Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

第一回 Bex Cup

2008年07月24日 | 超級山岳
昨日のことですが、有給を頂いて、お店のヒルクライムイベントにて、野山で遊び呆けておりました。

標高2000mを越えても、夏は夏。蝉はシャンシャン、気温は30度。暑かった。


何を間違えたか体重別重量級の部で優勝してしまいました。景品はなんとも豪華な山岳賞ジャージ!ヤッタヤッタ!

(写真提供:スタジオぽー)

平日の水曜日にもかかわらず、集まった30人に迫る坂バカたち。
まずは、レース前ドーピングコントロールならぬ、体重検査。

今回は老若男女、カモシカも猪も公平に楽しめるよう、体重年齢別ハンデルールが採用された。つまりは、75kg-(自重+自重量)でまずハンデを決め、それに年齢と性別でさらにハンデを5分単位で付与する、というもの。

30男ニャロには、年齢性別のハンデはないが、重さで何と21分(つまり自転車を含めた重さ96キロ…0.1トン)というルール違反のハンデを頂いた!今までうらめしや~と呪詛していた腹回りのママチャリの重さのスペアタイヤが今日面目を晴らす!



ここでトラブル発生。ニョホホカンチョウによるレギュレーション違反の軽量化、「シートポスト外し」の陽性が出、レースの出走が禁じられた。このあとカンチョウは、シートポストなしのままオールたちこぎで1時間半を登りきった。


料金所をスタートするも、最初はパレードスタートだと思っていたら、みんなぐんぐん引き離していく。「えぇぇえっもうスタートなの!?」
既にtakaさんは芥子粒の大きさ。矢野さん、てんちょ、wakiさんもかなり先にいってしまった。がんばっておいかけたが、あきらめてペース走行に。
クライマーの皆様には追い付けませんわ・・・エンジン焦付き。

スタートしても暑い暑い。
バニーガールもこのとおり、バテバテ。
ダブルボトルの片方を氷水満載にしたので、それをかぶりながら登る。シャキーンと冷やされて、気持ちいい!


後ろ姿がなかなか近づかない、M井さん。


(写真提供:にょ館長

ニコニコ走っていますが、後ろに本Dさんの影がヒタヒタ迫っている…

この後本Dさんにさくさく抜かれる。軽そうだな~

カメラガンマン対決、Yまちゃん。


今日push-bikerさんはMTBにて上位陣を食っていました。


中腹にて社長を捕獲♪


Hさんも捕獲♪


山頂まで後3kmくらいで、麓で抜いて視界から消えたはずの生協さんがいいペースで追いついてきた。残りの平坦は40km近くで交代してペースを上げる。

なんとかぎりぎり最後下ハンアウターでもがいて、90分を切れました…
1時間28分54秒。
(写真提供:にょ館長

猛暑の初挑戦で90分切れたので、よしとしましょ~。





帰りは中央高速経由、T政おじじの楽しい逸話を聞きながらニャロメ号はなぜか尾根幹を経由して横浜に帰ってきたのでありました。

ハンデつきとはいえ、うれしいのですが、おそらく来年以降はルール改正されて

75マイナス自重+自転車重(ただし○○さんを除く)という例外条項を適用されそうな気がします。というわけで、一度しかないチャンスをものにできました。

第二回はスカイライン、第三回はあざみライン、第四回は3本合計タイムで、とはならないでしょうね・・・今後も夏の風物詩として続けていただきたいイベントでありました。

後日譚:帰宅して暑さのあまりパンツいっちょで扇風機にあたって一晩寝たら、強烈な夏風邪をひきました。みなさん、寝るときはレーパンをはいて寝ましょう。

家出からの召還

2008年07月20日 | 超級山岳
自宅を夜十二時に家出し、夜通し走り続けて夕方4時渋峠到着。
しかし、このとき事件は既に起きていた。2000メートルを一気に下り日本海まであと60キロだという地点。とんでもないミスに気付く。

ない…
サ、サ、サイフがない…
ニャイ!

家を出て280キロ。
所持金…零
身分を証明するもの…零
残りの体力…零

現代社会に取り残された一台の自転車と名無しのゴン太

どうする?俺

つづく

蒼穹の青と、緑のトンネル:大弛試走

2008年07月12日 | 超級山岳


7月27日の試走に行ってきました。


教訓。
「ルート設定は、無茶をせず。」

↓無茶だったルート
走行距離110kmでしたが、そのうち平地は5kmぽっち。あとは登りっぱなし下りっぱなし。もう下り飽きました。


登っているときは、大空の青が天上を支配し、
下りは緑のトンネルを風景が後ろへ飛び去っていく。
太陽の光あふれる週末でした。青と緑の残像が横浜に帰ってきてもなお、残っています。

+++試走でわかったことメモ+++
●本番のコース設定は、欲張らず
●ボトルは2本、片方は体ぶっかけ用。
●日焼け対策を必須
●アブや蜂の大ファンクラブが結成されるので、集団分断のため虫除けスプレー
●車組、アップを忘れずに
●下る前にタイヤの空気圧は抜く。

前日にニョホホ先生と、火の玉クライマーS藤さんの参加表明をいただいたのですが、予定コースを連絡したところ、ドン引きされました。確かに、大弛~柳沢~松姫峠は、富士山3本より厳しいかもしれません。

結局、大弛峠+αにコースを変更して、生協さんと行くことに。
車を牧が丘道の駅にデポして、8時半に登り始めます。

■大弛コースガイド
簡単にいうと、ヤビツを3回登ると思えばよろしい。
距離30km, 平均6%, 獲得標高 2000mと、まさにヤビツを並盛とすると、峠界のメガ牛丼だ!

