ファミリー集合!@おーすとらりあ
(これはオーストラリアの国民食、ベジマイトだよ。ビール酵母を原料にした、とてもしょっぱいパンに塗るペーストだよ。)
二日目も雨。熱帯雨林に雨は降り続くよ。
ケアンズ空港に飛行機が着くのが5時半なので、朝の5時につりーはうすをパパ達は出発したんだって。
朝の気温は14度。とっても冷え込むので、暖炉に薪をくべるのが日課になるよ。
アサートン高原は台地になっていて、平均の標高が600~700m。だからケアンズに行くにはどこかで山道を下らなければいけない。これがウネウネクニャクニャした峠道で、同乗者泣かせなんだ。
でも、ゆいちゃんはケアンズ空港に到着するまで寝てたけどね~。
7時半に合流したら、また同じ道を折り返して「つりーはうす」に戻るよ。
あ、その前にケアンズのビーチで朝食を食べたね~。
ケアンズ郊外を走っていたら、道路脇の線路の向こうからゴゴゴゴ・・・という音とともに列車がやってきたよ。
「わーぉ!キュランダ鉄道だ!」
とパパが大きい声を出したので、朝から眠い僕は起きちゃったよ。
「パシャ!」と口でカメラのシャッター音をまねして、すぐ寝ちゃったら、みんなクスクス笑っていたよ。
この後は、峠道をウネウネ登ったよ。峠道途中の岩場に、緑色のカエルが大きく描かれているのを見て、
「カエルの緑ちゃん♪うっふ~ん♪」という歌を即興で作ったよ。またしても、みんなクスクス笑っていたよ。
これね。地元では有名みたい。
峠を登りきると、「ばりーん湖」という湖についたよ。
湖畔にスコーンがおいしいティーハウスがあるので、ここで休憩だよ。
中には子供用の遊戯スペースもあったので、現地の友達と交流したよ。
ママが子供用のハンバーガーを頼んだら(グルテンフリー)、お化けのようにおおっきなハンバーガーが出てきたよ。もちろんペロッと(ぼくが)食べちゃったけどね~。
楽しかったけれど、さすがに長旅で疲れちゃったんだ。このあと、「はやく森のおうちに帰りたいよ~」って泣いて、ママを困らせちゃったよ。
ぼくの泣きに急かされて、その後はまっすぐにつりーはうすに。
ちなみに、Tarzaliという町(村?)にある、The Canopy Rainforest Treehouseという宿だよ。ま~とにかくすてきな宿だよ。355日海苔弁当たべて、10日間ここに滞在する価値はありますねって。
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宿に着いたのが正午くらい。お昼の時間帯は、キングパロットさんの活動する時間だよ。ベランダに餌を撒いたらあっという間に森がざわめきだして、赤と緑の極彩色のインコたちが群がってきたよ。
これにはじーじもご満悦。「ひゃ~これはすごいねぇ!」
キングパロットさんたちは、頭や肩に遠慮なく乗ってくるんだー。
赤の頭、赤のおなかに緑の羽がオス、逆に緑の体に赤の羽がメスだよ。
キングパロット達がおなか一杯になって森へ帰っていくと、パパがハンモックを広げてくれたよ。中に入ると「さなぎ」みたい!腹ペコ青虫みたいに、ぼくも「さなぎ」になれるかな?
この後調子にのっていたらハンモックからズデン!と落っこちて、でっかいタンコブ作ったよ。
晩ご飯はお父さんがBBQを作ってくれたよ。
そしてじーじとタスマニアの地ビール、「おこちゃん」ばーばはシャンパンをあけて大満足だったみたいだよ。
そうそう、この頃僕は旅行疲れでずっと昼寝していたんだ。
でもぼくの代理でポッサムさんの家族が夕食に同席していたみたいだよ。
二日目は飛行機疲れ、移動疲れでみんなあっという間に寝ちゃった。明日は何もせずに、熱帯雨林の隠れ家で何もしない1日を過ごそう、とみんなで話したよ。