一期一会の日々

日々のあれこれ

懐かしの室堂へ〜立山黒部アルペンルート

2024-08-28 13:31:25 | 旅行記

黒部湖発13:00のケーブルカーに発車を促すアナウンスが響く中乗り込む。

社内の中央の階段の勾配が驚くほどの急で慌てる。

その階段を一心不乱に上がって行くのをやっとの思いで制止して、

たまたま空いていた席に座ってもらうことができて心底安堵。 

そのまま立山ロープウェイの列に並び13:20発で大観峰へ。ここでも半ケツ状態で座ってもらうことができて一安心。

待合室でベンチに一旦腰掛けてもらい、広場からの眺望を見に走る。

  

続いて13:45発の立山トンネルトロリーバスの列へ。

ご配慮いただいて、中のベンチに通していただき待たせてくれた。

別口から先頭でご案内くださったので申し訳なくて、

バスの写真を撮り損ねた。

日本最後のトロリーバス、しかも今年が最後の運行だったのに😢

室堂着は13:55。外に出るにはまた階段。

出たところの岩の上にまた座っていてもらう。

ミクリガ池目指して岩畳の道を行く。

相変わらずガスがあちこち立ち込める室堂平だけど

もう3度目となるこの景色。

 

一昨年4人でスタートした立山・室堂は

昨年は2人、今年は3人。

チングルマの綿毛は変わらずほわほわと優しく迎えてくれる。

 

 空の上から一緒に見てくれていますか?

雄山へ向かう境のベンチで昨年を再現。

 昨年高山病でへばって爆睡したお世話になったベンチ。

あれこれを思い出しながら、雄山への山道を見上げる。

  

宿泊地の弥陀ヶ原へは15:00発の立山高原バスで。

美女平行きと、天狗平・弥陀ヶ原の途中下車行きとに列は分かれる。

美女平行きは臨時が何台も出て、個人客と団体客がそれぞれの待機列から一斉にご案内。

この時間の団体客は海外の方ばかりだった。

15時前にやっと途中下車行きにもお声がかかる。

宿は弥陀ヶ原ホテル。

 

16:15からのホテルの湿原散策イベントに参加する頃には

   

    

   

Garminから睡眠時間も足りないのに運動し過ぎの警告が届いてた😅

いろんなことがぎゅっと詰まった1日だった。

来年もまた、元気で室堂に来られるといいな。

2024.8.23 fri.

 


黒部ダム〜立山黒部アルペンルート

2024-08-26 18:40:42 | 旅行記

2024.8.23 fri.

扇沢駅から関電トンネル電気バスに揺られて黒部ダム駅へ。

  

車内案内で降り立って右手は240段?の階段を上ってダム展望台へ、

左手は60段?下ってえん堤へとあった。

どちらもすごい段数。

でもさすがに91歳には…下り一択。

そのまま黒部湖遊覧船ガルベ乗り場へ。

9:16にダム駅着で遊覧船始発の9:35に間に合うよう急かしたのは申し訳なかった。

想像以上に遠くて、えん堤の途中で10:15の次発に予定変更。

これならゆっくり放水を見てもらえばよかったな。

  

 

この11月で終了するガルベはその乗り場まで90段下だる。

これも大変だったよね。

  

   

ガルベ遊覧後はまた展望台方面に戻る。

レストハウスは席なく撤退。

ソフトクリームを食べてもらっている間に、外階段回りを大急ぎで下っては上る。

折角下ったレインボーテラスからはもうひとつ。

 

放水観覧ステージからはまずまず。

駆け上がる階段からふり返る所々のポイントが案外よかった。

ダム展望台ではこれでもかというほど破砕帯の湧水を飲む。

冷たくて美味しい!

  

 

下りは最初にみんなが上がっていった240段?を一気に下りる。

殉職者慰霊碑に手を合わせ、お待たせと合流。

もう一度レストハウスを覗き、無事名物ダムカレーを食す。

くろよんそばのかまぼこはガルベ♡

   

スケール感が半端なく圧倒された。

「黒部の太陽」を絶対観なくては!


