もう何年も前に、ひょんなことから知ったできごと。
理事会のメンバーは、社員たちに御不幸があると
お香典が法人から用意されるみたい。
振り返ると2017年2月、
先輩契約事務同僚さんのお父様が他界されたとき
最初は理事からお気遣いをいただけるなんてと有難く恐縮していたけれど、
上記のことを知る由となり、真のお気持ちではなかったのかという落胆。
さらには、理事たち6人はお香典を各自用意していただいたのに
その中の一人のお香典は、彼女の手元に渡ることはなかった。
その時の彼女の複雑な思いは計り知れない。
結局5人の理事たちに大きな香典返しを用意し
理事室のそれぞれの席に置き、ひとりだけ乗せようがない状態で
わかる人にはわかるようにした、せめてもの反撃。
理事室にいる法人事務さんが驚き呆れた顔をしていたというのが
せめてもの救い。
そして、今年2月、
昨年度新しく転職されてきた契約事務職員さんのお母様が他界。
5人となって一人を残しメンバーを一掃した理事会。
私と同い年のS理事が、お香典を彼女にいの一番に渡しながら
これから理事たちがどんどん持ってくるから。
これは、絶対お返しとかいらないやつだからと念押しされたとか。
これって、それって、やはり法人から用意されているものと
オブラートに包むようで、はっきり言っているようなもの。
なのに、やはり新たな一人が、なかなか彼女にお香典を渡さなかった。
S理事に言われたこともあるので
法人事務さんに彼女があれこれ尋ねると
法人から用意されているお香典だけれど
理事たち個人個人に、過去皆さま香典返しを半返しでしているという。
その準備のこともあるからと、
お一人いただいてない方がいると打ち明けた彼女。
法人事務さんは自分はちゃんと用意しているのにと心外。
そのA理事に即確認、渡すよう促したらしい。
後日、バタバタして忘れちゃってました…と。
物々交換のように、お香典をいただいたそばから
香典返しをするという図になったとか。
他にも、私とは別のところに所属する彼女は
上司からそこの会社名でお香典をいただいたと。
それはその職場皆から集めたものではなく、
やはり法人から用意されているので、
気にすることはないよう言われたと。
話を聞きながら、いつかやって来る自分の時のために
こっそり参考にさせていただく。
それにしても、理事の渡し忘れ?って…。
こういうことこそ、何をおいても忘れてはならないものだと思うけれど…。
上に立つべき人が、そんなことでいいのだろうか。
モヤモヤしたけれど、所詮その程度の職場なのかと再認識。
まさか、その数か月後に自分に降りかかってくるとは
その時は思いもしなかった。