オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

行野浦

2022年08月16日 | 尾鷲


 夏休みになってようやく晴れの天気予報が出たので,熊野までツーリングへ行ってきた.陽射しはあるものの,空はうすい雲がかかっていて白んでいた.尾鷲まで北上すると,少し青空が見えてきたので三重r778で九鬼町側から行野浦を回ることにした.



 三重r778はオーシャンビューのすばらしいポイントがあるが,海もしけているのか景色が霞んで見えた.正面に見えるのは,周囲1.8キロメートルほどの桃頭(とが)島という無人島だ.島全体がスダジイで覆われている.島のてっぺんには灯台が設置されているという.



 この桃頭島は形が特徴的で,島のてっぺんがゆるやかなで絶妙な曲線を描いている.そして,何か生き物のようにも見え,今にも沖合の方に向かって動き出しそうな感じがする.この道を走るときは,いつも気になって見てしまう不思議な島だ.



 行野浦漁港付近まで来ると,海岸沿いのワインディングロードは終わりで,のどかな街並みが続く.そして,この辺りも景色は抜群にいい.尾鷲湾や佐波留島を見渡すことができる.



 佐波留島も桃頭島に負けじと特徴的な形をしている.最近では,ムーミンが寝ているように見えるということで,ムーミン島とも呼ばれているそうだ.ただこの島一番のミステリアスは,島の東側と西側とで地質が全く違うことだ.



 尾鷲港まで戻ってくると,佐波留島が見えるのはもちろんだが,桃頭島も見えることに気付く.次回,晴れた時に桃頭島を背景に波止場の写真を撮ってみよう.さて,これから帰路の行程だが,湯谷峠~高見峠経由か相津峠~仁柿峠経由のどちらを取るか悩ましいところだ.



 相津峠や仁柿峠は最近の大雨で通行止めになっている可能性が高い.湯谷峠~高見峠経由が安全かもしれない.とりあえず,行先はオートバイに身を任せることにして,尾鷲港そしてムーミン島を後にした.

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