佐伯克美さんに弥陀ヶ原湿原をガイドしていただく。

2024-08-24 22:44:19 | 旅行記

昨日立山黒部アルペンルート。 

黒部平から大観峰へ立山ロープウェイに並びながら

すごいですね〜と声をかけられ、

耳が遠く聞こえていないので、代わりに91歳なんですよ〜とお返事。

80歳くらいかなとびっくりされていたそのご夫婦は、

そういえば昨日弥陀ヶ原のガイドをしていただいた女性が88歳でやっぱりお元気だった、

ギネス世界記録保持者だったと伺い、

それは佐伯克美さんでは?!となる。

 妙高でのGWクロカン合宿でお会いすると

 頑張っているわね〜と声をかけてくださり

 励みをいただき尊敬の念を抱いている方だ!

直接お話したことはないけれど、とても素敵な方。

 

本日弥陀ヶ原を後にする前に

10時半からの自然観察ガイドツアーに参加。

ガイド集合場所に向かうと、アルペンルートでお話したご夫婦に

なんとガイドは淡い期待を抱いていた佐伯克美さん!

ご夫婦はバスの時間があるので途中中座とのことだったが、復習にと参加。

奇跡の巡り合わせに感激!

 

弥陀ヶ原湿原を歩きながら、

木道について、ガキの田、ダケカンバの皮、

  

ベニヒカゲとイワショウブ、コヒョウモンチョウ、

  

ナナカマドの赤とイワイチョウの黄色がまた美しい秋の弥陀ヶ原湿原、

モウセンゴケも秋に向けて赤く色づきつつあること…

    

多岐に渡ってお話くださった。

また、共通の知人スキー部のコーチの話から

スキーのあれこれなど伺い、

とても贅沢で心地よい時間だった。

ただのんびりと散策するのも楽しいけれど、

あれこれを伺いながらの散策は深みを増し彩りがより生まれる。

ボランティア事業のようだけど、これからも長く続いていくといいなぁ。

  

 

 

 


弥陀ヶ原湿原にて朝活

2024-08-24 08:09:49 | 旅行記

日の出は5:10。

カルデラ展望台へ熊鈴を鳴らしながら駆け上ったけれど

方角が違ってた😱

 

急いで弥陀ヶ原湿原へ。

トレランって、きっとこんな感じ?

往復40分のところを15分で🤣

朝から走る走る!

結局大日岳の向こうが東。

沈む夕日を見たんだから、そうだよね~。

でも、朝の弥陀ヶ原湿原、気持ちよかった!

   

   

  


大町にときめく

2024-08-23 03:15:39 | 旅行記

16:21 信濃大町駅着。晴れ!

小腹が空いて、駅の待合室でまた立ち食い蕎麦。

今度は一杯のかけ蕎麦。おつゆが美味しくて美味しくて…!

 松本の駅前のより美味しかったな。

My Storyさんの7月のブログを拝見して

ずっと気になっていた大町、そのオブジェのお出迎えも嬉しい!

  

宿に荷物を置いて、18時半の夕飯までの1時間半弱お散歩に。

大町散策マップを片手にあっちこっちあっちこっち。

ほとんどが既に閉まっていた店舗。

でも何だかとっても心地よい。

北アルプス国際芸術祭の水色が風に揺れながら連なる様や

蔵造りやアートな雰囲気。

   

   

お水をひたすらの見比べた女清水と男清水めぐり。

    

点在する街中図書館にほっこり。

 

三俣山荘図書室は時間に間に合ったのに

定休日という運の悪さに泣けてきたけれど

外観だけでもワクワクした。

  

明日は早朝から黒部アルペンルート。

布団に入っても寝られず、ワクワクしすぎてるのかなぁ。

 


松本にて

2024-08-22 15:54:14 | 旅行記

今年の夏も立山へ。

高速バスで途中立ち寄りは松本。

 

バスを降りて小木曽製粉所で並盛りをすする。

 

立ち食い蕎麦、そういえば初めてかも。

もう少し水を切ってくれていたら嬉しかったけれど、 

お蕎麦はとっても美味しかった!

草間彌生さん出身の町、タウンスニーカー北コースのバスも草間さん仕立て🔴

 

91歳で松本城の天守閣。

よく登りきって、よく降りてきてくれた。

  

   

事前に時間指定のWebチケットを購入しておいたおかげで待ち時間なし!