ど―――ん
牧が丘のストレートは単位でいうと3蓑毛くらい?
2km登って平均8%


スタートと同時に、心が複雑骨折するので、心拍数を上げすぎないよう、徐々にペースアップ。
おいっちにーさんしー


真夏の甲府盆地は、暑い!この日は34度。直射日光がじりじりと肌を焦がす。
ボトルを2本持って、片方は頭からかぶって体温調節するがよろし。

今日は比較的足も軽やかに回り、休憩なしで林道入り口の橋まであがってきました。


林道にはいると、九十九折区間。じりじりと焦げる日光も、緑のトンネルに阻まれやってこない。今までかいていた汗が急激に冷えていく。傾斜も緩くなり、体温もさがり、だいぶ楽になった。酷暑のアスファルトから、冷房のきいたコンビニに入ったとでも言おうか。


区間でいうとヤビツの蓑毛を越え、~菜の花台までのルートに似ている。
ただし距離は3倍。


高度がぐんぐん上がっていく。もう1000mは越えたか。
最初のストレートで出鼻をくじかれた生協さんも、だいぶ調子を戻してきた!

Lo and Behold!
後ろには黒富士が!
次々と広がる絶景にテンションはあがり、ペダルも軽くなっていく。
ただし体が軽くなっても、ペースはあげない。まだ全工程の1/3くらいなのだ。
この区間、金峰牧場まで…8km平均7%




乙女湖まであと、3kmの看板が見えると、森の天蓋は開け放たれ、また日向にでる。
だいぶ登ってきたので、気温もマイルドになってきた。
おおきく谷沿いに眺望がひらける箇所があり、その真ん中あたりに水場がある。


ここで、水を補給し、頭から水をかぶる。気持ちイイィー

湖を左手にダウンヒルをすると、中間地点、乙女湖だ。


ここにもミニ蓑毛が
1kmを平均8%で登る


再び大弛への林道、川上牧が丘林道に入る。


去年までは担ぎが入った未舗装区間が、舗装工事完了していました!これで大弛峠は山梨側は全面舗装ですね!

その区間が終わると、大弛峠のいいところ、足休め区間がやってくる。
4.5km に渡り、平均3%区間が続く。
「大弛峠まであと○km」ポストが、あと8kmになるまで、体感ほぼ平坦。
アウターにチェーンをかけて、20km以上で乳酸とばしてクルクル回す。

富士山は見えなくなったが、今度は南アルプスが左手に顔を見せる。

標高が2000mに近づいてくる。残り8kmは平均7.5%。
時速は10kmくらい。さっきから虫が増えてきた。アブやら、ミツバチがまとわりついてくる。
こんなところで刺されたら泣けてくる。だが、私にできることは、何もない。
どうやら前を走る生協さんも、背中にアブやミツバチの大アシスト団を引き連れている。

「チッ」左の臀部がちくりと痛む。アブにさされたか?

え~い。俺にまとわりつくな!お前ら!
突然アタックをする俺。小さなアタックにより、虫集団をふるいにかける。
数秒後、後方確認。

アブの軍団、追走中。ひ~!

再びアタック!
もう一度アタック!

・・・振り切れませんでした。

こんな感じで、小刻みなアタックを繰り返した私と生協さん。頂上3km手前ですっかり疲弊状態。


景色が雄大になってくる。
目標の大弛を見据え、目の前には日本百名山のひとつ、金峰山がそびえ立つ。山頂の五丈岩がだんだんはっきり見えてくる。


木製のガードレール区間が始まると、ゴールもやっと近づいてきた。

そして、頂上手前でエースの牽引を追え、生協さんを発射したのち、スタートから2時間半でゴール・・・遅すぎる・・・
去年と同じタイムですが、去年よりぜんぜん楽に登れました。

頂上にて、大いに弛む


頂上では、ケルビムにのったランドナー乗りとしばし歓談。帰路は、彼のお勧めの焼山峠~クリスタルライン~御岳林道~昇仙峡~甲府ルートをとる。地元の人のみぞ知る、大絶賛コースだそうだ!

頂上の気温は約15度。ウィンドブレーカーを着込んで、まず乙女湖まで下る。
途中、温泉宿がありました。27日はここで休憩しましょうゼ。


↓焼山峠を越えたら、200m登ります。のどかです。


林道サイコー!
自転車サイコー!

林道は、先ほどにもまして交通量は皆無。
車と同じ数の野生動物にあいました。





人里はなれた山奥の空間を、この手に独り占めする、こんな贅沢な時間の過ごし方は、そうそうありませんね。

下山ルートは、林道をつなげ、大きく西に回り道をし、時々登り返しもいれつつ、甲府へ迂回して戻るというもの。
大弛峠登頂に2時間半かけましたが、下りはもっと長く3時間半くらいかかりました。


さすがに「もう、下り飽きた。平地走りたい。」と思い始めたころ、走り始めてから90kmでやっと甲府盆地に突入です。

モワッ

気温35度。

今度は熱中症との闘いです。結局、平地区間は5kmほどで終わり、あとは牧が丘のスタート地点まで、200mほど登り返す長い区間をこなして終わりでした。日焼け止めを塗りたくって出発しましたが、一日の最後には、ヒリヒリするほど日焼けしてしまいました。日焼けによる疲労防止対策も、必要ですね。

…というわけで、実に意義のある試走でした。
山にいったら次は海だろう、ということで、翌日の海水浴回復走ツーリングに続いていく。

続く


明日、避暑地に行きませんか?

2008年07月11日 | 超級山岳
暑いし天気も良さそうなので、明日は山岳ですね♪

大弛峠~柳沢峠~松姫峠と自殺志願コースです。

http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=2f77e7a8d580a4ed6aefb990f28a096a

電車組は塩山集合8時、車でしたら去年と同じ牧が丘道の駅で、スタートは8時50分にしましょうか?

