今朝の新聞は、昨日行われた将棋の名人戦の結果が記事になっていました。多分その日を選んだ「折々のことば」でしょう、作家の小川洋子の言葉が取り上げられていました。
ガッツポーズも雄たけびもない、時に勝者の方がなお深く頭を下げ、むしろうな垂れているように見える場合さえある・・・小川洋子
解説の鷲田清一は、書き加えています。
その静寂を生みだすものが、宇宙的ともいえる将棋の奥深さへの畏怖であり、そういう謙虚さを板を挟むぎりぎりの攻防の中で対局者が共有しているのだと確信する。
将棋はさせないけれど,羽生永世名人をも乗り越える天才と報じられ、勝ち進む藤井六冠の、落ち着いた姿に、少しミーハーの応援をしている婆さんです。
雰囲気は少し違いますが、日本の国技相撲の立ち合い。勝負の始まりの合図がない点では世界でも珍しいのではあるまいか。二人の大男がたがいに神経を研ぎ澄ませ、息を合わせて一瞬、立ち上がり勝負する。コロナ時代で少し変わったけれど、相撲の見物人は、物を食べながら、アルコールを飲みながら、贔屓の力士に声援を送る。興奮しているファンは応援の声を大声で呼び交わす。
だがその立ち合いの一瞬、場内は静まり返る。そして一瞬の後声援の怒涛の応援の声の渦になる。
こうした一瞬の静寂、尊さを感じます。
さすが、教育者たるお方なんですね・・
私も藤井六冠の熱狂的なファンですよ。
あの落ち着いた語り口調も好きなんです。
そして想うのは、ご両親様の御顔は外に一切でていないのですよ・・
きっと、私なら・・
私がこの偉大な息子を産んだ母親です! なんて、言いたくなるのでは・・と思いますが・・
なお更に、親御様の御顔を拝顔したくなりますね!
親がしゃしゃり出てこないのは大谷君もですね。好感を持っています。
私も親馬鹿ですから、実際に子供がえらくなったら自慢たらたら出て行くかとも思うのですが、子どもが大学入学式を迎えた時、言い渡しました。言い渡したということは自分自身に言い聞かせたということです。
今日からあなたたちは大人です。自分の道は責任をもって進みなさい。もう親がでしゃばることはしません。どんなに偉くなっても、其れはあなたたちが豪いのであって、親のせいではありません。半面もしも、大失敗して、世間様に顔向けができないようなことを引き起こしても、親が責任は取りません。自分の責任です。
幸い、偉くもならないし、犯罪に手を染めるようなものにも育ちませんでした。
とはいうものの、ヌートバーのお母さん、その真反対でしたね、それはそれで好評でしたね。