもった牡鹿の物語。
地名からそんなファンタジーが膨らむ。

占冠を降りてからは山間の一般道を走った。
橋を渡る度に清流は道の左右に移動しながら、川幅を徐々に広げて行った。
この川の名前は「空知(そらち)川」。
雪融け水は川の中流で初めてお空に出合いました、といったところか。
アイヌ語の「滝が幾重にもかかる川」を意味するという「ソー・ラプチ・ペツ」にこの当て字。
イマジネーションを呼び起こすアイヌの響きのすばらしさ。



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