3月のとある日、雨の中行って来た!
99イチバでゲットした無料日帰り旅行。今回は㈱ヒルズの催行だ。
7号車というご案内だったので超団体と期待したけど、バスは1台、44名参加。
6号車までは何処に?という疑問を同じく持った方がいらしたらしく、添乗員さんがそれを受けてご説明。
埼玉、千葉と他のエリアからの出発を含めての本日7号車目とのこと。
う~ん、ほんとかな~。まあいいや。
今回の旅行はご夫婦以外は結構お一人参加が多く、半数が私と同年代とお見受け。
でもでも、なんと私の隣だけ空席で、気楽なようでちょっぴり寂しいものが…。
だって皆お隣同士で仲良くなってこの後の行動も共にしていたんだもの。
さてさて、談合坂SAでのトイレ休憩を挟んで、まずはお約束の山梨にある「エル・ファクトリー(ジュエリー工房)」へ。
工房前では立派な傘を何本も用意してスタッフがお出迎え。
バスからエントランスまで濡れないよう手馴れた配慮。
工房の造りが嫌味のない豪華さでびっくり。
1937年から70年以上の歴史があるんだって。現在37歳の社長が君臨!
入口のジュエリーロードは70周年記念で造ったもの。
山梨県からお声がかかり公開していたのを現在はバス旅行限定にしたとか。
もう1ヶ月前の出来事だから忘れちゃったよ~
それから「神明シリカ」(磁気付きブラックダイヤモンドもどき?)、「レーザーホールダイヤモンド(ツメがないのでゆらゆら揺れてよく光る)」など、こちらの一押しをご紹介。
9時半に入館して10時までこの説明を受ける。
もちろん、バス内クイズの結果発表もあり。
3名の方が見事全問正解! 直径2cmほどの虎目石がプレゼント。
その他イベントとしては、3千万円(だったっけ?)相当のダイヤのネックレスを装着。
この体験者には特にプレゼントはなし。
さてさて、次はいよいよショップ!。
スタンプラリーの用紙をいただく。
どんな粗品をいただけるかと果敢にアタック!
今回のメンバーは結構積極的☆
じゃんじゃんつけてる! 着け放題の醍醐味を遠慮なく堪能している!!
なので私もご一緒にツケルツケル。
そこへ先客さんがスタンプカードを見せてポイントのついたカードに交換してもらってた。
この機会を逃してはならぬと私もとお願いすると、「つけた方だけです!」とスタッフ。
「今そこでつけてましたけど。」と反論する私。
「つけたところを見せた人だけです。」とスタッフ。
もう頭にきたよ~。意地でもスタンプ制覇だ!
狭い中をそれでも所を変えて仕切りなおし。
で、改めてじっくり見ると、結構好みのものばかりで…。
心が揺さぶられながら、真剣につけてしまった。危ない危ない…。
ためるスタンプは3個。2個までは何とかクリア。
3個目を神明シリカに賭ける。
これが試してみると、本当にぽかぽかするのよ…。
また心が揺らぐ。
でも直接肌につけるようにしたほうが効果ありで(そりゃそうだ)、折角のデザインも効果を求めるなら役立たずなのではと思いとどまった。
こんなに心が揺れるなんて、どうしちゃったんだろう私。
とにかくこれでスタンプ制覇!
そしていただいた粗品は、直径6,7mmほどの水晶の小石、もはや欠片だ…。
やるべきことはやったので次の間へ移る。
下の階へ移動するとリーズナブルなものや金製品など。
CADの製作システムといった工房?もあって、2台のPCの前に男性がそれぞれ座っていたけれど、絶対ここでいつも造っていないと思う。
さんざん上で素敵な品を見てきたので、リーズナブルな商品には全く心が動かない。
ショーケースに収まった金製品はちょっといいナと思ったけれど、高くて高くて…。
見るとおばさまが2,3点ゴージャスな金のネックレスを出してもらっていた。
「どちらがいいかしら~? 悩むわね~」などとやり取りしてる。
買うの?買うの?! 確かに似合いそうな風貌。
そうこうするうちに、「どこかで煙草吸える?」「はいあちらで」「ちょっと一服しながら考えてくるわ。しまわないで出しといてね」と一旦冷静に検討するのかその場を離れてしまった。
新しい手法かなと思ったが、金で作られたザリガニの置物を見ていた私に、「こういうの私好きなのよ。見ると欲しくなっちゃう」と言ってスパスパタイムへ消えていった。
スタッフでもない私にわざわざ金が好きとアピールするあたり、本当に検討するんだと思ってしまった。
で、このフロアも一通り見たので、席でのんびり観察してたけど、結局ゴージャスおばさまは売り場には戻ってこなかった。
敵を欺くにはまず味方からというものだろうか。何故私にザリガニアピールをしたかがわからない。
そういえばこのおばさま、最初のフロアで「これ私〇〇で買ったばっかりよ。今日つけて来ればよかったわね。そっちの方が高かったわ~。でもちょっとつけてみようかしら。」とスタンプをもらっていた方だ。
今回は色々人とのやり取りを学ばせてもらった。
さてさて、裏口のような出口からバスに戻るまでの道のりには傘の用意はなかった。
次の観光バスを待つスタッフが、1時間半前の私たちを迎えるように傘を何本も用意して雨の中立っているのを見ながら、小走りでバスに乗り込む。
本来ならお迎えさながらお見送りこそ大切にするというものだろう。
ここに、エル・ファクトリーの真髄を見たような気がした。