あまりにも過酷なコースなので、途中リタイアポイントを塩山駅、奥多摩駅、大月駅に設置し、各ポイントに冷たいビールを…

現在エントリー三名なり

登坂出力値限界値取得ソフトウェア Oh!DARUMI Ver 2.0

2008年06月28日 | 超級山岳
関係部門各位

現在開発中ソフト(Codename: Oh!DARUMI)開発プロジェクトリーダー、及びドキュメント担当のニャ・ロメです。

いよいよ7月27日のリリースが迫ってまいりました。

当日の日程を記します。
自動車組:道の駅牧が丘に集合
集合時間朝9時

輪行組:JR塩山駅北口ロータリー前8時15分集合
JR東神奈川だと5:45発、八王子だと6:55発
電車で一度に一箇所に自転車が集合すると、他の乗客の迷惑になりかねないので、なるべく多くの車両に分散しましょう。

スタート
各自目標タイムによって時間差スタート
計算の仕方は、このページを参考
①過去の自己ベストタイム(10km以上の登り)から、自分の平均ワット数を計算する
  例:富士あざみライン時の自分の出力は262Wだった。
②そのワット数の90%で大弛峠を登ったタイムを目標タイムとする
  例:235.8Wのヤッホーサイクリング出力での予想タイムは…132分でした。(ちなみに全開でアタックすると2時間切れると出た…

ツアーオプション
大弛の駐車場から15分上るとこんな絶景展望台に辿り着きます。歩ける靴を持って行きたいですね。車で山頂に届けちゃいますか?




それでは、当日まで食べすぎ乗らなさすぎにご留意を!

参加メンバー:
黒Dさん
KIDさん?
S石さん
にゃろ
にょほ
W坂さん?
悪の総帥さくぞう
M井さん
A部閣下
竹Tさん
S岡パパ

他にも返事もらっていない人がどっさり!
これから声をかけられる人もどっさり!
参加したい方は当日でもいいので連絡下さい。別に頂上で待ってくれていても良いです。

スペシャルゲスト:
カズノさん
Shigemixさん

この二人は間違いなく2時間きるな…

富士あざみライン:重量級ヒルクライマーの孤独

2008年06月15日 | 超級山岳


タイムは…自慢できたものではないが、1:12:41
一分半更新。
来年は体重を70kg台に落として70分切りを目指そう。40迄には1時間切りだ!

それにしても、本当に恥ずかしくなるくらい上には上がいます。
レベル高いです。アザミライン。
全国から脚自慢が集まってきています。

(6月16日レースレポ追加)

他のヒルクライム大会と比べてスパルタン度高く、本気度が違いますし、プロの走りをみる絶好のチャンスです。

優勝は、YOMEが中国で一緒にキャ○クラに行ったことのある、K野選手。


いぇ~い


2位は、現在ポイントリーダーのN沼選手。


3位もおそらくYOMEが中国で一緒にキャバ△ラに行ったことのある、N寺選手。
ナショナルチャンピオンジャージで、麓からずっと、ウィリーして登坂してきた?



今日の最大の収穫。大弛峠にすむアルプスのピエポリことカズノ氏(今日は58分だってさ!)を捕獲!
(^u^)ウキョー
大弛OFFに乗り気です!役者がそろうぞ!


レースレポ

自分のクラスは70人程度。スタートからの3kmのストレートは淡々と、心拍を注視しながら進む。
しかし長いよなぁ・・・・鳥の看板がいつまでたっても見えてこないよ・・・。

反省点1: 丁度良いペースメーカーを見つけて、テンポを決めてついていくべきであった。

途中アソスの営業、日本語のうまい謎の外国人と談笑をしながら登る。
馬返しは約30分で通過。キタキタ!
テンションをマックスにして激坂ラッシュに挑む!
試走時と違い、交通規制下なので、みな思いっきり蛇行を始める!!
コーナーでは全ライダーが勾配のゆるいアウト側を通過していく。

反省点2: 気温も低く、道幅もいっぱい使え、ペースメーカがこれだけいる環境下で、何でタイムを真剣に狙わなかったのか・・・

第一、第二、第三の激坂ゾーン、周りの同じペースのライダーと、
「きついっす・・・ねぇ はぁはぁ」
「10% が平地に見えません? ひぃひぃ」
と談笑しながらヘロヘロになって刻んでいく。

反省点3: 同じペースのライダーを、談笑相手として考えず、ペースメーカーと考え、タイムアップを目指すべきであった。談笑相手は、結局は私の話に付き合わず私を突き放して行った・・・何で自分にリミットかけているんだ俺。

もうそろそろ上を目指して、ツーリングヒルクライムを卒業せよ、ということですね、ムッフフ



あざみラインも3回目、なんとなく瞬間突発で訪れる足を休める区間も体が覚えてきた。着地も蛇行もなく、けれどもRed Zoneで120%出し切ることもなく、最後の200mだけもがいてゴール。

1:12:41

初挑戦から5分削ったが、同じクラスでも2/3くらい、トップ差22分。

上には化けもんがごろごろいます。

もっとダイエットして、40歳までに一時間きりを目指そう、と誓った一日でありました

富士あざみライン+スカイライン:Bチーム暴走会

2008年06月07日 | 超級山岳
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
  ∪∪ニャンコの御霊よ安らかに眠りたまへ・・・

にゃんこ~出てこ~い


この物語は二つの糸で、紡がれています。
++++++++++
一つ目の糸は、○クボ先生のエルグランドが、7日早朝エンジン始動をした時に始まりました。
エンジンスタート
「ニャー。」
「ネコバスにようこそご乗車下さいました。当ネコグランドは、これより川崎に向かいます。フニャー」
++++++++++