これは炎天下で大正解🙆

駅前の村田ベーカリーで明日の朝食用に牛乳パンを購入。

そして、信濃館のアイスウィンナーコーヒーでひと息。

ポツポツ雨が落ちてきて

今は15:24松本駅発の大糸線で今日の宿へ移動中。

電車に揺られている間に雨があがといいな。


万座プリンスホテルからの風景

2024-08-04 06:02:14 | 旅行記


ヤナギランを撮影しているひと。

その上には熊の親子が歩いてた。

そんな衝撃の場面を目撃しつつも

同じポイントで撮影を。

 万座で取り組む熊対策を

 僅かながらも滞在時間で学習して

 恐怖よりも共存意識が高まったので。

午後のひととき、逆光のような構図ながら

青い空がとにかく何でもキラキラにしてくれた!

   

  

  

2024.8.2 fri.


赤城・ハイジのブランコ&青木旅館の日帰り温泉

2024-04-04 12:23:21 | 旅行記

雪山地蔵岳を下山後はまず小沼へ。
氷の下のブルーは見られなかったけれど、
青い空と白い雲が広がる伸びやかな景色にうっとり。

そして鳥居峠で覚満淵を眺め、そして桐生市と前橋市の境を今回初めて確認。
 
続いて赤城神社前を通過して、
筑波さんの気持ちを高めるためにと
本家赤城の日本百名山黒檜山の登山口へご案内。
スタートからいきなり岩登りのようなごつごつに恐れをなしていた。
さん登ったことある? にありますよ~とお返事すると
では自分もいつかは!と気合が入った模様。

さて、二人には全く興味なく、私にとってだけの今日のメインイベント
ハイジのブランコへいよいよGO!
青木旅館さんへ日帰り温泉に入れるか伺い、
駐車させていただくことと、
その前にハイジのブランコに寄らせてもらうとお声をかける。
かつてゲレンデだったのかな、坂を上っていく。
草の上の道のない雪坂はずるずるズルズル滑るすべるスベル
またそれが結構な斜度で、今こそポールが必要だったのに皆空手。
漫画のように同じところで滑りながら足を出すを繰り返し、
さて、お目当てのブランコは何処に?
地蔵岳より大変な雪山状態。
グーグルマップも現在地を作動してくれず途方に暮れる。
青木旅館との位置関係からもっと右かもと
一人移動して確認するもまったく見当たらず、
もうあきらめると声をかけると、旅館に電話して聞いてごらんと天の声。
 楢の木が二本あるでしょう。
 その二本のうち下から向かって右側よ。
その楢の木の二本のちょうど間の真上にいるけれど、
ブランコがどちらにも見えない。
右の楢の木に寄ってみると、ふっとブランコが風景に溶け込んでいるのが見えた。
 ありました~!! 
に四方八方からズルズルしながら駆け付けてくれる二人。
でも、乗り場は斜度がきつくてしかもザラメ状の雪で足場が滑る。
ブランコはお尻より高いし、滑りそうで飛び乗る勇気が出ない。
ここまで来てあきらめるなんてと泣きたい気分。
持ち手をしっかり押さえてくれて飛び乗れ!と隊長。
お付き合いしてくれる二人の気持ちを受けてエイヤッと飛び乗る。
 といっても、もみの木を越える勢いのハイジのようにはいかない。
怖いけど楽しくて、楽しいけど怖くて、
これは一体どうやって、誰が止めてくれるのか考えると
ソロリそろりと足を出して気持ちばかりの漕ぎ方となる。
自分が持つ恐怖への可笑しさと、絶景を見ながらのブランコ乗りの楽しさに
そろりそろりしながら笑いが止まらない。
  怖いのに楽し過ぎる~
 
二人はもちろん乗らないとのことなので、ズルズルしながら下りていく。
最終的にはほっとしたところで、筑波さんがつるっと転んでしまってた。
  こんなところに連れてきてしまってごめんなさい。

そして、青木旅館の日帰り温泉600円。
玄関を上がると、長い長い磨き上げられた木の廊下を突き当り、
大広間をさらに突き進んで到着した鹿の湯。
外からは見えてないから安心してねと告げられた内湯温泉は
大沼が見渡せる大きな窓。
  
当然のように貸切で、じっくりゆっくりあたたまる。
もう最高~
旅館前の大沼から眺める黒檜山がこれまた美しかった。

 
今年の春休みもこれにて終了。
新年度、また次の山行きを夢見て、楽しく頑張ろう!

