オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

九木崎原生林⑧ エンドロール

2022年07月09日 | 尾鷲
【目次 : 九木崎原生林】①序章, ②迷路のような道, ③オハイへ, ④オハイブルー, ⑤頂山を登る, ⑥ハカリカケ岩, ⑦帰還, ⑧エンドロール



 頂山の登りで軽度の脱水症状を引き起こしたが,何とかやりくりして,九鬼町まであともう少しのところまでやってきた.全身が汗でぐっしょりだが,気力・体力ともに回復することができた.



 そして,ついに猪垣広場まで戻ってくる.ここで最後の休憩を入れることにした.持参してきた2本のペットボトルは,ついにこの場で空になった.この日の気温を考えると,もうあと1本欲しかったところだ.



 重くなった腰をあげて,猪垣広場を後にする.15分ほど歩くと,原生林から解放されて,九鬼町の高台にある山村に抜ける.今度は,太陽の光が頭上から容赦なく降りそそぐ.原生林の中とは違って,30℃以上ありそうな真夏日でとても暑かった.



 九鬼小学校まで戻ってくる.これで九木崎原生林の散策もとうとう終わりだ.そして,九鬼漁港の前に停めたオートバイと久しぶりの再会を果たす.とりあえず,自販機で冷たい飲み物を買ってなりふり構わず一気飲みする.



 頂山で脱水症状に襲われたときは,どうなることかと思ったけれど,無事に戻ってくることができたし,いい経験になったと思う.頂山の山頂にはたどり着くことができなかったが,涼しくなったころにリベンジしたいと思う.
 


 九木崎原生林は熊野古道と違って,人の手がほとんど入ってない感じでとても神秘的だった.そして,何よりもオハイがすばらしかった.海と原生林の境界で,スロープ状の柱状節理の岩場からなり,沢から流れる出る水が海へと戻っていく.まさに秘境というべき場所だった.

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