じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

シンガポールで枕を買う ?

2008年02月24日 | 日々のこと

先日シンガポールへ行った折、到着翌日JALツアーグループで市内観光があった。

いつもながら驚くのは現地の観光ガイド、日本人にも勝るばかりの巧みな話術とガイドのうまさは舌を巻く。何より商魂逞しいのだ。

植物園、アラブ人街のサルタンモスク、湾内クルーズ、マーライオン公園、昼食は広東式飲茶、その他宝石店やらお土産物屋、免税店などを織り込み無料での一日ツアーであった。

バス車内ではきっちりとほぼ全員にガイドからの土産品をどっさりと買わせ、おまけに低賃金の運転手の子供達のためにと運転手からの土産品まで買わせられたのには苦笑いであった。もちろん寄り道した店々は全部提携していてリベートが入る仕組みなのだろう。

そして圧巻は・・・である。

市内ツアーの最後にどこかのホテルの中に構える寝具店に案内される。

ここで枕の宣伝話を実に巧みな話術で日本人店員から10分ほど聞かされる。羽毛枕や低反発枕の悪いことをさんざん掲げては、これここにあるこの枕、何でもネオプレン製の高反発で多孔質の抗菌枕がいかに良いものかを奏でるように喋っていた。まさかシンガポールまで来て枕はないだろうと、半分うとうと説明もろくに聞いていなかったものである。説明が終わり展示室に移るとそこには寝心地の良いベッドが沢山並べられていてどうぞご自由にゆっくり横になってくださいと、・・先ほどの枕の使い心地を試させる仕組み。

いままで一緒になって「何よ、枕なんて・・」と言っていたかみさんだが、しばらく横になっていたかと思うと、その気持ち良さに「これはいいわ、買う買う」となってしまったのである。こんな大きなもの持ち帰るのも邪魔になる、と思えば、布団圧縮と同じく減圧でコンパクトになるんだと、それに10年間保障付きだって、まさか・・・・怪しい。

店を出るときには5,6人が手に手に枕の袋を下げていた。

何のことはない、これぞ催眠商法の極みではないか。旅の疲れが溜まったころを見計らいまんまと乗ったことになる。

でもまあね、帰国後早速使い始めているが、そこそこ使い心地はいいらしい。かみさん曰く、あの宝石店で中途半端なネックレスを買うよりは良かったよ。確かにそれはそうかも・・・・

Sing6

コメント (2)
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