余談:帰りの高速三芳サービスエリアの焼き芋ソフト500円が美味


飯盛山下山後はリゾート気分満喫♪

2023-09-07 20:10:47 | 旅行記

雨がぽつぽつときていたけれど、下山後はお楽しみの第2弾!
登山服から今年お気に入りの赤いワンピースにご丁寧に着替え、
ずっと気になっていた八ヶ岳エリアへ。
山歩き中何度も目にした東京天文台野辺山宇宙電波観測所の前を通り、JR野辺山駅へ。
JR線の中では最も高いところにある駅。
駅前ロータリーの花壇の手入れよく、ちょうど青い空も広がって美しかった。
それから清里・野辺山間のJR標高最高地点へ移動。
鉄道神社や幸せの鐘などあって、ぷち鉄ちゃんとしては嬉しいポイント。
でも、お目当てのレストランはやってなかったよー。
で、メインの次のポイントでランチも兼ねることにした。

八ヶ岳倶楽部。
旅人さんのブログに登場しては、憧れを持って想像を膨らませていたところ。
とうとう訪れることができた!
カフェレストランはウェイティングの記名をするとお呼び出しブザーを渡されるので
音が鳴るまで森の中を散策。
緑いっぱい、誰かがカメラを向けている先をのぞいてみたり
ちょうどフィンランドの手織りラグマットを展示していたステージを
ゆっくり見せていただいたり…。
そうこうしているうちにブザー音が鳴り、テーブルに着く。
お食事にはハヤシライスを選び、もちろんお楽しみのフルーツティーも。
キャンドルのティーウォーマーでずっと温かいままのフルーツティーは
時間が経つ毎に味が変わっていく…。
ポットの中のフルーツは7種類。
りんご、オレンジ、ブドウ、メロン、イチゴ、キウイフルーツ、レモン。
紅茶はインド産のニルギリ。
ポットの中にリンゴがメインでぎっしりとフルーツが入っている。
想像ではドライフルーツなのかと思っていたら、生のフルーツだった。
フルーツの香りや甘みが紅茶に移り、ぽかぽかと体に染み渡る。
まさに至福の時間だった。
誰もそんなことをしていなかったけれど、
スタッフの方に伺ったら中のフルーツを食べてもいいとのこと。
お皿とフォークを用意してくださって、ホットフルーツも堪能!
これはこれで、結構いけた!


ギャラリーの作品をゆっくり見せていただいて、
名残惜しいけれど八ヶ岳倶楽部を後にする。

帰宅は午後6時。
山登りとリゾートと1日に2つも楽しめた最高の1日!
夏はやっぱりいいなぁ。


宇都宮 青春18きっぷ日帰り旅

2022-10-01 10:13:39 | 旅行記

2022.9.10 sat.
新宿駅8:09発 JR湘南新宿ライン・宇都宮行 宇都宮駅10:00着
旅の目的は宇都宮餃子と地下神殿のような大谷資料館。
当初、宇都宮駅からはレンタサイクルで餃子を食べて移動しつつ資料館の予定だった。

10時到着。まずは観光案内センターで目的地の大谷資料館の情報収集。
大谷観光一日乗車券のバスの案内を受ける。入場券もついてお得と。
レンタサイクルで行きたいと伝えると
大谷資料館ですよね⁈ と一瞬のけぞられた後、
努めて冷静に、レンタサイクルは〇箇所あると説明を受け、一番方角的に近いレンタサイクル所を目指す。

が、なんか暑い。
センターの方の自転車であそこまで…のリアクションを思うと、ろくなことにならなさそう。
今だったら10時半発のバスに乗れるからと慌てて引き返し
一日乗車券(1850円)を購入。なんかほっとする。

