コロナ禍で一時改装に入ったメトロ製菓・ロイスダール本店。
オープンしてみたら2階のこじゃれたレストランは営業再開せず、
一階のパンと焼き菓子、チョコレート、フレンチ総菜の販売と
イートインコーナーだけになってしまった。
名残のお食事もそこで少しできるけれど、
ゆったりとした空間できちんとした接客を受けながらいただく
お食事のあれこれは美味しいばかりでなく
豊かな気持ちにさせてくれたものです…
百貨店ではアマンドリーフなどの焼き菓子が主流だけど
ここではパンだけでなく生ケーキも販売していて、
特別感があって嬉しかったんだけどな。
とはいえ、毎朝の食パンを買いに帰りしなに立ち寄ることしばしば。
食パン以外にも閉店間際で品数少なくなった中から
時折まだ残っていた!という一品もあるわけで、
不必要につい手に取ってしまうことたびたび…。
そんな中出会ってしまったのが、昨年後半だったか
冷蔵ケースの中に置かれた新商品あんバターサンド。
18㎝ほどの小ぶりのバケットに横から縦に切れ目を入れ
あんこが全面に均一に塗られ
その上に3㎜ほどの厚さのバターが2切れ(5㎝×7.5㎝くらい)並んでる。
バケットはリベイクしなくてもほどよい食感、
しつこくない甘さの北海道産粒あんと上質な有塩バターのハーモニー。
どれかひとつでもその塩梅が違っていたら
全然違うものになってしまっていたのでは?!
それぞれの素材の良さが変に主張されずバランスよく
一口で思わず笑みのこぼれる一品!
毎回冷蔵ショーケースを覗くけれど、
同じように感じているファンも多数おられるのだろう、
閉店前の駆け込み時にはお目にかかることはほとんどなく…。
でも奇跡的に、気合いを入れたい明日の山登りの朝食に!や
今日はくたびれたから夕飯前に密かに口にして癒やされたいとか
そんな風に思う日に限ってちゃんと待っていてくれる。
一昨日もちょっと気になることが生じて、
それをポロリして親身になってくださった方が昨日はイベントでお疲れになる日。
元気になりたいし、元気に乗り切ってほしいと思った日のロイスダール。
あんバターサンドが2つ、冷蔵ショーケースに残ってた!
迷わず購入して翌日お礼と私の勝負パンとしてお渡しする。
無事イベントも終えて、ほっと一息美味しくいただけたとのこと。
あ~、なんでこんなに美味しいんだろう。
長く残ってほしいなぁ。