パエ-リャ

木製カトラリ-

ボホ-ル紀行(12)

2016-06-17 07:49:54 | Weblog

このリゾ-トには蛍ツア-があったので、半信半疑だったが、アウトリガ-の手漕ぎの小舟(バンカと呼ぶらしい)の貸し切りで出てみた。レストランの船着き場を出た時には、まだ明るくてどうなるのかと思ったが、その後、川面は急速に暗くなり、アウトリガ-の足の部分が邪魔して狭いところには入らないものの、それなりに蛍がいそうな場所には十分近づいたと思う。

コタキナバル近くの川(以下の地図)で蛍を見た時のような

  蚊などの来襲(猛烈)はなかったものの、

ブルネイ王国の近くの川(以下の地図)

  

(この川には何故か蚊がいなかった)で見た時の乱舞とは程遠く、何故か高い木の上の方に群生していて、川面近くをふらふら飛ぶような蛍はほとんどないので、まじかに蛍を見た気分には全然ならない。この川では一緒に乗り合わせた中国系の女の子が蛍を取りまくってペットボトルに入れて遊んでいた程、沢山近寄ってきた。

理由は間違いなく、川辺には止まるのに適切な低木が少ないためだろう。なので、ロボック川上流での蛍ツア-はあまり勧められない。ただ、海岸のロアイ分岐点にある水上レストランそばの小さな湖の蛍は試して見る価値はあるかも知れない。

蛍に関しては、今月の初めに湯河原の宿に泊まって万葉公園の源氏ボタルを見たが、数は少ないものの、南洋蛍との違いに驚いた。光の強さと大きさが、感覚的な話でしかないが、南洋のものと比べて10倍くらいあるような気がした。 (日本のホタルのイメ-ジ)

よくイラストで見かけるボワ〰っと光の雲が広がるように見える蛍の光は誇張なのではと思っていたが、全然誇張でないと感じるほどだ。それ程、日本の蛍は大きく、明るく見える。それに比べると南洋の蛍は数が多いものの、点にしか見えない。 蛍の大きさも違うのかも知れない。(南洋蛍、イメ-ジ)
 

さて、このリゾ-トの少し上流にある、極めて重要な橋のそばにはレストラン船の発着所がある。が、評判は良くない。高いし、船上でのマリアッチ的な音楽がウザイとか、食事がまずいとか、寄付金をつのるとか、いくつかあるみたいで、結局乗らなかった。

その意味では、船着き場でカヤックを借りるほうが川に出た気分になるだろう。その他には、海で最近よく見かける、大きなサ-フボ-ドに立って乗って、パドルで進むのもあったが、落水の危険があると思う。 唯、水面はとても静かだし、流れも非常に緩慢なのでカヤック遊びは良いと思う。

釣りは、船着き場でやりたかったが、絶えず小舟の出入りがあるので、結局滞在中一度も出来なかった。餌に関しては、簡単に入手できる生エサでは朝食のソ-セ-ジの小さな切り身しか思いつかないが、切り分けをするナイフがないことが大問題で、結局、安全カミソリを分解して対処する他、思いつかなかった。地面を掘ればミミズ位いたのかも知れないが、その時には思いつかなかった。