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誰がために私は漕ぐ2014:横浜~直江津345km 「これはナイトライドではなく、禅だ。」
誰がために私は漕ぐ2014:横浜~直江津345km 「漬物石太郎の苦闘と根性」
誰がために私は漕ぐ2014:横浜~直江津345km 「渋峠は自走に限る」
+++前回までのあらすじ+++
太平洋~日本海を目指し勇躍横浜を旅立ったニャロメと林道の二人組。深夜の寒さと、上州からっ風に体力を奪われ、ヘロヘロになって高崎に到着。大休憩地点の健康ランド前で、先頭のニャロメは後方から大きな物音を聞いた。
それは林道太郎が漬物石に乗っかって大落車する音だった。大けがにもめげず彼女の待つ金沢へ走り続ける林道あらため漬物石太郎。ペースを落としつつも草津の登り口までたどり着いた。渋峠へのヒルクライムは、絶景補正がかかったのか二人とも意外なパワーを発揮しマイペースでクリア、過去最高の雪の回廊を満喫し、ご満悦の体で長野側へ降りる。
「後は日本海まで下りです」というわけにはいかない。制限時間は4時間。残りは100km。無事に直江津の人魚ちゃんにはあえるのだろうか。
++++++
2100mの頂きからの極上ダウンヒル。2時間半かかった登りを、1時間で降りてきました。
最高速は69km止まりでしたが。
新品の25Cタイヤのダウンヒルの安心感、衝撃吸収が素晴らしく良い。しばらくこのタイヤでロングを走ります。
信濃中野から飯山へ右折し、最後の峠、富倉峠の登り口の北飯山まで10km。この区間は向かい風の爆風が吹いていて、いくら踏んでも進みません。ここで二人相談。
ニャロメ「何キロで牽けばいいですか。」
漬物石「ゆっくりで」
ニャロメ「だから、何キロで?」
漬物石「ゆっくりで」
察しろ!ということでしょうか。25kmで巡航することにしました。
向かい風区間なので、単独走行は疲弊します。
次か次の次に日本海に来る時は、帰りはこれでぴゅーんと帰りますか。
いよいよ来ました。ここを左折して、標高差300mを登ると、後は長い長い長い長い日本海へのダウンヒルです。
かなり長いです。強調しておきます。
富倉峠は目分ですが5kmで250mアップ、平均6%。途中までやけにギアが足りないな~とおもったらアウターにチェーンが掛かっていました。平均210Wでヘロヘロになってクリア。
長旅の最後に平均6%越えは脚に来ます。
そして、とうとうやってきました!!!
このトンネルは、このルートで日本海を目指したものにしかわからない感動のトンネルです。
もう、登りはありません・・・
ウィンブレを着こんで、日本海側へ転がり落ちていきます。
その前に、朱鷺の看板さんにご挨拶。
…この後、直江津の海水浴場まで40kmを残していますが、ダウンヒル区間で漬物石さんが遅れ気味です。
下りでもペダルを回していないので、ひょっとしたらエネルギー不足気味なのかも?
途中数分待っても降りてこないので、登り返して見ると、道端で座っています。
「ハンガーノックみたい!補給食食べてる。」という声が返ってきました。
回復を待つ間、500m位の田舎道を4本TTしました。240W-260W位なので全くのショボショボw
ここから先は日も暮れ、疲労もマックス、漬物石さんの疲労も回復はするものの、今度は修電との時間の競争で私自身に余裕がなくなり始めました。漬物石さん、焦って先を急いでしまいすいませんでした。
7時に直江津のヤマト運輸センターに到着、ここで先に配送しておいた着替えと輪行袋の入ったメッセンジャーバッグを回収、後はビールを買って直江津海水浴場に向かいます。
そして、日もすっかり暮れた7時半、日本海に到着~☆
黄金色の恵比寿麦酒は、350kmの黄金の味わいが致しました。あんなに旨いビールは久しぶりだった。
標高図
<<<旅のデータ>>>
Ride Time (Time Moving) 14:55:27
Distance, km 347.10
Work, kJ 7893
Calories, 8,833
Ave Speed (kph): 23.26
Ave Heart Rate (bpm): 125
Ave Power (Watts): 146
Normalized Power 184
Training Stress Score 600.8
Gained, m 3750.00
<<<>>>
この後、私は修電に乗って横浜へ、漬物石さんは金沢に向かうわけですが、よい旅には不思議なエピローグが付いて回るもの。
今回は、新幹線接続寝過ごし事件と笹団子フーテン太郎さんに盗まれる事件が発生致しました。これに関しては後日譚として別途報告の予定です。
