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国立神戸大学/学生+社会福祉法人たんぽぽ+脇谷紘コラボの企画 (2008年2月開催
満州生まれで、東京育ち脇谷紘の展覧会、「脇谷ワールド展」が、5月22日から6月26日まで、
世田谷区瀬田の東美舎ギャラリーで開かれている、残りの日数もあとわずかである。
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小劇場 「シアター・バビロンの流れのほとりにて」 壁画
彼の立体作品は、そこいら辺にあるものをちょいと拾ってきて、それを素材に独特の雰囲気を持った動物やサーカスの人達の彫刻に仕上げている。 材料はガラクタではあるが、そこには年月と言う時間の要素が既に刻まれていて、そのうえに手彫りならではの味が加わるので中身の濃い作品になる。
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国立神戸大学/学生+社会福祉法人たんぽぽ+脇谷紘コラボの企画 (2010年10月開催
単純で明快な作品ほど、制作過程でより多くの努力が必要になる。 削れるところは全て削って必要最小限でキャラクターを創り上げる大変な作業だ。 脇谷紘の猫が、シンプルで強烈なわけである。
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『聊斎志異』12の柵 板版画 <黄英>、木版画・多彩刷り (30 x 60cm)
木版画家と舞台美術家のコンビネーションが産んだ環境芸術は、ギャラリー全体が一つの作品でもある。 このアーティストの想いに触れると、その素朴な魅力の虜になってしまう。 芝居好き、猫好きには、見逃せない展覧会である。
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アトリエでのアーティスト
脇谷ワールド展:http://www.h7.dion.ne.jp/~babylon/w_09.htm
脇谷紘のアトリエ:http://www.h7.dion.ne.jp/~babylon/w.htm