バスに乗りながら今後の予定を微調整。
お昼の予定の餃子はパスして、資料館に入る前にロックサイドマーケットでランチ。
資料館を堪能した後、乗車券についている大谷観音を拝観。
宇都宮に戻って、馬場町で途中下車。二荒山神社参拝、来らっせでの餃子三昧。

11時前は資料館入り口停車場に到着。
駐車場を抜けるように歩き、緩やかな坂道を上った先にドーンと大谷石!
トイレをまず済ませて、おしゃれなロックサイドマーケットへ。
店内をざっと見たり、メニューを見ていたらランチタイム開始の11時に。
那須御養卵のオムライス(メイン・サラダ・スープ・ドリンクのランチセット1480円)。
ソースがちょっと思っていたのと違っていたな。

大谷資料館は言ってしまえば地下の採石場跡なんだけど、
ひんやり寒いくらいの空間のその見せ方が素晴らしくて!
假屋崎省吾さんの作品やドンペリのパーティーの名残とか…
ライトアップが美しかった。

大谷観音へは駐車場に戻らず裏手から周っていった。
まだ若い毬栗を蹴りながら歩くのが楽しかった。
大谷観音は予備知識なしで訪れたけれど、胸に打たれるものがあった。
しっかりしっかり手を合わせ、今のお願いごとはひとつ。
釈迦三尊像、阿弥陀三尊像、薬師三尊像も何度も仰ぎ見ては手を合わせ続けた。
大谷寺では思いがけず登山も! 名勝御止山(おとめやま)
山頂まで15分とあったので迷わず登った。
山頂の記念碑からまた別ルートがあると行ってみたけれど
様子がおかしいので引き返したところ、後で伺うとどうやら行き止まりだったらしい。
庭園では白蛇の頭をなでてお参り。
お隣の平和観音も巨大で立派だった。
階段を上って展望台から間近にそのお顔を横から見ると
青い空に溶け込んでその穏やかさを人々にちりばめられているような。

ベルテラシェ大谷に立ち寄り、幸楽苑の餃子1枚と甘酒ネクターを。
餃子目的だったけれどこの甘酒ネクターが想像以上に美味しくて幸せ~!
バスをただただ待っているよりもと、大谷景観公園へ。
どんなに広い公園かと思ったら拍子抜け。
ただ、御止山のその姿を見ることができてよかった。
また停留所ひとつ分歩き、元の資料館入り口へ。
結構な人がすでに並んでいたから、あのまま誰もいない大谷観音前で待っていたら座れなかった。

15:07発のバスに乗り、二荒山神社へ。
ちょっとくたびれていたので、石段を上らず右手の東神苑歩道から。
町中の幹線道路の喧騒とはかけ離れた空中の神社みたいな静寂の場。
95段の石段から下を見ると、下界としっかり繋がっていてなんだか不思議。
その境界線はどこにあるのかなぁと一段一段下りながら思う。
鳥居のある広場では大道芸。
程よい人出が心地よい。東京って、どこでも人が多すぎる。

さあ、いよいよ餃子タイム! 来らっせ本店では常設店へ。
香蘭「彩り味噌ダレ餃子」420円、みんみん「焼き餃子」300円「水餃子」300円、めんめん「羽根付餃子」390円の4枚。
先の幸楽苑も含めてどれもおいしかったけれど、正直な感想、餃子は母か自分の手作りが一番かも。
餃子通りをひやかして、最後のバスに乗車。
駅ビルでお土産物などを見て、実家に雅洞のみかも山を。美味しかったって!

宇都宮駅発17:15 宇都宮線・熱海行 東京駅19:05着。
ずっとアイスがジェラートが食べたかった道中、
最後に18きっぷなんだからと赤羽駅で降りて薬膳カフェへと考えもしたけれど
長く座っているうちに力尽きた。
車窓からの中秋の名月が素晴らしかった。


下諏訪三角八丁コースまちあるき

2021-08-12 16:38:24 | 旅行記

諏訪湖の花火を堪能した翌日は、初めての下諏訪へ。
もう車じゃないし、自分たちだけの足が頼りの旅。
母は観光もやはりしたいようだったので
駅からでも歩いて行ける諏訪大社の春宮と秋宮を選んでみた。