6月15日の富士あざみラインレースに備え、試走に行くであろう噂を嗅ぎ付けたニョホホ氏が、仲間入りを希望、だったらBチームの坂馬鹿にも声をかけるか、ということでさくぞう先生と生協のS石さんが参戦。当初は電車で行く予定であったが、○久保先生が車を出すということになった。それを聞いたさくぞう氏が、「三本登っときます?」と逆提案。
ただですら大変なあざみライン試走が、下のエキストリームポタリング試走イベントになってしまった…
今回は、富士山初挑戦S石も殴りこみ、新メンバーとしての研修もかねる。

まずは、川崎に集合し、東名高速をひた走る。



++++++++++
海老名SAにて。
「おい、ニャンコ。そんなところで、暖をとるもんじゃない。早く出て来い!」
++++++++++

↓前日あざみ本番用に、P若旦那にMavic R-SYSを貸してもらいました。ホイールまわりの400g近い軽量化と、11-18Tの山岳ギアで、あざみモンスターに迫る!


++++++++++
須走駐車場にて。
「おい、ニャンコ。起きろ。ツンツン。」
++++++++++



↓私以外の4人は、レースにはでないツーリング目的(もちろんあざみラインにツーリングなどありえないのだが)なので、先にいってもらう。みんながスタートした5分後に、スタート。
R-SYSインプレ①
剛性が高く、真円のスムースな回転体をきれいなペダリングを意識して回せる。剛性が高いので、パワーダンシングをかけても全くよじれることなく、パワーを受け止めてくれることから、前に勝手に押し出してくれる錯覚を味わえる。これはいいわ…


↓馬返しは、全開より3分ほど遅く到着。ただし馬返し前で登坂リズムがロックオンした。
馬返しを超えて先頭に出て、24%区間にはいると、後ろからさくぞう先生とS石さんの歓喜にも似た歓声が聞こえてくる。変態だ!


↓振り返れば佐久蔵先生が蛇行を始めた。始まりました地獄の坂ラッシュ!
この20%区間で時速6km/hで進んでいると、佐久蔵先生が後ろからダンシングで「フヌヌ~」とアタックしてきた!どこまで無茶をする!!


↓馬返しからゴール2kmまでは、さくぞう先生と抜きつ抜かれつ。25Tのさくぞう先生は、蛇行+休むダンシングを多用。ニャロメは直行+28Tをとにかく回す作戦。あまりの激坂に毎度ながら何度も脚を着きそうになります。
とにかく、8.6kmキロポストまでは、我慢我慢。


↓今回は、飛び道具+28Tが効いたか、蛇行はあまりせず真っ直ぐ登れ、アタックポイントもしっかり追い込んで、タイムは1時間13分59秒。5分短縮!
さくぞう先生もS石さんも初挑戦にもかかわらず1時間15分前後でゴール。速っ~~


↓霧まみれの五合目を後にし、下山途中馬返しで集合。さくぞう先生の下山ウェアに注目。

…最後の3kmのロングストレートで最高速チャレンジ。そして…自己最速記録を樹立!!
最高速度:86km/h
もう、これは自転車のスピードではありません。この速度域になると空気の壁が尋常じゃないです。で~ぷりむを買えば90km/h狙えるかも??
R-SYSインプレ②
登り性能も凄いが、下り性能に感動した。
樹脂スポークの振動吸収性が剛性を損なわず乗り味の快適性を確保しているので、悪路も安心してノーブレーキで突っ込める。格別の安心感!


↓今日の二本目、表富士スカイラインへ


↓さくぞうの今日の金言:
「あざみ登った後ならスカイラインもスバルラインは惰性で登れる下り坂みたいなもんだよ!」
確かにあざみを比較基準として考えれば、6%の勾配なぞ平地に見えます。


↓とはいえ、この2人がじりじりとペースをあげるので、あっという間に心拍数はあがり、一人旅に…
二本目の超級山岳なので、出力が次第に低下、脚を軽快にまわしているつもりでも、速度はサブ10km/h



↓七曲の駐車場で一度休む約束をして、そこに到着した時、先行した二人がなぜか同じ所をクルクル回っていました。何やってるん?と聞いたところ、
佐久蔵:「Bチームのプライドにかけて、足はつかぬ!ムフフ」


↓R-SYSはくるくる回ります(^u^)イヒイヒ


本日の二本目ゲット!
ちなみに今日は恐れ多くも頭から靴下まで山岳賞ポルカドットで正装しました。これを着たら情けないヒルクライムはできませんが、今日スカイラインを登って来るサイクリストは皆無でした。


↓もろだし。
○クボ先生。まだまだ元気。


↓表富士を下り始めたのが2時半。これから車で富士吉田まで移動し、4時に登り始められれば、当初のBチーム企画の意図が達成できます。スバルラインは三つのモンスターのなかでも斜度が一番緩く、佐久蔵先生によると全工程平均勾配が-5%らしいので、回復走をしながら登頂できるでしょう(虚勢)


++++++++++
下山後。七ケ塚駐車場。
「おい、ニャンコ。起きろ!ツンツン。ガシガシ!」
「お前、臭いぞ。なに食ったんだ。」
++++++++++

…ここで記録は途切れます。
スバルラインを元気に登るBチームプラチナ会員の写真は、実存しません。
なぜ幾許かの体力を残してスバルラインを登らず、富士宮焼きそばを食べて帰らなかったのか?

