ただただガスの中の岩がごろごろの道を行く。
でもこういう道、結構好き。
ただ景色が何にもないのがな~。
それでもって、冷えてきたので長袖を一枚羽織る。
中岳到着、10:25。
視界のない山頂の岩をあっちこっち飛び回っていると
不意に青空が現れた!
これから登る木曽駒ケ岳もその姿をしっかり現して
逆にはこれまでの道のりや宝剣岳も綺麗に見える!
雲の動きがとにかく早い。
タイムラプスを見ているみたい。
中岳山頂を10:42に下り始める。
頂上山荘前を通り過ぎて、またガスが立ち込める中を
なんとライチョウの親子が通り過ぎていく。
親鳥1羽に3羽の子どもが後ろを付いていく。
なんと愛らしい動きなんだろう!
夢中になって動画を撮り終えると
その親子の後ろを環境省のビブスを付けたスタッフが
数名一緒に歩いていた。
その姿もあっという間にガスの中に消えていった。
そのあとはひたすら登り。
途中、八丁坂で出会ったおじいさんが
色の濃い美しいコマクサの存在を教えてくれる。
とっても綺麗だからどうしても誰かに伝えたくて。
教えてもらえなかったら気づかなかったと思う。
他にもここまで見られなかったお花もあって嬉しい。
山頂までの山道はガスガスだったけれど…
11:22、木曽駒ケ岳登頂! は青空も見える夏の空!
木曾駒ヶ嶽神社が空に浮かぶ天空の神社といった風で
やたらとその光景に感動してしまった。
四方八方見渡す展望は美しくて、空も雲も近く
標高2,956mからの景色は最高!
こんなところまで連れてきていただいて
ただただ感謝しかない。
神社裏お地蔵さんの背中越しで、牛乳パンを口にする。
のんびりしていると、中学生の軍団もとうとう山頂へ。
ザックを置いて皆でひとつになると、
先生の掛け声で校歌斉唱が始まった♫
3,000m級の山頂で響き渡る校歌。
子どもたちにとって、一生忘れられない思い出になるんだろうなぁ。
引率の先生に話しかける。
辰野町の中学校で日帰り登山。
千畳敷カール、宝剣山荘前と
そこでリタイアの子どもたちもいるらしい。
それもまた、よい思い出になるだろうな。