TONALITY OF LIFE

作曲家デビュー間近のR. I. が出会った
お気に入りの時間、空間、モノ・・・
その余韻を楽しむためのブログ

6月の修了式

2016-10-22 23:19:11 | 旅行
コメスメント(修了式)は6月に屋外でおこなわれると聞いた。
家族も参加してよいというから、ジューンブライドのガーデンパーティーのような絵が浮かんだ。
何と言っても日本の梅雨とは対極のベストシーズン。
しかもその日は2週間前から晴れマークをキープしていたのである。

果たして当日は予報どおりの完璧なお天気。
美しい木漏れ日を縫ってキャンパスに着くと、広い敷地の数箇所に式場が設営されていた。
人文系、社会系など近しい学部がいくつか集まって執り行われるのだそうだ。
スピーカーからはサム・スミスが流れ、木陰のテントには軽食とドリンク。
桜の季節の卒業式とは風情があまりに異なっている。
サングラスのまま祝辞を述べる教授陣にも驚かされた。

修了生は一人ずつ名前を呼ばれると、客席に向かって一列に並んだ。
アカデミックガウンに身を包んだ学生はもちろんのこと、
一族がこの日のために駆けつけた民族衣装の留学生がいたり、一目でエリートと分かる黒人がいたりと、
かみさんがこんな環境で学んできたのかという発見があった。
翌日の学部生の卒業式はかなり混み合うそうだが、
修了式はゆったりと時が流れて、西海岸のからっとした空のもと、樹々や芝生の輝きがただただ眩しい。
ハードな学業の終点を祝福するかのような陽射しに、席は木陰から埋まった。
大学のシンボルカラーのコード(先端がタッセル状になっている長い紐)を首に掛けているのは優秀な成績を収めた証。
かみさんはよく頑張った。

サンフランシスコ国際空港のワインバー

2016-10-09 11:59:46 | 旅行
サンフランの乗り継ぎで楽しみなのは83番ゲート付近にあるワインバー。
ナパやソノマを控える土地だけに、旅人がワイングラスを傾けているのはとても絵になる。
おススメは3種の飲み比べセット。
ぶどうの種類や産地、あるいは泡など10のカテゴリーのなかから、
往きは “Pinot Trilogy” 、帰りは “Sweet Fare” という甘口のセットを注文した。
乗り継ぎの待ち時間は嫌いではない。
慌ただしい日常の合間に生じる空白がいい。

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