ボホ-ル島南部の海岸にロアイという重要な分岐点がある。
そこから島の中心部にあるチョコレ-トヒルとして有名なカルメンという場所を南北に結ぶ主要な道路(Loay Interior Road)があるが、その途中から、大きな教会がある賑やかな場所でロボック
川の橋 を渡り、 西に分岐して、標高はさほどないものの、森林地帯を通りタグビラランの港町に向かう重要な別の幹線道路がある。
この道路はコンクリ-ト舗装の片側1車線で、ボホ-ルまでの約25kmの道程の大部分はボホ-ル近郊の混雑を除けば、途中には民家や売店などが両側に時折見られるだけで、熱帯の山地に特有の熱気と静けさに囲まれている。交通量は少なく、大部分はバイクで車はまれにしか通らない。
パングラオ島からの帰り道として選んだのがそれで、上の地図の青線部分になる。結果的にこの選択は良かったし、海岸沿いの同じ道を通らないためには唯一のル-トだった。この青線の部分はすべてコンクリ-トの全面舗装で、快適な山道になっている。
然し、緑色の支線の部分は未舗装の石灰岩の道だ。
この画像のような道で、場所は上の地図に示してある通りだ。舗装はされていないが、人がやっと歩けるような細い道ではないので、ボルネオと比べてフィリピンでははるかに道路網が発達していることがわかる。
フィリピンの人口は約1億なのに、マレ-シアは3千万もないし、そのうちボルネオの人口など3百万位だったと覚えている。だから、道路網は面積的にも狭いフィリピンの方が圧倒的に整備されているので、色々な場所に行ける楽しみがある。
ボルネオでは幹線道路からの支線は極短い生活道路か、あるいは油やしプランテ-ションのサ-ビス用道路しかない。一言でいえばマレ-シア領北ボルネオには、極限られた場所以外には生活臭がないので直ぐに飽きてしまう。
いずれにせよ、この道路に乗るには、パングラオから橋を渡って、そのまま道沿いに直進すればわけないので、矢張り主要な道路なのだろう。暫くはかなり交通量も多く、然も、上り下りの坂の多い地形になっている。混雑した区域を抜ければ、静かな道路が始まる。
この画像は タグビラランを出てすぐの部分の様子を見せている。快適な舗装道路で、暫くすると小学校などもあるので、 そこそこに人は住んでいるが、まとまった集落は見かけなかった。場所的には地図のあたりだ。
恐らく、この道路の周辺で一番関心があるのはタ-シャの2番目のサンクチュアリ-かもしれない。 この道路沿いの分岐点の画像が以下になる。
場所的には次の地図が示している。 タグビラランから10kmほどの処だが、気が付かなかった。
このあたりの山道の様子が以下になり、 気が付くと教会があったりもする。
この地図の場所だ。教会はやたらにある。田舎であることを考えると、日本の公民館より密度が高いと思う。
この途中で気が付いたのは「セビリヤ 9km」という標識で、その先に多分分岐点があるのだろうと思いながら走っていたが、気が付かないで通り過ぎ、かなりの急坂をくだると、見覚えのある橋が見えてきた。 いつもはチョコレ-トヒルに通じる道路からしか見てなかった橋なのでなるほど、この橋にぶつかるんだ、と納得したし、もうホテルに実質上帰り着いたことになるので、気になっていた橋の周辺の川沿いを徹底的にバイクで走り回った時のル-トが以下になる。
川に沿った緑色の線の部分もゆっくりと見てみた。明らかに欧米人が住み着いていて、建設資材を運びこんだり、道は狭くて凸凹ではあるけれど、散歩するには最適だと思いながら走っていた。つまり、この辺は、大部分は川のおかげでもあるが、感じの良い、落ち着いた場所だった。
いわゆる、ロボック名物のレストラン船の発着所もこちら側の橋のすぐそばにある。 ただ、レストラン船の発着所は数か所あるような印象を受けた。いずれにせよ、こちら側の画像はない。
赤の線の部分は画像がかなりある。ゆっくりと走ってみた部分だ。大通りのガソリンスタンドから曲がれば、川に突き当たる。 足場のしっかりしてた、気楽で邪魔されないで釣りが出来るような場所も数か所あって、 何よりも明るくて、光と影が程よく入り混じる広々とした空間 なのでとても気に入った場所だ。
特に、客の姿は見えなかったものの、川沿いに、ちょうど加茂川べりの料亭のようにテ-ブルを出している処もあり、次回再度訪れてみたい場所のひとつだ。