事前に調べておいた99分のまちあるき。
予定よりも1時間早く宿を出て、上諏訪駅9:34発で下諏訪駅には9:38着。
お昼を予約済みの本田食堂の前を通過し、中山道に出たら左へ。
大灯籠経由で春宮へと続く道へ折れる。
力石で力試しをするもびくともしない。
下場橋の手前の無人骨董市をひやかし、いざ諏訪大社下社春宮へ。
いぼ石を探すも、その穴ぼこに鳥肌たつ。こういう穴の集まりが苦手。
ここで父は春宮前のWC前で小休憩。
母と浮島社を通り過ぎ、万治の石仏へ。あっという間の移動。
万治の石仏は、ほっこりとして気に入った。
石仏を3周回りながらお願い事を心で唱える。
父にも見てもらいたくて、この距離ならと
今度は母に休憩に入ってもらい、再度父とお願い事を。
父は砥川で川遊びをする親子を目にしにっこり。
石仏も気に入ったようで、写真を一緒にとってほしいと。

春宮から中山道で秋宮へ。
伏見屋邸で一休みしながら、父は御柱祭りについて熱心に伺っていた。
つるし雛のようなリボンで作った金魚たちが涼しげ。
このぷっくりした金魚を昔作ったことがあるなぁと
朧気な記憶がよみがえってくる。
御作田社には井戸水と温泉水が出てくるスポットあり。
手を出してはその違いに驚く。
いつか泊まってみたい雰囲気のある温泉宿が立ち並ぶ坂道を行き、
ほどなくすると諏訪大社下社秋宮にたどり着いた。
4本の御柱で聖域とされていることに、
父が教えてくれなければ気づかなかった。

13時予約の本田食堂まで40分ほど時間もあり、
食祭館で足湯に浸かる。
3時間歩き続けた疲れも、多少は取れたような…。
車の旅ではなかなかこうはいかないまちあるき。
一歩踏み出す度、目にするものすべてが新鮮で
楽しいウォーキングだったけれど、両親は疲れただろうなぁ。

下諏訪駅14:52発の電車に乗り、上諏訪駅14:56着。
上諏訪駅15:12発のあずさ38号で帰途。
この上諏訪駅での待ち合わせ16分を利用して、
父には間に合わないのではと止められていた
念願の上諏訪駅足湯にもチャポンでき、充実の締めくくりとなった。

母から一夜明け、先ほどラインが届く。
 お忙しいのに、旅の行程表、的確なガイドといつもながら
 楽しい旅行になりました。ありがとうございました。
 今日はゆっくりと過ごしています。
 疲れてないようでもそれなりに疲労感があります。
 入笠山の高山植物とてもよかったです。癒やされますね。
 中山道をリュックを背負い歩いたのも思い出になります。

また一緒に行こうね。
上諏訪駅でコインロッカーに荷物を預ける予定が、
父の荷物は全部私が背負い、母には最期まで頑張ってもらい…。
それだけは申し訳ないことをしたと、反省しています。


入笠山立ち寄りコース&諏訪湖の花火 スペシャルデー

2021-08-12 11:18:16 | 旅行記

3回目の緊急事態宣言が解除されてから、夏休みはオリンピックもあるし
もう緊急事態宣言は当分でないかと思ってた。
2回目の緊急事態宣言が解除されて行った春の箕山。
母が観光名所を訪れる旅ではなく、
自然の景色を楽しむハイキングの旅にいたく感動、喜んでくれて
それが私の中でとても心に残った。
  ザックを背負って山を登り次の宿へ移動する旅は
  両親と20代の私の定番の旅だったのに。
当時81歳の父は宿のヘリテイジ美の山さんからスタートした
箕山ハイキングでヒーヒーフーフー、
初めてのトレッキングポールの威力に感謝感激。
そして下山は力尽き、皆でヘリテイジ美の山さんでお昼をとったあと
急遽送迎バスのお迎えに駅へと向かうバスに一人お世話となり、
自力での下山は断念した。