+++++++++++++++

↑ネコグランドを心配そうに見やる○クボ氏。
御殿場のN産ディーラーにて
開発スタッフ:「新機軸ネコエンジンの開発ですが、ネコがエンジンと一体化したため、解体後、告別式を行います。」

そうそう、朝のネコバスのアナウンスは、ニャンコが★になった瞬間の、われわれへのお別れのメッセージだったのだ…

 フワーリ
  ⊂⊃
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
彡 V ニャンコの御霊よ安らかに眠りたまへ・・・

さよならニャンコ。これからも我々の安全走行を見守ってくれ。
(・人・)ナムー

後日譚:
現在ネコバスはネコボルトに不具合が生じ、入院中です。

富士あざみライン:ラスボス始末記

2008年05月17日 | 超級山岳
坂馬鹿にとっていずれの日か乗り越えなければならぬもの。それは
日本最凶の激坂、富士あざみライン。
これに匹敵するは、世界広しといえど、Monte Zoncolan とAlto de el Angriluのみ?
これを登ったらもう自転車引退してもいいんじゃないの?

というわけでニョ大僧正と逝ってまいりました。


↓スタートはヤッホーヤッホーと始まりますが、3kmのロングストレート、最初は3%、最後には13%の激坂になります。


↓ストレートが終わると、やや勾配が緩くなり(8%くらい?)、気持ちよく踏める区間が続きます。本番では、ここで乳酸を飛ばしタイムを稼がないと、この後襲ってくる怪物の攻撃をかわせません。


↓中間地点、馬返し手前でまずは今日最初の脚試しの壁が出現します。


↓馬返し通過。いよいよ始まります、煉獄の壁区間!
ここから8.6kmポストあたりまでの3km、寸刻も脚を休められない20%級の壁が『間断なく』続きます。脚は一切休められず、蛇行を余儀なくされます。


↓プロが登っても蛇行します


↓ニョホホ大僧正、苦悶の喘ぎ。ナイスv(≧∇≦)!


↓20%区間でカメラを背中から取り出すとウィリーします。カメラマンも必死です(汗)


…とにかく馬返しから8.6kmポストまでが地獄でした(テンションは昇天してましたけど)最大勾配22%を過ぎても、何も状況は改善せず、15%→14%→20%→19%→18%→19%→19%→17%→20%→17%→20%→14%と激坂のゴング終了前ラッシュ攻撃が続く…
ダンシングで直行しても、シッティングで蛇行しても、スピードは大して変わらない。というわけで、基本は道幅一杯蛇行し、車のエンジン音が聞こえたらダンシングに切り替えることにした。
とにかく、次のコーナー・・・どーんと壁・・・次のコーナー・・・どーんと壁の繰り返しで、希望を打ち砕かれる。もう自転車にしがみついて、この煉獄の試練がいつか終わることを祈りながら、進む。シャクトリ虫のように、進む。

確かに日本一です。坂の一つ一つはどこにでもある激坂にすぎないが、ここまで激坂区間を連続してご馳走になったことはありません。

途中体重58kgのライダーに抜かれた。彼も軽そうだが、ダンシング蛇行している。

↓9km地点あたりから、やっと息をつけられるようになった。ニョホホさんが言っていた「斜度のインフレ現象」が起き、10%が脚を休める楽チンな区間になる。・・・

そしてキロポスト11.8km地点で、ゴール…
タイムは1時間18分

目標は1時間10分ですね~


↓ニョホホさんも、ぐほぐほ言いながらゴール!


↓五合目の小屋では小屋の前で待ち受けていたおっちゃんにコブ茶を頂きました。そして、こけももソフト?とBチーム宣誓のポーズ。


↓帰りは、二の岡ハムでボローニアとベーコンをお土産に買い込み…


↓横浜の自宅にニョホホさんを招待しました。
バーコンと戯れるニョ氏。


↓股割り治具に座乗するニョ氏。


あざみライン、楽しかったです。また、苦しみに行きたいっす。

エキストリーム・ポタリングII & エキストリーム・ダイエットI

2008年05月01日 | 超級山岳
暴飲暴食が続いた今週。
今朝の体重は86kg。
2kgも太ってしまったよ。

さて、一日後、どうなった?(答えは最後に)

最高速度:73.1 km/h
平均:23.0 km/h
距離:223.95 km
タイム:9.46.27
消費カロリー:8254 CAL

↓惚れ惚れ~。なんていい絵だ!
明神峠まで後1km, 三国峠まであと4km地点。


↓今日のコース図


↓今日の勾配図


↓霞富士をバックに。三国峠にて。


筑波前の最後の晴れ間になりそうな木曜日。仕上げの練習に行ってまいりました。
8時間耐久だからそりゃ~12時間耐久だろう、という間違った思い込みにより山中湖往復を決意。以前から言ってみたかった明神~三国峠ルートを選びました。
いやー。ひでぇ坂だった!

↓前日にアメサイドのVittoria Open Corsaに換装しました。クラシックな感じがでて非常に気に入りました。
長後街道をルンルンと走り抜け、善波峠、そして名古木は…ヤビツを右手に見ながら、ちょくしーん!


↓松田の町を眺め、山北を抜け、谷峨手前で東名を見上げながら高架をくぐり、小山の町に入ります。
金太郎生誕?の町らしく、町中キンタローばかり。
地元の人に教えてもらった抜け道をポタリングしていると、ヒルクライマー達の墓地にぶつかりました。
(‐人‐)ナムー


↓富士スピードウェイまで来たら、秋には左に曲がるところで右におれます。
147号線。ここがヂゴクのGateway。

まず12%から足慣らしが始まります。オイオイ・・・
走っても走っても蓑毛

バイクや走り屋がものすごい勢いで駆け上がってきますが、こちらはあっという間にインナーロー、10kmを切ります。鉄塔の向こうに遠くの山の鞍部が見えてきますが、傾斜も見えます。げぇー見てはならんものを見ちまったよ。


↓途中50mほど勾配がゆるくなる区間があり、そこで油断して足をついていたら、最悪のタイミングで青トレックさんに抜かれました。インナートリプルでクルクル回っています。ここで同業種に会うとは思いませんでした。

ここから凶悪な区間が始まります。基本13% ~18%の間を行ったりきたり、足を休める区間まったくなし。16%の看板を過ぎると路面にワッカが登場します。うひゃぁぁぁ。
あまりにも延々と続く激坂区間のため、ダンシングしても持続できっこないです。シッティングでうにうに上りますが、膝壊しそうで心配です。
ままよ、ここで引き返せるかー!

