Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

不定期連載ロードレース講座 TTで垂れないためには

2014年07月22日 | レース
5年前のFriel大先生の記事ですが、最近ここに書かれた真実を痛感しております。TTとは、"Race of Truth"、どんなに頑張っても自分の実力以上に速く走ることはできません。しかし、気負いすぎてイノシシ走りをし、エンジンブローしてしまう輩が後を絶ちません(俺のこと)。

折角頑張ってつらい練習を重ねてビルドアップして、本番で悔しい思いをしないように。2009年の記事ですが、何年たっても普遍の真理は真理ですね。

元の記事


<要約>
タイムトライアルを4ブロックにわけ、そのクォーターづつのペーシングをアドバイスする。


1Q:ペースを上げたい自分を抑える。レースで一番きつくない時間である。心が体にもっと頑張れ!というよりももっと自制する。パワー上では3%の減少かもしれないが、3%の低下がもたらす印象はかなり違う。多くの選手が、このパートで突っ込みすぎて、後でツケを払うことになる。この時点での心拍数はあまり関係はない。主観的にどのくらいきついかが問題で、パワーメータがなければ主観的なきつさを意識することが更に重要になる。呼吸がこの時点できつくなれば、オーバーペースである証拠だ。


2Q:第2クォーターでは、パワーメータがない場合、速度と心拍は注意深く観察したほうがよい。もっとも、風が強いコース、アップダウンが多いコースでは速度を見る意味はあまりない。パワーメータがあればシンプルである、このパートは目標出力で走るだけだ。心拍計でペーシングする場合、目標心拍ゾーンをキープすればよい、その代わり第1クォーターよりは少しきつくなっているかもしれない。ここで、目標心拍を越えるまで追い込んではいけない。自分のペースコントロールテクニックと呼吸法を駆使して、前走者を追いかけてオーバーペースにならないように。他人のレースではなく、自分のレースに集中する。


3Q:第3クォーターはきつい。ペースダウンするならこの区間である。レースの前半の目的は、この区間に向けて準備をするためであると言ってよい。これより前でうまく自分を管理できていれば、きつくはなっているにしろ、目標のパワー、心拍、スピードを維持できているはずである。言い換えると、体は先ほどより追い込んでいないのに、主観的な頑張り、きつさは増していく時間である。この区間ではよく「やべー!調子悪い!遅すぎる!誰かにぬかれるかもしれない!」と独り言をいってしまうかもしれない。これは誰にでもおきることである。皆が同じように考えているはずだ。集中して淡々とペダルを回すべきである。たとえば、「ペダルゲーム」をしてみよう。左ー右ー左で1-2-3-1-2-3と数を数える。1で力をいれ、2-3で力を抜く。こうすれば一回で片足は5ストローク「休む」ことができる。5ビートを試してもいいかもしれない。(訳者注:なぜこれをやって「一回で片足が5ストローク休める」のか、わかりません。また、実際300W20分ローラー中にやってみましたが、全然楽にはなりません。ただの気ばらしですwww)とにかく、あの手この手で精神的にきついこのパートを乗り切ること。ここまでのペーシングが完璧だとして、このパートが一番きついのは変わりない。もしペーシングに失敗していた場合、このパートはかなり落ち込むパートである。一分後ろでスタートしたライバルに抜かれるのであれば、ここで抜かれるだろう。
筆者注
恥ずかしながら、私のよく使う呪文
1.「メンタルだーっ!」と叫んで集中する。
2. 周回コースであれば、「一周後の自分」を想像する。
3. コース上の目印(電柱など)を見つけて、とりあえずそこまで苦しんでみる。
4. 自分がジャガー、豹、チーターになっている妄想をする。(=前傾フォームを思い出す)
5. 脚はパワーをかけるが、上体がリラックスしているか意識する。
6. 限界域の直下で限界閾値をチョンチョン突けているか確認する。
7. Pain is temporary. Pain is temporary. Pain is temporary ....