そんなあれこれを思い出しながら、
夏休みにまた78歳の母に山の景色をと6月末から企画。
山頂まで行かずともゴンドラで山野草美しく眺望も無理なく楽しめると
昨年訪れた入笠山に行き先を決めた。
手頃な日帰りバスツアーと思っていたが、
82歳の父が自由が利かないバスツアーはパスというので
7時半新宿発のあずさ3号5号車に乗り、富士見駅からシャトルバスで。
そして、温泉に浸かってゆっくりしようと、
こちらは田舎からの帰り道、両親と必ず1泊した思い出の上諏訪に。

台風が通り過ぎたあとの入笠山は午前中は曇り空だったが
午後は青空が広がり素晴らしい景色を見せてくれた。
色とりどり山野草が咲き乱れる中、写活しながらのんびり歩く。
オーダーストップのかかってしまったマナスル山荘での昼食を諦め、
花畑を少し散策してから、行きは楽な車道を歩いたので
戻りは山道を通り、湿原前の山彦荘へ。
とろろ蕎麦(冷し)をいただいた。
母の山菜蕎麦が先に来て、様々なきのこたっぷりに
そうだ、山彦さんのご主人はきのこ狩りの名人だったのにと悔やまれたが
とろろ蕎麦にもきのこがあって嬉しかった。
もう一度山野草園を巡りたいという母に
父はゴンドラで先に降りコーヒーでも飲んでると。
今度は八ヶ岳展望台まで足を運び、鐘を鳴らし
夏の青空の広がる雄大な景色を堪能する。
日の差す花々は一層美しく、写活にも力が入る。
昨年のソフトクリーム割引券を提示するも無効だったのは恥ずかしかったが
ルバーブソフトミックスは美味しかった。

祖母が他界してからご無沙汰となっていた上諏訪での定宿。
受付でスタッフさんのもう10年振りくらいになりますねに
父はとっても恥ずかしそうで、でも嬉しそうでもあった。
両親を残し、夕飯まで夕暮れの諏訪湖を散策。
諏訪湖への水切りや諏訪河畔公園の羊のオブジェにまたがったり、
10年前まで毎夏やっていたことを
まるで体が覚えているかのように自然にやっている。
その公園で20時半からは10分間の恒例のサマーナイト花火。
8月10日は特にスペシャル花火デーで15分間。
それはそれは美しい大輪の花火のオンパレード。
懐かしくて美しくて素晴らしい諏訪湖の夜だった。
そして、家族で元気にまたこの地に来られた幸せをかみしめる花火だった。

高齢の両親との旅は、先が見通せない今しかできないこと。
沢山悩んだけれど、やっぱり行ってよかった。


赤城自然園〜群馬花巡り②

2021-04-11 11:17:48 | 旅行記

小夜戸・大畑花桃街道の前に訪れたのは2度目となる赤城自然園。
4月になって、平日も開園だ。

10時に入園、ほぼ人おらず。つつじの丘から右回りで。
カタクリがまずはお出迎えしてくれる中、
優しいピンクの丸みをおびた花びらのアカヤシオ。
山に行かずとも、こんなにアカヤシオが見られるなんて! 感動❤
そしてシラネアオイの苑へ。見頃はまだこれからかな?
他にもハシリドコロやイカリソウと、
普段お目にかかれない植物を見つけるたびに心が躍る!

    

前回は力尽きて回れなかった自然生態園へ。
カタクリの林を目指す。
木道が湿原歩きを思い出させてくれるが
カタクリはほとんど花開いていなかった。

このエリアで目に止まったのは、
朱色と丸まった花びらのコロッとした感じが心地よいクサボケ、
静かに凛として佇むヒトリシズカ。
そして、カメラを向けられてたあとに目をやると葉っぱしか見られず、
本当に好きな人は新芽から撮り始めるんだねと感心していたのは、
実は葉っぱの下にすっかり覆われていたウスバサイシン。
誰かが落ち葉を軽く除けていたので、池の前で運良く目に入った。

  

ナナフシ橋を渡り返す頃には日も出てきて
園内全体がキラキラと輝き始めた。
見事なシャクナゲにモクレン、ハクモクレンが色鮮やか。
クリスマスローズにせせらぎにはお化け水芭蕉。

     

新しい生命が動き出し、喜びにあるれているかのよう。
私自身も生き返るような、素晴らしい散策だった。
榛名山牛乳使用の赤城自然園アイス・ミルクも美味しかった