まず三の丸尚蔵館で開館記念展第4期の皇室のみやび~受け継ぐ美~と題する名品を鑑賞。
美しく感嘆符でいっぱいの名品の数々に圧倒される。
なんと写真撮影可で数枚撮ってみたけれど、やはりこの目で見るのが一番だったかな。
尚蔵館を出て、坂道はきついかと二の丸庭園に向かう予定が
あっさり大丈夫でしょうと、そのまま左回りでゆっくり案内を受けながら歩く。
同心番所の軒瓦の三つ巴の意味から始まって、それはもう一つ一つ丁寧に。
でも私はというと木々や花咲く植物につい気を取られる。
ハアザミの珍しさ、タイサンボクの立派な白い花、モクゲンジの黄色い花、
美味しそうなヤマモモの実が鳥に食べられずにいることの不思議。
本丸までの道筋は大奥やら本丸やら説明を受けたけれど、もう記憶のかなた…。
天守台から見渡す広場に、当時はぎっしりと家屋が立ち並んでいたのかと想像はしてみる。
竹林の前で休んでいた三鷹さんの元に戻り、梅林坂を下りていく。
この坂の梅の花も見事みたい。地面に転がる梅の実が気になって仕方ない…。
都道府県の木では、鹿児島のかいこうずの真っ赤な花が心に残る。
二の丸庭園は4月の時とは色合いは全く違っていた。
色とりどりのつつじは緑の葉っぱだけとなり、二の丸池には黄色いアサザやコウホネの花が。
紫陽花の花を辿るように行き着いた先には、一面シャガの花だった景色は当然ながらなかった。
そして、お楽しみの菖蒲園。
もう終わっていたらと心配していたけれど、気品のある白や紫の花が出迎えてくれた。
二の丸休憩所で異国の人たちと一息入れたあと、
最後はネジバナにほっこりしながら皇居を振り返る。
東京駅方面に向かいがてら、丸ビル地下でアイスコーヒーで今日の日の復習や思い出話。
話は尽きず、19時にお店を出て解散。
今度はいつ会えるかなぁ。