アーバタス・メンザイシイ(Arbutus menziesii)の読み方は定かではないが、この辺りではマドロンの名で知られている常緑樹は、以前にもこのブログで書いたが、北アメリカの西海岸に近い限られた地域に生息している。
マドロンの樹皮は、赤茶色でちょうどこの時期に枯れ葉が落ちた後、薄い紙のような厚さで自然に剥がれていく、サルスベリの木に似てとてもスムースな表面である。
暑い日にマドロン・グローブの下で目を閉じて涼んでいると、剥がれ落ちていく木の皮の音がポツポツと雨の音のように聞こえる。 赤茶色の剥がれた皮の裏は意外と白っぽく、新しい木の幹の表面は薄緑色をしている。
アトリエの横にあるマドロン・グローブのお陰で、アトリエのそばに色々な鳥が遊びに来るので楽しい仕事場になる。