ボーイング747は、アメリカ合衆国のボーイング社が開発・製造する大型ジェット旅客機シリーズ。1969年2月の初飛行から多くの改良を重ね、半世紀以上に渡って生産が続けられたボーイング社のロングセラーであり、エアバスA380が初飛行するまでは世界最大の民間航空機であった。一般的には「ジャンボジェット」の愛称で呼ばれる。 ウィキペディア
1970年はパンアメリカン航空のジャンボ・ジェットが羽田サンフランシスコ間に初めて就航した年です。 そのジャンボに乗ってアメリカに留学に来たのがその年1970年9月です。
まさか少なくとも年に一度そして多い時は毎日のようにサンフランシスコ空港に足を運ぶことになるとはその時には夢にも思いませんでした。 しかし日本から一番近いアメリカへの入り口はロス・アンジェルスかサン・フランシスコですからそうなっても不思議ではありません。
1970年のロスは、薄っすらと自動車のオイルが焼けた匂いの空気が気になったのを覚えています。 アスファルトの上に車から漏れたエンジンオイルがカルフォルニアの暑い太陽に焼かれた匂いかもしれない、公害の匂いだったのかもしれない。 なんとなく乾燥した街でとてつもなくだだっ広くて大きな郊外がある感じで余り魅力を感じなかった。 今いる北カリフォルニアに比べて緑が少ない気がした。 話が横道に逸れてしまった。
ボーイング747は、世界中の一般旅行者に飛行機の旅を可能にした功績は大きいと言われています。 外見もダブルデッキの機体に4個のジェットエンジン、大きな着陸タイヤなど独特の形体で記憶に残る飛行機の一つでしょう。 しかし最近になって2個のエンジンで747の4個のエンジンとほぼ同じくらいの能力を持ち、燃費も向上した飛行機の開発により、需要は減っていったのでした。 航空荷物を専門に運ぶカーゴ・フライト用に人気がありまだよく使われています。
フラッグ・キャリアーと言えばその国を代表する航空会社です、パンアメリカンはそんな航空会社で地球を思わせるブルーのロゴは、ワールドトラベラーの憧れの象徴でした。 1991年末、パン・アメリカン航空は全路線の運行を停止し、創業64年の歴史の幕を閉じました。 会社ももうありません、資本主義生存競争の結果でした。
半世紀以上の53年が過ぎ世の中、世界は変わりました当然ですね全て時間が経てば遅かれ早かれ変わります。 物事は時空の中で常に移動変化しています、進歩もあれば退化もあるでしょう。
ジャンボジェットの製造はワシントン州エヴァレットにあるボーイング社の世界最大級の建物の中で続いていました。 しかし2023年1月に遂に生産を終えたと言うニュースがありました。
最後の747は、1,574番目で2023年1月に配送されたそうです。 今年の1月で54年間の製造の歴史を閉じました。 今までに64機がアクシデントでなくなり3,746人が亡くなったそうです