富士スピードウェイもずいぶん下の方に離れていきましたが、車の爆音はずっと聞こえてきます。

時速はあっというまにサブ8kmの世界に。途中ミツバチがまとわりついてきて、振り切ろうにも時速7kmだし、ペース上げてもついてくるし、悲しくて路傍に涙がポタリングしました。

そして、神奈川県静岡県境に到着!!ここから勾配が緩くなり(普通になり)あと2kmほどで山中湖村(=三国峠)です。ハヒ~

いやー実にひどい峠でした。平均勾配は11.6%だったので、距離半分の偽あざみラインと言えますな。



↓山中湖に到着後、思い出に誘われて富士見が丘付近を散策して来ました。というわけで、ここからの写真数枚はニャロメファミリーの方々におくります。説明は、不要ですね。(ちょっと順番が前後していますが)




↑帰りはむせ返るような新緑を吸い込みながら、道志道~半原~座間~市ヶ尾~鶴見川サイクリングロードで帰ってきました。小机以南の鶴見川も、だいぶ走りやすくなっていましたんべ。


オッホッホホ!

表富士:どうやら山の神は、標高2000m以上にのみ棲息しているらしい

2008年04月27日 | 超級山岳
4月26日(土曜日)
川崎に10時に集合し、御殿場~スカイライン下見~富士宮市役所。前日の車検、受付、前夜祭?はそうそうに済ませる。

前夜祭のTalk Showではつるしん氏が「ホビーライダーの皆さん、私に抜かれないように!」と宣言。でもつるしん氏はかなりのクライマーだからなぁ・・・

富士宮に前泊するということは、晩御飯は当然「富士宮やきそば」です。



「つぼ半」
昨年KIDさんとK田さんが発見した、地元衆の香り漂う場末の焼きそば屋。

ここではまったく違った意味でのカーボローディングを行います。*
* カーボローディングとは、決して前日炭水化物をどか食いすることではありません。
正しいカーボローディングは、こちら

もちろんISOYAの皆様がしたのは、爆食への免罪符ゲトー!ウヒャヒャー!的カーボローディングです。

まずはお好み焼きで食欲を刺激し

焼きそばは鉄板いっぱいの7人前!キャベツの富士山!

↓さてそば投下します。


キャベツの上にそばのチョモランマをいただく!
妙齢のおねえさんが豪快にそばかき分け、
同時にあるこほるローディングも行い、
水分をじっくり時間をかけて飛ばしきると、富士宮そば特有の腰のある焼きそばの完成だ!

↓・・・焼きそば7人前でしたが、自分のポーションは3口で終わってしまいました。アゥアゥ


4月27日(日曜日、デザートの日)
朝7時に駐車場に集合。ブログ見てますよ~と
「新横浜の住人」様から声をかけられたり、
大弛峠以来の生Shigemixさんに再会したりと、盛り上がってまいりました!

↓このイベント3年目にして初めての、晴れ!


スタート地点から9%の勾配が続きます。

去年はここから3.5km地点まででいきなり集団がペースアップして後半が延びず苦しい思いをしたので、スカイライン突入までは心拍170を越えないように、たくさんのライダーに抜かれましたが自分にリミッターをかけて刻みます。今回はローラーでアップもしていないのでなおさらです。刻んでいるはずなのに横っ腹が痛くなってきて、いやな予感です。ぎりぎりの負荷で進みます。

スカイライン入り口に入りました!
ここから心拍170台を解禁しますが、いきなり180台に突入します。イカンイカン…
「すーはーすーーはーーーー」
しっかり息を吸いきり、吐き切ると心拍がやや落ちます。
10m先を走っていたKIDさんが100m先に行ってしまいました。
七曲駐車場までが、自分にとっては我慢の区間でした。後ろからは10分後にスタートしたU30のトップ集団がどんどん追い抜いていくし、萎えてペースを落としたくなります…
20代の部はやったら早い2人に続き、また一人・・・また一人・・・
ファイライドのシモンニ君・・・そしてShigemixさんも元気に抜いていきました。
時には34 x 27Tの軽いギアでくるくる回し、時には34 x 24Tでゆっくりトルクをかけてシッティングでまわし、たまに34 x 21tでダンシングしながら、乳酸と心拍のベストバランスを探しながら自分のリズムにはいっていけるよう努力します。

七曲駐車場前で前方にKIDさんを発見!
ゆ~~~~くりとパス

残り5kmは勾配も体感- 1%の九十九折区間!やや重いギアで高速で走れます。たくさんのライダーを抜けるのもこの区間。眼下には今まで上ってきた白銀のつづら折が広がり、延々と続くライダーの列、列、列、・・・
そして標高2000 m、昨年の渋峠以来のクライーマーズハイの神が降臨しました。延々と雲の上のパノラマを、天を目指して登りつづけられる様なあの感覚が・・・

けっして驚くなようなハイペースで走っているわけでもなく、この自称クライマーズハイは、ただ単に

「勾配がゆるくなっただけ」?!

かも知れませんが、まぁヒルクライムイベントの醍醐味ですね。

↓途中ほっそり若奥さんをパスし、しばらくして五合目、標高2400m地点にゴール!


