今年の3月は寒いのに加えて、下旬まで嵐のような天候が続いた.ところが、3月最後の週末は春らしい暖かさと好天に恵まれ、ようやく春到来といった感じだ.凍結の心配もないほどに暖かで、久しぶりで熊野の神川町までオートバイを走らせた.
神川町と言えば、知る人ぞ知る那智黒石の里だけど、わたしにとっては七色ダムの南に位置する神川温泉が真っ先に頭に浮かぶ.コロナ禍以前、キャンプツーリングをしていたときによく利用させてもらっていた場所だが、ここは桜の名所でもある.
神川町で桜が咲き誇る時期に訪れたのは意外にも今回が初めてだ.神川町の県道沿いに真っ白な桜がいくつも咲き乱れている.桜の季節の神川町がこんなに美しいとは思いもしなかった.辺りは春の甘い香りで満たされていた.
桜の甘い香りに包まれながら、夢中になって桜の花に向かってシャッターを切るもあまりいい写真が撮れいていないことに気付く.ところで、神川町と写真は切っても切り離せない関係がある.男子なら一度は憧れる洋装姿の土方歳三を写真におさめた人物、田本研造の出身地がここ神川町だ.
何かと歴史の古い、神川町にて春の訪れを体感するのだった.3月はオートバイにほとんど乗ることができなかったから、4月はどこか遠くに足を伸ばせればと思う.
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