『パウロの勧めに学ぶ-“高く上げられたイエス”』(ピリピ書講解説教第23回)ピリピ2:5~11 2021年11月21日小山コミュニティチャペル礼拝
2021年11月21日礼拝メッセージ 要旨
■タイトル:『パウロの勧めに学ぶ-“高く上げられたイエス”』(ピリピ書講解説教第23回)
■聖書箇所:ピリピ2:5~11
■中心聖句:ピリピ2:9~11 それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名を与えられました。それは、イエスの名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが膝をかがめ、すべての舌が「イエス・キリストは主です」と告白して、父なる神に栄光を帰するためです。
・あるところに、姉と弟の二人兄弟がいました。
・弟は難しい病気をかかえていました。記憶が飛んでしまう難病。姉は、必死に弟を支える。
・父親に育てられていたが、その父が死んでしまう。離婚していた母の元へ引き取られることに。
・いろいろな困難を乗り越え、薬学部へ進む。
・母の会社で懸命に働き、ついには社長にまで上り詰める。
・そして、薬を開発する事業を。
・あるとき、弟は失踪してしまうが、後に、再会。
・姉は弟に話す。「ゆう(弟の名前)、ゆうの病気を治すために社長になったんだよ。」
・ドラマ『最愛』より。
・学歴、キャリア、収入、そういうものを追いもとめているように見えても、思いやり、という動機が、という場合もある!
・背後にある動機、意義、大切ですね。
・イエス様は?
・聖書箇所をお読みください。
・ピリピ1:27~、パウロはピリピ教会に宛てて勧めを与えている。教会のあり方が記されている。
・2章になると一致の大切さが勧められている。一致のための手がかりは、へりくだり・謙遜!その究極の模範、イエスであることが、キリスト賛歌を通して示されている。
・6~11節、パウロ以前の初代教会で歌われていた賛美歌、と考えられている。(「キリスト賛歌」)
・先週は、イエスは十字架にまで従ってくださった、ということ学んだ。
・今日のテーマは、高く上げられたイエス・キリスト!
・2:9 それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名を与えられました。
・「神は、この方を高く上げて、」=高く上げられたイエス。どういう意義があるのでしょうか?
・第一には・・・
1.「イエスが高く上げられた」とは、イエス様が父なる神様によって栄光を受けられた、ということです。【称賛】
・イエス様は父なる神様のご計画に従われました。
・死ぬことさえも受け入れました。
・十字架で死ぬことさえ!
・父なる神様は、従われたイエス様を称賛しておられるのです!
・「我が子よ、よくやってくれた!」、「よくぞ従ってくれた!」
・父なる神様は、子なるイエス様を高く上げられたのです。
・高く上げられる、とは歴史的にはどのように実現されたのでしょうか。
・使徒2:32~33 このイエスを、神はよみがえらせました。私たちはみな、そのことの証人です。ですから、神の右に上げられたイエスが、約束された聖霊を御父から受けて、今あなたがたが目にし、耳にしている聖霊を注いでくださったのです。
(あ)イエス様は三日目によみがえりました。父なる神がよみがえらせられた!
(い)※父なる神様の右の座に上げられました。(これは目に見えることがらではないが)
(う)約束の聖霊が注がれました。(目にし、耳にしている・・・!)
・イエス様は高く上げられたお方なのです!父なる神によって!
・イエス様は称賛されたのです!父なる神によって!
・脇道にそれますが・・・
・ここにあるのはうるわしい三位一体の神様の内的な交わり!
・子なるキリストは父なる神に従う。父なる神は子なるキリストに高く上げる。
・子なるキリストは礼拝される。そして、父なる神の栄光が現される!
・聖霊なる神様とともに三位一体を構成している。
・キリスト教会においても、励まし合う交わりをしていきたいですね!
・第2の意義は・・・
2.「イエスが高く上げられた」とは、イエス様の十字架のみわざは“確かに完了した”、という父なる神様による承認です。【承認】
・8節 (イエスは)自ら低くして、死にまで、それも十字架の死にまで従われました。
・そして、9節 「それゆえ神は、この方を高く上げて、」
・父なる神は、こう宣言された!「イエスの十字架のみわざ(人類の罪を背負うという)は成しげられた!完了した!」
・イエス様は十字架の上で言われた。「完了した」(ヨハネ19:30)
・十字架の身代わりは完了した!確かだぞ!間違いないぞ!
・柔道の試合で、スカッとしますね!「技あり!」とか、「一本!」が決まったとき。
・父なる神様は、イエス様の十字架のみわざについて宣言されたのです!「一本!!」(こんな言い方が許されるならですが・・・)
・救いは用意されたのです!
・あとは、信じて、受け取るだけ!
・第3の意義は・・・
3.「イエスが高く上げられた」とは、イエス様が、父なる神様によって“救い主”として、委任を受けたということです。【委任】
・使徒5:31 神は、イスラエルを悔い改めさせ、罪の赦しを与えるために、このイエスを導き手、また救い主として、ご自分の右に上げられました。 ・ペテロによる説教。イスラエル人に向けて(イスラエルを…)。対象はすべての人!
・高く上げられるとは、称賛であり、承認ですが、それとともに、委任でもあります!
・イエス様は、上げられました。栄光を受けられた!すべてのものがイエス様を礼拝すべきです!
・それで終わりではない。
・イエス様が高く上げられた、とは、使命を任された、ということでもある。
・「導き手」として、「救い主」として。
・イエス様は高く上げられた方。そのみわざは承認された。
・人はどう反応するでしょう?
・「すばらしいことですね。でも、私には無関係なのでは?」
・いいえ!イエス様は救い主として高く上げられた!すべての人を救う救い主として!あなたを救う救い主として!
・イエス様が高く上げられたのは、あなたを、私を、救い、神のもとへ導くためでした。
・あなたを、私を、救うため、イエス様は、神の特権を捨てられ、人となり、十字架で死なれました。よみがえり、父なる神の右の座に着かれ、高く上げられました。あなたを救うため!あなたを神のもとへ導くため!
・救いを受け取りましょう!
■宣言:イエス様、あなたは十字架でいのちを捨ててくださいました。それゆえ、父なる神様により高く上げられ、栄光を受けられました。それは、十字架のみわざが承認されたということであり、あなたが「救い主」として委任をお受けになられたということです。イエス様、信じます。信頼します。従います。