タイムは1時間16分30秒でした。(おそらく)
というわけで、来年の目標は、1時間10分切!
今体重が-12kg減量できれば、なんの努力もせず達成できるタイムなのですが ・・・

帰り道は、渋滞にも巻き込まれず、2時には横浜に帰還。
ハングリータイガーで世紀末退廃的超肉汁メニュー、「ダブルハンバーグランチ」をぺろり。ダイエット一時停止で溜飲をさげたのでありました♪

7時からのBex Isoya Night PartyにはYOMEと一緒に参加。
YOMEが解き放たれたアサシンとなって、各方面に毒を吐いておりました。ちなみにアサシンの猛毒はニャロメ旦那にはまったく効きませぬ。

↓いそやのママとかたりあうニョホホ氏。


↓鶴見工場の近くで張り込みをしていたところ、手をつないで仲むつまじい、ぽっちゃり夫妻の激写に成功!


湯けむり箱根路 血みどろの週末

2008年04月06日 | 超級山岳


輪行して目いっぱい山ごもりを楽しもう、企画で箱根に行ってきました。
コースは、こんな感じ

下半身の筋肉がミルキーに酸っぱいです。

道路に吐いた唾には血が混ざってるし…

放送倫理コードに抵触していたらゴメンナサイ!

第一章:箱根旧道マジTT


Hチームの日曜日は、8時小田原集合で幕をあけた。そこまでは各自勝手に輪行。
アップもそこそこに、三枚橋を越え、コンビニで最後の補給をし、各自目標タイムにむけ無言で挑んでいく・・・(旧道初トライの○クボ氏には七曲は実質4曲がりだよ!と伝えておいた。)

スタートの激坂セクションは心拍170を越えないように、抑え目に走り出す。温泉街を過ぎたところで佐久蔵に抜かれる…オーバーペースにならないよう、追尾開始。
畑宿手前の坂で佐久蔵に追いつき、スローに抜き返す。ここはつらいががんばってダンシングで元気を装う!
畑宿を自己記録より3分早く通過。ここからペースを上げられるか否かでタイムは決定する。七曲がりはぼちぼち。交通量が多くインベタを余儀なくされる。佐久蔵との差はコーナーのスイッチバックで確認すると4曲がり分。いかん!希望の灯を与えてはイカン!
ギアが変速不良でインナーローの27Tに入らない。入ったとしても、カッチャリンコンとすぐ24Tに戻る。結局24Tを踏むことに。皮肉にもこれがタイムにつながった。
猿すべりで心拍を170台に上げて、後ろから逃げる。長いストレートで視界から消えれば、諦めてくれるはず。後ろを見る・・・

いない!ィイェェス!

追い込み坂手前。ここが一番きつい。路傍に唾を吐く。
紅い…
もう一回吐く。
朱い…

45分切るどー!と最後のアタックに備えていたら、コーナーの残り数を間違えました。畑宿交差点で45:06。自己ベストを4分更新!前の記録の時の体重が84kgで、今日が85kgなので、これは何が原因だ?モチベーションか?

今回の変態ツアー、まじでタイムを狙うのはここまで。残りはポタリングです。
芦ノ湖でくつろいでから、国道一号を一回のぼって、宮の下まで無駄に降ります。

芦ノ湖では変速不良の件を電話で川崎のIS○YAのYマチャンに相談。一言二言で的確に診断アドバイスしてくれました。スバラシイ!ありがとうございました。
結局ワイヤーがたるんでいたようで、ダイヤルを反時計回りに回してしめたら元に戻りました。これで30%に挑める…

第二章:最初からインベタ30%、残りは20%オーバーの強羅はサイテー!

今回の目的は、旧道で足を使いきってから、強羅の激坂を攻略することでした…(ゲボー)
いきなり強羅のアプローチで最大勾配が来ます。後ろから車の音、佐久蔵さん○クボさんの悲鳴にもにた歓喜の声が聞こえます。
最初のコーナーのインベタは絶対30%越えてます。暗峠を思い出しました。
ウィリーしそうになりながらムグググギグガァルルル~とクリア。テンション上げなきゃ登れません。
レガシィの写真は斜めに撮ったわけではなく、そのまんまです。
強羅の駅からは容赦なく20%が1km続きます。観光客の呆れた眼差しを励みに、時速5kmで蛇行しながらひぃひぃ上ります。
○クボさん、なんとギア比は53/39-12/23Tです。こんな重いギアで強羅に挑むなんて変態の領域を越え、狂人です。こん熱い人が増えれば地球温暖化は更に加速すると思います。

第三章:灰になった○クボ氏と、輪行バンザイ


見事初挑戦にして伝説の強羅一番坂・二番坂をクリアした、○クボ氏、恍惚と達成感に浸ります。
この後は標高1000mの大涌谷へ。
そして仙石原の白濁温泉にちゃっぷりんこして、東海道線のグリーン車で反省宴会をしながら帰ってきたのでありました。

走行距離75km
輪行ヒルクライム、回復度が違いますね。3回登る変態の気持ちに共感ができたのが収穫でした。

川崎帰還は余裕の5時。
エピローグ~漢たちのプリケツ~

○クボさんよせてアゲテルし…

Henry Coe revisited & Monterey ocean drive

2008年01月21日 | 超級山岳

日曜日。朝錬の集合場所に行くと、てんちょが風邪をひいて欠席するとのこと。
で、今日はメンバーはブルースおじさんと二人きり。ドコイクナニスル?としばし相談。結局山を嫌がるブルースおじさんを無理やり説得し、二日連続のHenry Coe登山決定♪ごり押し成功♪


上りきって一番満足していたのはもちろん無理やりつれてこられたブルースおじさnでした。


このあと、現地のネ申Bさまと、ガールフレンドのM さんと、モントレーまで遊びに行く。
スタインベックの小説で有名なCannery Rowにて優雅にランチを食す。ふっ・・・
アメリカ人アメフトのゲームに夢中でうるさいどー


ここから太平洋岸を抜け、ゴルフで有名なぺブル・ビーチを抜ける海岸沿いの有料道路、17 miles driveへ。同僚のネ申B氏、10ヶ月ぶりのマウンテンバイクなのに、突然無謀にも30km巡航をごりごり始める。
そしてタレル・・・


だが、天気はバチグン、右には大海原!
あっというまにエクスタシーに達するネ申B氏。


ハワイ以来のナイスショットが撮れました。


確かにゴルファーパラダイスかも。
但し、風は強烈で、しかも向かい風。マジで踏んだらあっというまに売り切れること必定。


この風に向かって走れ!
ふにょにょにょー!