4Q:第4クォーターまでくれば、苦痛にも終わりがあることが現実的になる。馬小屋の匂いを嗅いだ馬のようなもので、ちょっと前よりも追い込める気がするだろう。前半でペースを抑えていたのであれば、他の選手の追走はここで解禁だ。目標にロックオンしろ。残り2分くらいになったら、じわーっと上げていく。抜ける選手がいたら抜く。最後は追い込むが、スプリントでもがく体力があるとすれば、それは今までのペースが遅すぎたことになる(耳が痛い!)タンクが空の状態で、フィニッシュするのが理想的である。



TT練習に、メンタルの準備は必須である。個人個人でトリックは違うだろうが、第3クォーターのメンタルを強くする練習は欠かせない。TT用の練習をするときは、上記のように4ブロックにわけて対策をたてることをお勧めする。決して、本番を練習がわりに使わないように。

3連休の記録

2014年07月22日 | トレーニング
前提として(1) YOME歯痛 (2) 土日軽井沢家族旅行のため、まとまって走ることができませぬ。
いつもの早起きで練習時間捻出したせいで、やや睡眠不足な連休明けでした。

土曜日

門限8時!のため、朝3時半に起床。しかし、前夜からの雨が止んでいませんでした。
4時半になってやっと出撃。なぜそんなに早起きができるのかというと、前夜Batan-Qしているからに他なりません。

TTバイクのサドルを10mm後退させました。前回乗ったとき、サドルを後退させないまま、ステムを10mm、DHバーを10mm後退させたため、ポジションが激変し、かなり辛い目にあったため。
気温は前夜の雨のおかげでかなり涼しい。早朝は交通量も少ないので、ストレスもうけない。やはり猛暑の夏は早朝練に限りますね。
特に追い風というわけでもないですが結構踏める。巡航速度が上がっているわけでもなく、42km/hぐらい。お尻の筋肉が動員できている気がしないでもないが、やはり風がよかったのかもしれん。

記憶によれば、幸浦のコンビニまでの自己ベストはAv 34km台、のところを・・・

Distance 25km
Ave 35.4km/h

うーん。これは風ファクターなのだろうか・・・


まだ6時前だったので、観音崎まで足を伸ばし、残りはテンポで帰宅。25km地点で35を越えた平均も、帰宅時には30まで落ちていました。
復路の赤レンガ倉庫の前で、鰤ちゃんとワキ主将という、稀少品種に遭遇。まじ、珍しいっす。目を疑いました。
踵を返して追走しましたが、逃げ切られました。あれは本物だったのだろうか・・・

走行データ
102.5km
Calories 2,657
+++

9時前に帰宅して、支度をバタバタとすませ軽井沢に向けて出発です。


チビ太のために「かがやき」型長野新幹線E7を予約しておきました。おとーしゃんは本当は八高線+信越線もしくは中央線+小海線で行きたかったのですが。
おかあさんは子鉄(父鉄?)の夢をわかっていないようですね。


わ~い。


軽井沢についたらショッピングしたいママを解き放って、チビ太と私は芝生の上で遊びほうけていました。




生憎の霧雨模様でしたが、従兄と一緒に芝生の上で遊べて終始ご機嫌なのでした。


宿泊は軽井沢プリンスウェストのコテージ。4家族が一つ屋根の下。


おばあちゃんの誕生日だったのに、孫二人によるのっとり事件発生。

日曜日

朝食がバイキングということでしたので、翌朝5時半起きでホテル敷地内の周回コースを4周10kランニング。
早朝の白樺林の中を気持ちよくランニングできました。とはいえ、久しぶりのランでしたので、すっかり走り方を忘れております。
基本5:30/km、最後の1kだけ4:50で走りました。


