八幡屋から歩き始めたのが14:54。
ひたすら車道を歩く。
車社会なのか、歩行者に全然優しくない。
飯能駅南口前を通過し、
ほどなくして前回五十嵐酒造に向かうために歩き始めたところに合流。
ここから五十嵐酒造を越え、加治橋を渡り高校沿いに歩いて行く。
八高線を左手に仰ぎ見ながら並行に行き、最初のトンネルを抜けて
駿河台大学前を通過すると市民体育館着15:07。
裏手に回るように行くと、メタセコイヤの並木が続く緩やかな坂道が!
しっとりと雨に打たれる、オレンジ色の並木の向こうには
子ども劇場にきのこの家が待ち受ける。
わくわくする~!!!
まずは子ども劇場でお手洗いをお借りし、
2階のホールのクリスマスツリーを眺める。
ドーム状の屋根にムーミン谷の妖精達をかたどったようなオブジェ越しに
振り返って見るメタセコイヤの坂道の美しいこと!
高台のここからはムーミン谷も一望できる。
さあ、いよいよきのこの家へ。
すべてが木製、そのぬくもりがたまらない!
キッチンに暖炉、隠れ部屋のようなところにベンチ、
壁沿いにらせん状に階段があり、よく磨かれているのだろう、
つるつると滑って、天井付近は坂道となり登るのに難儀。
それがまた楽しくて仕方ない!
小さな木椅子に腰かけて寛いでいると
木の柱の扉が突然開いて小学生が出てくる。
うふっ、私も!
秘密の扉を見つけ出して潜り込む。
別の扉から先の小学生と合流。
木の柱の扉前で二人でうずくまって、
先に出てもいいかなと声をかける。
楽しいなぁ。
小学生がお母さんにはしゃぎ過ぎだよと言われたそばから
そのお母さんが木の階段からつるっと滑ってきた。
大丈夫ですか?!と声をかけながら、
なんかみんなで大笑い。
誰もいないすきを狙って暖炉の前で大の字になって寝転ぶ。
こんな家にのんびりと住んでみたいなぁ。
雨の日だからか人が少なくて、もう満足満喫!
続いて水遊び小屋の方面へメタセコイヤ並木を歩く。
振り返ってよくある水遊び小屋からカフェプイスト、
きのこの家を臨む素晴らしい景色を激写。
やはり天気が雨なのと、技量もなく、これといった写真が撮れない。
でも、この風景は本当に素晴らしい!
見晴らし橋を渡って1周し、
カフェプイストでコーヒーを飲みながら日没を待つ。
ライトアップは静かで幻想的で、また違った風景が広がる。
元来た坂道を振り返ると、メタセコイヤのオレンジ色の向こうに
きのこの家がふわ~っと浮かび上がる光景が…。
幸せな時間を過ごせた。
この満たされた気持ちを胸に、
定食屋さん大野屋を目指して歩き始める17:25。
雨は高校を過ぎたあたりでまた一段とひどくなり
車の往来は激しく、何度も水を跳ねられはっとする場面も多数。
歩いている人なんて普段はいないのだろう。
命懸けで辿り着いた大野屋さんはお休みだった。
19時、ホテルヘリテイジ飯能の和食処じゃぽにかで筏蕎麦(1,430円)を。
夜景を楽しみながらのお食事は
至福の一日を締めくくるのにぴったりだった。
この日のGPSウォッチによる簡単な記録。
11.4㎞。17,482歩。1,004cal。
雨の中よく歩いた。