ツール・ど・日光再び

2007年10月22日 | 超級山岳
10月20日、紅葉前線南下に誘われ日光に行ってきました。
前日恵比寿で大宴会だったので、睡眠二時間、激しい二日酔い状態で朝5時に家をでます。ウゲー
5時半にイソヤ着。


夜日が暮れると田舎はしゃれにならないのでデコチャリに改造しました。

あるこほるが抜けませぬ。ウェッ。
まずは東武線の始発である浅草駅を目指します。
途中銀座~日本橋~浅草寺と早朝の東京観光です。ヒック。


浅草寺


交通量が少ないので仲見世を突っ切ります。

0712の区間快速で日光に向かいます。浅草から1320円で二時間乗れるのはありがたいです。東武鉄道ブラボー!
感謝状>>>東武鉄道様


秋晴れの空、期待は高まります。グホゲホッ。


日光を10時にスタート

東照宮に向かう緩斜面で、「あ、今日は足がない。」と自覚。しかも荷物をバックパックにたんと背負っているので、自転車もやや重い感じ。
今日は紅葉に誘われたサイクリストがたくさん沸いて出てきてました。


いろは坂の紅葉はまだ先。




途中から車は大渋滞!!!

(車だと上るのに1時間以上かかったらしい。自転車は30分くらいでクルクル登ります)


渋滞の車列の間を自転車がオラオラ~どけ~と通ります。


湖面の青が眩しい中禅寺湖まで出てきました。

去年の10月第3週は湖畔まで紅葉が降りてきていましたが、今年は猛暑の影響でまだみたいです。


少し標高を登って竜頭の滝あたりからまっ黄色に色づき始めました。

戦場ヶ原


「こらー!そこのガリガリ君止まりなさい!」


湯滝まで来ると紅葉が真っ盛り。


マイナスイオンをたっぷり浴びて、


あの遥か彼方、山の鞍部にある1860mの金精峠を目指します。

この峠はそんなに距離はないですが8~10%くらいの勾配で直線をガーっとのぼり、また曲がって直線をガーっとのぼる、一本調子の峠です。こういうのみんな苦手です。最後の方にやっと九十九折になりました。ふぅ。


頂上で記念写真をとりますが、みんなおかしくなっています。まともな写真が一枚もありません。トンネルの前で、完全防寒装備に着替えます。
ここから丸沼高原をぬけ鎌田の交差点まで延々と飽きるまでダウンヒルです。鎌田の交差点でだんだん日が傾いてきました。



このペースでは足も重く、坤六峠を越えて群馬側に抜ける頃には日が暮れてしまいます。去年より一時間遅くスタートし、途中寄り道してばかりですから、尾瀬戸倉温泉着が一時間以上遅れています。
この疲労度、この時間帯に900mから1500mまでもう一度登らなくてはなりません。幹事の特権でコースを変更して平地で帰ろうと何度も思いましたが、ニョホホさんとタグちゃんが暗闇ダウンヒルを了承してくれたので疲れた体に鞭うって登ることにします。まず、峠の入り口でカップラーメン食べて腹ごしらえです。


夕闇せまる坤六峠尾瀬側。

山が燃えている!だが俺の脚の乳酸も燃えている!

写真を撮る元気もうせ、先頭二人に先に行ってもらい、刻みます。体力つきかけているのでダンシングできません。



10分ごとに先頭に待ってもらうことにしたので、10分漕いでは休み、10分漕いでは休みを4回繰り返し、5時に山頂にゴール!!

しかし山頂は霧。そして5時なのに、

真っ暗!!




記念写真をとっても、映るは幽霊だけ。

視界ゼロ!!どうやって帰る!?

ここで秘密兵器登場。



連装光学荷電粒子砲です。これで路面をレーザー照射します。

CATEYEのHL-EL520(スポット)とHL-EL510(広域)の2灯。どうもデコチャリ世代はこういう仰々しいギミックに弱いです。

タグちゃんもHL-EL520 1灯なので、この2台が一車線を併走すれば、下手な原チャリよりずっと明るく漆黒の闇を照らし出します。怪しげな自転車珍走団に、ときおり出くわす対向車線の車はみんなびっくりした様子。特に明かり的にはなんの恐怖もなく下山できました。

感謝状>>>キャットアイ様(おかげで遭難せず人里にたどり着きました)

しかし、寒さだけはどうにもならず、ふもとの人里に着いたころには、歯がガチガチするくらい体が冷え切ってしまいました。暖かい缶コーヒーのなんとうまかったことか!

この後は20kmの道をひたすら水上の駅に向かって下り基調でせめて行きます。今回は足が重く、全工程最後尾でしたが、残り10km地点でやっと二日酔いが抜け、突然体にパワーが満ち溢れてきました。おそいっちゅの。水上駅に0730に到着。0754分の電車に飛び乗って、横浜に帰りました。


あっというまに沈没。遊びすぎました。


まったくこの二人はグレートでした。
タグちゃん、ニョホホ閣下、お疲れ様でした。