一昨日試写会で観てきた。
以前より気になっていた作品。
自分の歌の才能がないことに気づかずいられるものなのか。
またそれを悟られることなく、リサイタルを開催させてあげることが出来るものなのか。
愛すべき歌姫は、最後にすべてが、
夢を叶えるというよりも夢を見続けさせてあげたい
その思いに包まれて、今まで過ごしてきたことを知る。
その夫の愛し方が新聞のコラム記者には
妻を嘲笑にさらすことだと非難するが、夫は揺るがない。
妻は最後に「私が歌を歌ったことは事実よ。」と
夫の愛を心の底から感じ取ったのだろう。
実話というこの作品。
最後に実在の人物の画像と共に、妻亡き後の夫、そしてピアノ伴奏者の生き方が描かれ
それがまた、最高に素敵だった。
広く皆にお薦めしたい作品。
いっぱい笑って、ほろっときて、余韻でいっぱいになる、秀逸な映画。