走行データ
10.1km
5:31/km
Calories 960

この後朝食を腹いっぱい食べ、帰りの新幹線まで3時間以上残しているので再びママをショッピングモールに解き放ち、チビ太と二人でしなの鉄道に乗って小諸まで。








横川峠の釜飯を買って・・・中身はほとんどチビ太に食べられました。


小諸にむかって電車が出発すると、次の駅を出発する頃には既にウトウトし始めていました。


やはり、久しぶりの旅行でかなり疲れていた様子。
軽井沢から5駅で乗継の小諸駅に到着。しかしここで完全に爆睡モードに入ってしまいましたので、だっこ紐にいれて、プラットホームで次の折り返し電車がくるまで1時間以上ゆっくりとした高原の駅を流れる時間を堪能しておりました。


4番線には小淵沢行きのキハちゃんが。いつかチビ太と全線走破したい、あこがれのローカル線。


復路は昼寝からめざめてすっかりご機嫌の氏と里山の緑を見ながら軽井沢まで帰ってまいりました。やはり、新幹線とちがって在来線は車窓がきれいですね。
長野新幹線は速過ぎ!とくに今日乗った「あさま」は軽井沢の次の停車が大宮でしたので、昼寝もできませんでした。
やはり八高線がいいわ。


この日は一瞬停電するほどの雷雨。チビ太は怯えて、一度も隠したへそから手を放そうとしませんでした。お風呂に入っている時もず~っと、へそを隠していたので体が洗えませんでした。

+++

月曜日


最終日の月曜日は、半日外出許可を頂きましたので、来るファンライド利根川TTに備え、竹芝TTT練@荒川中洲。

やっぱりここは走りやすい。人さえ集まればあっというまに距離が稼げます。家から35kmですので往復で70km、荒川コース3往復したらあっという間に120km越えますね。

今日のメンバー


ちょーさん


のりっくさん


イルカさん

「面白いメンバーですねww」 by naotoman

TTTは初顔合わせの3人で回して・・・

Warm-up 13.4km
Av 39.6km/h
Av 213W
157 bpm
3-man TTT

TTT 13.4km
Av 42.1km/h
Av 242W
168 bpm
3-man TTT

Cool-down 13.4km
Av 38.5km/h
Av 224W
160 bpm
4-man TTT

来週の利根川FR TTTに向けてよいフォーメーション確認になりました。

初めて一緒に練習するちょーさんとイルカさん、ちょーさんはさすがE3白浜ITTで入賞しているだけあって、強い。ノーマルリムでこれだけ速いので、サラ足ディスクの本番TTTでは最も当てにしちゃいます♪。
イルカさんはTTマシンを組んだばかり、シェイクダウンでポジションもなにも出ていない状態でしっかり集団走できていたので、今後ポジションが煮詰まったら脅威です。そして、安産型なので後ろのドラフトが楽です。
のりっくさんはご存知の通り脅威の地脚の持ち主。千切れてから追走して追いついて先頭を牽く脚力の持ち主ですので・・・
本番はぜひともAv 44km/hに入れたいところですが、序盤のハイペースも禁物ですので、ペースメーキングをしつつも後半追い込んで20分を切れるか、チャレンジですね~。

133.4km
Calories 3,437

帰宅して30分ほど昼寝。その後はチビ太とレンタルビデオ屋に「ファインディング・ニモ」を借りに行き、その足で菊名駅近くの福美湯へ。銭湯デビューです。軽井沢で、かなり温泉を楽しんでいたので、「お風呂上りに、牛乳とビールで乾杯しようね~。」と牛乳で釣っておきました。


銭湯に足を踏み入れると・・・なんと熱帯魚の水槽があるではありませんか!そして中にはクマノミが!
「ニモがいるよ~」と大騒ぎするチビ太。なかなか大浴場に移動してくれませんでした。
お風呂に入ったら入ったで、水風呂と露天風呂の間を何往復もしておりました。どうやらかなりのお風呂好きの様子。次は、川崎大師のあそこに行きますかね~。


お風呂あがったら牛乳で乾杯できるしね。

<備忘>


一年前の今頃、88kg 28%でした。
ここに来るまで一年かかりました・・・