パエ-リャ

木製カトラリ-

ボホ-ル紀行 (23)

2016-06-28 08:40:13 | Weblog

フィリピンは、 スペイン本国と直接の交易で発展したわけではなく、メキシコのアカプルコと太平洋を越えて直接船でやり取りしていたので、メキシコ風、あるいはスペイン風のメニュ-がありそうなのに、ない、これはとても不思議だ。最低でもトルティ-リャが

あれば、それとビ-ルで満足出来るのだが。   この画像はレストランの右端の様子。奥は土産物コ-ナ-になっていて、その奥が清潔なトイレになっている。


そんなわけで、このレストランには長居もしなかったが、しきりと、女主人がアロ-ナ海岸が

素晴らしいと勧めていた。 

アロ-ナはそこから先、そんなに遠くない場所にあるけれど、砂浜の海岸そのものには元々関心がなかったので、バイクを止める積りは最初からなかった。どうせ、欧米人好みの砂浜だと決めつけていたからだ。

 これがアロ-ナビ-チの様子だ。とても好きにはなれない光景だ。

唯、後で地図を見ていて、海岸沿いに人工の道路が作られていることに気が付いた。

           事前に知っていれば、その部分だけでもバイクで走行したかったと思うが、ビ-チ全体はただの砂浜にしか過ぎない。なので、長期滞在すればすぐに飽きてしまうだろう。3日で飽きると思う。

    この画像はビ-チに並行して作れられている海上道路にダイビングボ-トが接岸している様子だ。

そのアロ-ナ海岸に近づいているのは、道路の両脇の感じと、明らかに高級なリゾ-ト施設の

出現、小奇麗な店の数、 

歩いている人の服装や喧噪で、 丁度真夏の葉山の海岸通りを通っている感じを受けた。

      一言で言えば、華やかさだろう。

結局、日本で言うセブとはマクタン島の空港とは反対側の部分、そしてパングラオ島のアロ-ナ海岸の事だとしか思えない。

セブの町中の事を考えれば、あんな町汚い処に滞在するのは御免だし、高いタクシ-代を払い大渋滞の橋を渡って、わざわざ汚い街に行く理由は全然ないからだ。

日本のODAで建設中の空港(2017年9月開港)の場所は、

  走行中、絶えず右側の奥地にあったが、おおよそしか判らなかった。完成すればマクタン空港そのものも寂れてしまうだろう。パングラオに一番近いタグビララン空港は管制官もいないほど小さなものだし。

現在のところ、いわゆるセブ観光の基地としての国際空港はマクタンしかない。然し、パングラオに2000m級の滑走路ができれば、十分に国際線の直行が可能だし、セブの町も観光客が激減するのは目に見えている。マクタンはセブの市街地には近いけれど、観光目的を考えればビサ-ヤ地方の要所にあるわけではないからだ。

そもそも、考えてみれば、フィリピンの国際空港は3か所しかないと思う。マニラ、セブ、ダバオだけだと思う。もしかしたらプエルトプリンセ-サもそうかもしれないが。

そんな訳で、アロ-ナ海岸の前後の1km位はすべて各種の華やかなリゾ-ト施設だったが

 海岸を見ないで、結局、そのままアロ-ナ海

岸の目抜き通りを通過してしまった。 

でも、島の西側部分に入って行っても、一定の華やかさは残っていたし、パングラオが全体として、明るく、屈託のない観光地なのは間違いない。

アロ-ナ海岸を過ぎると、直ぐに左側に大きな教会が見えてくる。

 非常に立派で、フィリピンの教会に一般の観光客が自由に入れるのかどうかは知らないが、少なくともイントラム-ロスでは可能だったので、次回からは試してみたいものだ。

この教会がパングアオ周回道路で西海岸を経由してタグビラランの橋に戻る実質上の転回点に

なる。道幅も広く、 とてものびのびした

素晴らしい街並みだと感じていた。 

至る所にリゾ-ト施設の看板を見かけたし、

パングラオが今後衰退する可能性は非常に少ないだろう。

ビサ-ヤ  の中心にあることは間違いないのだから。パナイ最北部のボラカイなど、韓国人の溜り場になっているので、今後はパングラオ以南に目を向けたいと思う。

以下の画像は島の西側部分の集会道路の様子だ。

この最後の画像でもわかるように、島中が白い石灰岩なので、とてもスペイン的で、赤いテラコッタのボルネオにスペイン人が行かなかった理由かもしれない。