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金色に光る瑠璃色の翅のしじみ蝶が
庭の蹲(つくばい)に翅を広げて浮いていた
あっ 死んじゃってる
でもまだ助かるかもしれない
わたしは彼を待たせて
急いでしじみ蝶を拾い上げた
まだ生きていた
なんという生命力
蝶は温度が大切だ
陽のよく当たる石の上にそっと置いた
翅をちゃんと閉じてしっかりと
アシを踏ん張っている
大丈夫だ
よかった
夫と二人庭の門を開き
腕を組んで
安心して出かけた
いつもの林の小道へと
秋暑し
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【秋暑し】09.11.28
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