以上、駄文長文にお付き合いくださいありがとうございました。
誰がために私は漕ぐ2014:横浜~直江津345km 「これはナイトライドではなく、禅だ。」
誰がために私は漕ぐ2014:横浜~直江津345km 「漬物石太郎の苦闘と根性」
誰がために私は漕ぐ2014:横浜~直江津345km 「渋峠は自走に限る」
+++前回までのあらすじ+++
太平洋~日本海を目指し勇躍横浜を旅立ったニャロメと林道の二人組。深夜の寒さと、上州からっ風に体力を奪われ、ヘロヘロになって高崎に到着。大休憩地点の健康ランド前で、先頭のニャロメは後方から大きな物音を聞いた。
それは林道太郎が漬物石に乗っかって大落車する音だった。大けがにもめげず彼女の待つ金沢へ走り続ける林道あらため漬物石太郎。ペースを落としつつも草津の登り口までたどり着いた。渋峠へのヒルクライムは、絶景補正がかかったのか二人とも意外なパワーを発揮しマイペースでクリア、過去最高の雪の回廊を満喫し、ご満悦の体で長野側へ降りる。
「後は日本海まで下りです」というわけにはいかない。制限時間は4時間。残りは100km。無事に直江津の人魚ちゃんにはあえるのだろうか。
++++++
2100mの頂きからの極上ダウンヒル。2時間半かかった登りを、1時間で降りてきました。
最高速は69km止まりでしたが。
新品の25Cタイヤのダウンヒルの安心感、衝撃吸収が素晴らしく良い。しばらくこのタイヤでロングを走ります。
信濃中野から飯山へ右折し、最後の峠、富倉峠の登り口の北飯山まで10km。この区間は向かい風の爆風が吹いていて、いくら踏んでも進みません。ここで二人相談。
ニャロメ「何キロで牽けばいいですか。」
漬物石「ゆっくりで」
ニャロメ「だから、何キロで?」
漬物石「ゆっくりで」
察しろ!ということでしょうか。25kmで巡航することにしました。
向かい風区間なので、単独走行は疲弊します。
次か次の次に日本海に来る時は、帰りはこれでぴゅーんと帰りますか。
いよいよ来ました。ここを左折して、標高差300mを登ると、後は長い長い長い長い日本海へのダウンヒルです。
かなり長いです。強調しておきます。
富倉峠は目分ですが5kmで250mアップ、平均6%。途中までやけにギアが足りないな~とおもったらアウターにチェーンが掛かっていました。平均210Wでヘロヘロになってクリア。
長旅の最後に平均6%越えは脚に来ます。
そして、とうとうやってきました!!!
このトンネルは、このルートで日本海を目指したものにしかわからない感動のトンネルです。
もう、登りはありません・・・
ウィンブレを着こんで、日本海側へ転がり落ちていきます。
その前に、朱鷺の看板さんにご挨拶。
…この後、直江津の海水浴場まで40kmを残していますが、ダウンヒル区間で漬物石さんが遅れ気味です。
下りでもペダルを回していないので、ひょっとしたらエネルギー不足気味なのかも?
途中数分待っても降りてこないので、登り返して見ると、道端で座っています。
「ハンガーノックみたい!補給食食べてる。」という声が返ってきました。
回復を待つ間、500m位の田舎道を4本TTしました。240W-260W位なので全くのショボショボw
ここから先は日も暮れ、疲労もマックス、漬物石さんの疲労も回復はするものの、今度は修電との時間の競争で私自身に余裕がなくなり始めました。漬物石さん、焦って先を急いでしまいすいませんでした。
7時に直江津のヤマト運輸センターに到着、ここで先に配送しておいた着替えと輪行袋の入ったメッセンジャーバッグを回収、後はビールを買って直江津海水浴場に向かいます。
そして、日もすっかり暮れた7時半、日本海に到着~☆
黄金色の恵比寿麦酒は、350kmの黄金の味わいが致しました。あんなに旨いビールは久しぶりだった。
標高図
<<<旅のデータ>>>
Ride Time (Time Moving) 14:55:27
Distance, km 347.10
Work, kJ 7893
Calories, 8,833
Ave Speed (kph): 23.26
Ave Heart Rate (bpm): 125
Ave Power (Watts): 146
Normalized Power 184
Training Stress Score 600.8
Gained, m 3750.00
<<<>>>
この後、私は修電に乗って横浜へ、漬物石さんは金沢に向かうわけですが、よい旅には不思議なエピローグが付いて回るもの。
今回は、新幹線接続寝過ごし事件と笹団子フーテン太郎さんに盗まれる事件が発生致しました。これに関しては後日譚として別途報告の予定です。
以上、駄文長文にお付き合いくださいありがとうございました。